ねんきんネットでできることは?登録しないとどうなるの?

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「ねんきんネット」を知っていますか?ねんきんネットは、オンラインで自分の年金情報を確認できるサービスです。

ネット銀行やネット証券などの便利さを実感し、「年金情報もオンラインで確認できたら」と、ねんきんネットを利用しようか迷っている方もいるでしょう。

この記事では、ねんきんネットでできること、ねんきんネットに登録するメリットを解説します。ねんきんネットに登録しないとどうなるのか?といった疑問についても解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。

ねんきんネットとは

ねんきんネットとは、オンラインで自分自身の年金記録を確認できるサービスです。厚生労働大臣から委託されて年金事業をを請け負っている「日本年金機構」が提供しています。

ねんきんネットをまだ利用していない方は、毎年誕生月になるとハガキ版の「ねんきん定期便」が送られてきているはずです。ねんきんネットに登録すると、これまでハガキで確認していた情報を、いつでもスマホやパソコンから確認できるようになります。

セキュリティについて不安を感じる方もいるかもしれませんが、ねんきんネットの情報は「EVSSL」と呼ばれる暗号化技術で守られており、安全に閲覧できる仕組みになっています。

ねんきんネットでできること

ねんきんネットに登録すると、次のようなことができます。

  • 過去の年金記録を調べる
  • 将来受給できる年金の見込額を調べる
  • 日本年金機構から郵送される各種通知書を確認する

過去の年金記録の確認

ねんきんネットでは、あなたの年金情報をまとめて確認できます。

多くの方がもっとも気になるのが、国民年金・厚生年金保険などの納付状況ではないでしょうか。ねんきんネットなら、たとえば厚生年金の場合、標準報酬月額や標準賞与額(将来の年金支給額に影響)、加入時期、会社名といった情報を確認できます。

ちなみに、ねんきんネットに登録すると「ねんきん定期便」のペーパーレス化も選択できます。

ペーパーレスを選択すると、ハガキ版のねんきん定期便は送られてこなくなり、同じ情報をネットから「電子版ねんきん定期便」として閲覧できるようになります。

将来受給できる年金見込額の確認

ねんきんネットでは、現在と同じ条件で60歳まで年金に加入した場合の「年金見込額」を確認することができます。

また、ねんきんネットならではのメリットとして、将来受け取れる年金額をさまざまな条件のもと「試算」することも可能です。

今後の職業、加入する年金制度の種類、繰上げ受給や繰下げ受給、後払い(追納)などの条件を自由に設定すると、将来の年金額を具体的にシュミレーションすることができます。

日本年金機構から郵送される各種通知書の確認

日本年金機構から送付される「年金振込通知書」「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」「公的年金等の源泉徴収票」「年金額改定通知書」「支給額変更通知書」といった年金関係の書類は、ねんきんネットから確認できます。

また、これらの書類はねんきんネットで再発行申請も行うことが可能です。

ねんきんネットを利用するには登録が必要

ねんきんネットの利用には、事前の登録が必要です。

  • 基礎年金番号
  • メールアドレス
  • アクセスキー(ハガキ版のねんきん定期便に記載)
  • 基礎年金番号

などを用意し、お名前や住所をねんきんネットの登録ページに入力しましょう。

なお、不明な点がある場合、日本年金機構のナビダイヤル「0570-058-555(ねんきん定期便・ねんきんネットに関するお問い合わせ)」も用意されています。

ねんきんネットに登録しないとどうなるのか

2021年1月現在、ねんきんネットへの登録は必須ではありません。

また、ねんきんネットはあくまで年金情報を「確認」するためのサービスなので、「登録しないと不利益がある」「登録しないと重要な手続きができない」といったことはまったくありません。

ハガキ版の「ねんきん定期便」が不要な方や、ネットからより便利に年金情報を確認したい方向けのサービスだといえるでしょう。

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