分散投資とは、大きなリスクを避けて、長期的に利益を確実に増やすための資産運用方法のことです。
例えば、1つの金融商品に多くの資金を投入したとします。その商品が大きく値を上げた場合はその分、資産は増えますが、逆にその商品が大きく値を下げた場合、その分自分の資産も値下がりしてしまいます。
投資対象を様々な物にして、価格変動のリスクを低減させる方法として、分散投資があります。
分散投資は主に3種類ある
分散投資にはいくつかやり方があります。
投資先分散
主に株式投資などをするとき、投資先を分散させて運用していく方法です。
数社に分けて様々な業種の企業の株を購入することで、1社は株価が上がり別の1社は株価が下がった場合でも、全体的な損得の変動率は小さくなります。
時間分散
投資商品を購入するタイミングを分散する時間を分散して投資する方法です。
これは「ドル・コスト平均法」と呼ばれるもので。商品を購入するときの平均単価を抑えるのに効果的な方法です。
基準の価格は変動するため、価格が低い時には多くの口数を購入し、価格が高い時には口数を減らして購入しすることで、購入時の平均単価を下げる方法です。
時間を分散させる分散投資方法が向いている人はどんな人ですか?
利用までの期間が短期・中期・長期それぞれで、目的が幾つかある方は時間分散で商品を選ぶのが向いています。
商品分散
株式、債券、不動産など、銘柄を分けて購入していく方法です。
このスタイルは比較的ローリスクであり、外貨預金と円預金、もしくは国内債券と外国債券に分散する手法などがあります。
為替の変動によるリターンを狙えるほか、金利でのリターンも期待できます。
商品を分散させる分散投資方法が向いている人はどんな人ですか?
商品分配も投資先分配も、投資に興味があり、投資資金も十分にある方は商品の特性ごとに利用目的を分けて投資するのに向いています。
分散投資のメリット
分散投資のメリットとして、分散投資を数十年単位の長期で資産運用を行うことで、安定した利益を得られる可能性が高い点が挙げられます。
また、保持している資産を目減りから守ることもできます。
分散投資のデメリット
分散投資のデメリットとしては、結果を得られるまでの資産運用の期間が長い点が挙げられます。
また、長期間時間がかかるのにそれほど収益が出ません。
さらに、資産を分散して投資するので、何社もの株を買わなくてはならないため、調査・分析に労力がかかります。
分散投資はどちらかというと保守的な資産運用なので、資産運用初心者の人や大きなリスクを避けたい人、若年層の人が着実に資産形成する目的でできる長期的な資産運用の方法と言えます。
まとめ
- 分散投資とは、大きなリスクを避けて、長期的に利益を確実に増やすための資産運用方法
- 分散投資は主に3種類ある
- メリットは安定した利益を得られる
- デメリットは結果を得られるまでの期間が長い
- 分散投資は保守的な資産運用な為、初心者やリスクを避けたい人におすすめ