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ミックス犬がなりやすい病気とは?長生きのポイントも解説!

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ミックス犬は病気に強いと言われますが、親の犬種によるなりやすい病気もあります。なるべく寿命を延ばせるような長生きしてもらうミックス犬の飼い方のポイントも解説しています。
「ミックス犬」と呼ばれる犬の人気が高まっています。
ミックス犬は個性的で、その犬にしかない魅力がある一方で、個性的な分飼い方などはマニュアルがなくどの情報を参考にしていいかわからないという方もいます。
この記事では

・ミックス犬の基礎知識
・ミックス犬の平均寿命と傾向
・注意すべき病気と飼育のポイント

について解説します。

最後までお読みいただければ、「ミックス犬の病気と飼い方」がわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


 

ミックス犬とは?

ミックス犬とは違う犬種同士の親の間に生まれた犬のことです。

人の感覚で言うなら「ハーフ」というとしっくりきやすいと思います。

 

ミックス犬と雑種の違い

ミックス犬と雑種犬の違いは親が純血種であるかどうかです。

しかし、厳密に言えばミックス犬と雑種の大きな違いはありません。

なぜならミックス犬も雑種も血統で言えば「交雑種」になるからです。

 

ミックス犬と雑種の違い

・ミックス犬・・・異なる純血同士の親から生まれた犬
・雑種犬・・・2種類以上の異なる犬種から生まれた犬

 

ですが最近では、「チワックス」や「チワプー」といった犬の人気を受け、両親の血統がはっきりしているミックス犬とはっきりしていない雑種犬とを区別するようになっています。

 

ミックス犬の平均寿命、最高寿命は何歳?

ミックス犬の平均寿命は親犬の犬種によって差がありますが、一般的には小型犬であれば13〜15歳程度、中・大型犬であれば12〜14歳程度と考えられます。

しかし、同じ犬種でも病気に強い子もいれば大病を患う子もいます。

また、生まれつき長寿な子でも健康に悪い生活を続けていれば、短命で終わってしまうこともあります。

日本ではミックス犬の最高寿命は「プースケ」の「26歳8ヶ月」です。この記録はギネスにも登録されています。

 

ミックス犬の寿命は長い?短い?

基本的に、交雑種は純血種よりも病気に強く、長生きであると言われています。

しかし、親同士が純血であるミックス犬の場合はそうとも言い切れません。なぜなら、親の状態次第では子犬に遺伝的疾患が受け継がれることがあるからです。

 

寿命が長いといわれるミックス犬の種類は?

親の犬種の平均寿命が長いと、生まれた犬も長寿の可能性が高くなります。

犬種別で見ると平均寿命は以下のようになっています。

 

犬種別の平均寿命

・イタリアン・グレーハウンド・・・15.1歳
・ミニチュア・ダックスフンド・・・14.7歳
・トイ・プードル・・・14.7歳
・柴犬・・・14.5歳
・パピヨン・・・14.4歳

となっています。また、別の統計によると大型犬になるほど平均寿命が短い傾向にあります。

これらのデータから比較的寿命が長い傾向にあるミックス犬はこのような組み合わせになります。

 

比較的寿命が長い傾向にあるミックス犬

・チワワ×ダックスフンド
・マルチーズ×トイ・プードル
・ダックスフンド×トイ・プードル
・ポメラニアン×柴犬

などです。

しかし、犬の平均寿命は犬の健康管理によって大きく差がついてきます。これらはあくまでも1つの目安程度にとどめておくのがいいでしょう。

 

ミックス犬は病気になりやすい?

ミックス犬は雑種犬に比べ、親の特異体質や遺伝的疾患を受け継いでしまう可能性が高くなることがあります。

しかし、親の犬種が分かるからこそ、その犬特有の病気に注意することが可能です。ミックス犬ならではの特徴を生かして病気の予防に役立てましょう。

 

ミックス犬が気をつけるべき病気とその予防法

ミックス犬は親の犬種から、気をつけたい病気をある程度予測することができます。今回はミックス犬が注意したい病気と予防法を3つ紹介します。

 

皮膚炎

皮膚の炎症が起こる疾患です。皮膚炎の原因は多様で、アトピーや食物アレルギー、細菌感染や免疫疾患など様々です。

 

なりやすいミックス犬のタイプ

・マルプー(マルチーズ×トイ・プードル)
・ラブラドゥードル(ラブラドール・レトリーバー×プードル)
・ダップー(ダックスフンド×トイ・プードル)
・コッカプ(コッカー・スパニエル×トイ・プードル)

などがいます。

遺伝など体質による症状を完全に防ぐことは難しいですが、日頃からのブラッシングやシャンプーなどで被毛をある程度清潔に保つことは皮膚炎の予防に有効です。

ですが、シャンプーもやりすぎると皮膚のバリア機能を壊し、最近が感染しやすい環境を作ってしまうことがあるので、洗いすぎには注意してください。

 

