分散投資でリスクを抑えリターンを得る仕組み

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将来への貯蓄や経済的自由を得るために投資をした方が良い、と叫ばれている現代。周りも投資を始めているし、自分も投資をはじめようと考えているけど、リスクが怖い・・・。そんな方は少なくないと思います。

リスクを恐れすぎて、投資になかなか手を出せない方には知って頂きたいのが、分散投資です。

分散投資は、リスクを抑えリターンを得る投資方法です。今回は、そんな分散投資について解説していきましょう。

1.分散投資とは

投資先は、株式や債券、外国通貨や不動産など、様々な投資の種類があります。このように投資先へ同時に投資を行うことが分散投資です。

基本的には短期的な投資においての投資方法ではなく、数年~10年単位の中長期的な投資期間を見込んだ投資方法であることが分散投資の特徴です。

また、投資先を分散させることによってリスクが軽減されると言われています。しかし、投資商品の価値が永遠に下がらないことはなく、また上がり続けることもありません。

投資は、上下の変動をしているのが常なのです。そのため、投資先を一つに絞ることはリスクとなり、分散投資が推奨されているのです。

2.投資先によってリスクは異なる

分散投資をすれば、リスクは軽減されるというのが通説ですが、その投資先によりリスクは異なります。

投資のリスクは、結局は投資の結果、損をするか、得をするかその展望を確実に読むことが難しいこと。

投資の価値が上がる可能性があるものを適切に選べば、投資のリスクは軽減されるし、価値が下がってしまうと見込まれるものを選んでしまえば、それはリスクを増長することになってしまいます。

例えば5年前に100万円を投資した場合、価値が下がってしまうリスクや元本が割れてしまうようなリスクも異なり、リターンの大きさも頃なります。

そして、どこが儲かる投資先であるかは誰にもわかりません。金融市場は、日々世界の社会情勢などに影響されて刻々と変化しているからです。

だからこそ、投資先を分散させ、1つの投資先に儲かる可能性が低くなっても、他の投資先によりカバーすることができるので、リスクを軽減すると言われ、分散投資は推奨されているのです。

3.ポートフォリオとは

分散投資をする際に使われる用語にポートフォリオという用語があります。

ポートフォリオとは、投資の組み合わせのことで、各投資先をまとめたリスクとリターンを数値化したものです。各投資先のリスクとリターンを数値化したものと、このポートフォリオの双方向から、分散投資を眺める必要があります。

分散投資をする際のリスク・リターン管理には、まずはこのポートフォリオという言葉を知っておきましょう。

4.分散方法

一重に分散投資と言えど、その分散は大きく4種類に分けられます。

  1. 地域の分散
  2. 商品の分散
  3. 通貨の分散
  4. 時間の分散

上記の分散の種類を抑えて、賢く分散投資を行いましょう。次に、それぞれの分散がどのようなものなのかをご紹介します。

4-1.地域の分散

投資先は、日本国内以外の海外にもあります。新興国と先進国、アジアやヨーロッパなど、投資先により性質が異なりますが、投資先は日本国内に留まらないということを知っておくことで、リスクの軽減やリターンの獲得に繋がります。

4-2.商品の分散

商品の分散とは、1つの投資先だけに投資をするといった方法ではなく、様々な金融商品への投資をすることが分散投資の基本です。

分散投資のリスク軽減やリターンの獲得への道も、まずは商品の分散から始まります。

4-3.通貨の分散

通貨の分散は、日本円、米ドル、トルコリラなど様々な国の外国通貨で投資を行うこと。為替による差益を生む可能性もあり、リスク軽減、リターンの獲得にも繋がります。

4-4.時間の分散

時間の分散は、いわゆる短期間での取引を考えるのではなく、長期的に積立をすることで、長い投資期間の中で価格変動のリスクを緩和する目的で行う分散方法です。

ほかの地域、商品、通貨の分散と組み合わせて投資することでよりリスクの軽減、リターンの獲得に繋がりやすくなります。

5.長期投資と組み合わせよう

地域、商品、通貨、時間の4本立てで行う分散投資ですが、時間の分散とも通じるところがあり、分散投資は長期的な投資との相性が良いです。

長期投資は、5年から10年という単位で投資を行うもので、長い目で投資を行っていく投資方法です。

長い投資期間の中で、価格変動の上下リスクを分散するためにも、地域の分散、商品の分散、通貨の分散、時間の分散の分散4本立て分散投資と組み合わせていくことがリスクを軽減しながらリターンを得るセオリーなのです。

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