お金は普通郵便では送れない!覚えておきたい現金を送る方法

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現金は、普通郵便で送ってはいけないことになっています。なぜなら「現金を普通郵便で送ってもOK」ということにしてしまうと、セキュリティなどの面で莫大なコストがかかってしまうからです。

このため、日本では郵便法によって「現金を普通郵便で送ってはならない」というルールが定められています。

お金を送りたい場合には、普通郵便よりも少しコストがかかる「現金書留」「為替証書」を利用します。この記事では、現金を郵送したい場合の方法や、郵送以外の送金方法について解説していきます。

現金を送る方法

ご祝儀やお礼のお金など、「現金で郵送したい」という場合はどのような方法を取れば良いのでしょうか。

現金書留

現金を直接送るには「現金書留」という制度を使います。これは専用封筒を郵便局で購入し、その封筒にお金を入れて送る方法です。

現金書留封筒は、1枚21円です。郵便局でしか購入できません。基本料金は430円ですが、送る金額が10,000円を超えると5,000円ごとに10円ずつ高くなる仕組みです。

郵便局で専用封筒を購入したら、表面に金額を記入し、窓口から送付します。現金書留には何かあった場合の賠償がついていますが、金額を記入していなかった場合は賠償額の上限が1万円になってしまうので必ず記入しましょう。

現金書留で送ることができる金額の上限は決まっていませんが、賠償額の上限が50万円なので、50万円までにしておくのが安心でしょう。。

為替証書

現金書留以外にお金を送る方法として「郵便為替証書」があります。現金ではなく 「現金に引き換えられる証書」を普通郵便で送る仕組みです。

郵便為替証書は2種類あります。普通為替と定額小為替です。

「普通為替」は1枚につき10万円までの範囲で自由に設定することができ、「定額小為替」は、12種類の金額から、組み合わせて送ります。

また、郵便為替証書を発行するには発行手数料が必要です。一度発行した証書には有効期限が定められるため、期限を過ぎてしまうと再発行手続きが必要になります。

現金以外の送金方法

「どうしても現金で送る必要がある」という場合以外は、銀行振込やスマホ決済などで送金するのがおすすめです。手間もかからず、安全に送金することができます。

銀行振込

現金をそのまま送るということにこだわらないのであれば、やはり銀行振込が確実ですね。同じ銀行間であれば手数料がかからないことも多いです。

銀行振込なら、昼夜問わずいつでも送金できます。ご祝儀などは現金でやり取りしないとお祝い気分にならないかもしれませんが、立て替えてもらったお金を返却する場合などには、安全で便利な方法です。

スマホ決済

近年、急速に普及してきたスマホ決済。スマホ決済サービスでは、支払いだけではなく、お金を送り合うことも可能です。手数料もかからず、一瞬で送金することができます。

友だち同士で割り勘したお金や飲み会の参加費など、現金を持ち合わせていなくてもその場で簡単に幹事さんに送金できるので、大変便利です。最近では、給料をスマホ決済で支払う企業もあるそうです。銀行振込に比べて手数料が安いため、経費削減にもつながります。

まとめ

いかがでしたか?

現金は直接封筒に入れて普通郵便で送ることができません。現金を郵送したい場合は、現金書留や郵便為替証書を利用しましょう。

現金で送る必要がない場合は、銀行振込の他、スマホ決済なども便利に使えます。送金方法をいろいろ知っておいて、必要な時に活用できるようにしておきたいですね。

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