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨が正しい位置からずれて、痛みや歩行困難が出てくる疾患です。人で例えるなら「膝小僧」がわかりやすいです。

 

かかりやすいミックス犬のタイプ

・チワプー(チワワ×トイ・プードル)
・ポメプー(ポメラニアン×トイ・プードル)
・マルプー

などがいます。

症状の悪化を防ぐためには、肥満にさせないことです。

人と同じで、体重が適正以上だとその分膝に負荷がかかります。

また、フローリングなどの滑りやすい場所などでも膝に負担がかかるため、滑り止めマットやシートなどを敷き、滑ったり転んだりしないための配慮も必要です。

 

大腿骨頭壊死症(レッグペルテス)

太股の骨の出っ張っている付け根の部分が壊死し、関節炎や骨折を起こす疾患です。

関節炎や骨折が起きているので、歩く時に痛がったり、足をかばうような行動が見られます。

なりやすいミックス犬のタイプ

・マルプー
・ポメプー

などがいます。

大腿骨頭壊死症は有効な予防法がないため、歩き方に違和感を感じたら早めに動物病院を受診することをおすすめします。

 

ミックス犬を長生きさせる秘訣は?

純血、ミックスに関わらず愛犬には長生きをしてもらいたいと願う飼い主さんが大半でしょう。

ここからはミックス犬を長生きさせるコツを4つ紹介します。

 

適切な食事管理

食事を選ぶポイントとして「総合栄養食」と記載されているものを選ぶと良いでしょう。

総合栄養食とはそのフードと水だけで健康が維持できるように栄養バランスが調整された食事のことです。

与える量はフードに記載された量を基準にして与えてください。

ただし、太り過ぎも痩せ過ぎも体にとっては負担となるため、定期的に体型のチェックを行い適正な体格を維持できるようにフードの量を調節してください。

 

散歩を欠かさない

すべての犬には毎日適度な運動が必要不可欠です。

犬は本来、1日の半分を匂いを嗅いだり獲物を探したり、見つけた獲物を追いかけたりして動き回っている動物です。

そのため犬には新しい匂いに触れたり、何かを追いかけ回したいといった欲求が本能的に備わっています。

日々の散歩は犬の本能的欲求を満たすのにとても有効です。

人が考える以上に犬にとって散歩は重要な意味を持つため、犬の心と体の健康のためにも散歩は欠かさず行いましょう。

 

それぞれの個性に合ったストレスフリーな環境づくり

ミックス犬の個性は親犬のどのような特徴を受け継ぐかによって性格や体格に違いが出てきます。

そのため、その犬の個性にあった環境を整えてあげることがストレスの軽減に繋がります。

例えば、活発な性格の子なら散歩の時間を長くしたり、定期的にドックランなどに連れて行って思いっきり体を動かせる機会を作ってあげるといいでしょう。

逆に怖がりな子であれば、誰にも邪魔されない自分だけのシェルターのような場所を用意してあげるなどの工夫が必要です。

 

定期的な健康診断

定期的な健康診断は病気の早期発見に繋がります。

犬の場合は、体調が悪化しても軽度であれば隠してしまうことが多く、飼い主が気がついた頃には病気が進行していたということも珍しくはありません。

そのため、定期的な健康診断は犬が隠している病気を見つけて早い段階で治療することができます。

定期的な健康診断は、犬種に関わらずすべての犬にとって長生きのコツの1つと言えます。

 

ミックス犬の食事に関して気をつけるポイントは?

食事が健康の基本であるということは人も犬も同じです。

ここからは、犬が健康でいるために気をつけるべき食事のポイントを3つ紹介します。

 

適切な1日の食事量を守る

食べる姿やおねだりが可愛くておやつやフードを与え過ぎてしまうと、簡単に肥満になってしまいます。

1日の適正な摂取カロリーを把握し、その範囲内でフードやおやつを与えるようにしましょう。

もし食事の適正量がわからないのであれば、動物病院やペットの栄養管理の専門家に相談してみてください

 

おやつを与えすぎない

おやつはご褒美やコミュニケーションの道具としてとても優秀です。

しかしその手軽さから、おやつを与えすぎてしまうとすぐにカロリーオーバーになってしまいます。

またおやつは美味しいので、おやつばかり食べてフードを食べなくなる可能性もあります。
そうなってしまうと健康管理が難しくなってくるでしょう。

おやつの目安としては1日に摂取するカロリーの1〜2割程度に抑えるように心がけてください。

 

高カロリーで添加物の多いものを与えない

ドックフードには数多くの種類があり、高品質からそうでないものまで多種多様です。

そのなかで注意したいドックフードは「高カロリーで添加物の多いもの」です。

添加物というのは合成保存料や着色料、酸化防止剤や香料などです。日持ちや食いつきを良くするために使用されるのですが、毎日少量ずつの摂取でも体に蓄積し、不調を招く恐れがあります。

そのため、高カロリーで添加物の多いフードは避けたほうが無難でしょう。

最近ではペットの健康意識への高まりから、添加物不使用や自然由来の酸化防止剤を使用したフードなども販売されています。

ネットなどでも気軽に購入できるので一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

ミックス犬の老化のサインは?

ミックス犬に限らずすべての犬にとって老化は避けられないものです。

犬の老化のサインは以下のような順番で現れることが多い傾向があります。

ミックス犬の老化のサイン

・白い毛が増える、毛色が薄くなる、ツヤがなくなる
・目が見えにくくなる、白内障になる
・運動量が減る(散歩の時間が短くなる、寝ている時間が長くなる)
・足がもつれやすくなる
・咳をする
・耳が遠くなる
・飼い主が帰ってきても喜ばない
・夜の眠りが浅くなる、夜中に徘徊する
・食が細くなる
・ほとんど寝て過ごす

などの変化が見られるようになります。

次はこのようなサインが現れた時に行うケアについて解説します。

 

ミックス犬がシニア期に入ったときのケアは?

ミックス犬のシニア期の過ごし方は、親の犬種に多い疾患で変わってきます。

例えばトイ・プードルは骨折や白内障になる子が多いです。

トイプードルのミックス犬であれば転ばないように床に滑り止めマットを敷いたり、定期的に動物病院で目の診察を受けると良いでしょう。

また、ダックスフンドは椎間板ヘルニアや歯周病が起こりやすいです。

ダックスフンドのミックス犬であれば、腰に負担がかからないように段差にスロープを設置したり、歯の異常に早く気がつくためにもこまめな歯磨きや歯茎チェックを行ってあげると良いです。

このようにクス犬のシニア期のケアは親の犬種に多い疾患を把握しておくことが大切です。

 

ミックス犬を飼う際のポイントは?

楽しいミックス犬ライフの鍵はその犬の個性を理解して暮らしていくことです。ここからは、ミックス犬を飼う際のポイントを3つ紹介します。

 

性格を見極めた上でしつけをする

犬は品種によって基本的な性格がある程度決まっていますが、ミックス犬はどちらの親の性格がどの程度現れるのか純血に比べ予測しづらいです。

そのため、犬種に寄り添ったしつけマニュアルはありません。

なので愛犬の個性を理解し、その子にとって最適なしつけの方法を探していく必要があります。

どうしても不安があるならば犬のしつけ教室などに参加し、ドッグトレーナーやプロからアドバイスを受けるのもいいでしょう。

 

小型犬でも散歩を欠かさない

犬の体格に関わらず、犬にとって散歩はとても重要です。

小型犬で運動量が他の犬ほど必要とされなくても毎日の散歩は必要不可欠です。

散歩で気持ちのいい運動と気分転換を行い、犬のストレス解消や心身の健康を維持していきましょう。

 

犬種によってトリミングが必要になることも

親の犬種によってはトリミングが必要になることがあります。

プードルやポメラニアン、シーズーなどはトリミングが必要な犬種になるので、そのような犬を親に持つ子であればその子もトリミングが必要な可能性が高くなります。

トリミングの必要が判断できなければ、ブリーダーやペットショップなどで確認をしてください。

 

よくある質問

どうしてミックス犬は純血犬に比べて価格が安いの?

ミックス犬の値段が安い理由は「純血ではないから」です。親同士が純血の場合でも、犬種が違った場合生まれた子犬は「雑種」の括りになります。
残念ながら雑種には「血統」がつかないため「純血」に比べて価格が下がる結果になります。
ですが犬の血統よりも大事なのは犬を迎えた人間が最期まで愛情と責任を持って面倒を見ることです。

ミックス犬はどこでお迎えするのがいいの?

ミックス犬をお迎えしたいと考えるならば、信頼できるブリーダーやペットショップなどがおすすめです。しかし、ミックス犬とは大まかなくくりでは「交雑種」になり、「血統付き」ではありません。
もしあなたが犬の血統にこだわりがないのであれば、保護犬を視野に入れてみてください。今この時間も保健所で殺処分を待っている「ミックス犬」はたくさんいます。
死を待つだけの命に新たな生活を送らせてあげることも1つの選択肢ではないでしょうか?

ペット保険は必要?

動物病院

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

 

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

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【ミックス犬の病気とケア】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ミックス犬とは大きなくくりで言えば「雑種」であり、「純血」ではないということ
・ミックス犬は親の性質が大きく影響してくるため、親犬の特性を理解することが大切であること
・長寿の傾向が強いミックス犬でも適切な飼育でなければ寿命は短くなるということ
について解説してきました。
一度犬を迎え入れたのであれば、犬種に関わらず最期まで愛情と責任を持つことは、飼い主側の責務です。
しかし、ミックス犬の特徴を理解して迎え入れた場合とそうでない場合では、日々の生活の質は変わってくることでしょう。
自分のライフスタイルはどのような犬種と相性がいいか、犬を飼う前に一度よく考えることをおすすめします。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。