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ペット保険は終身で補償される?終身タイプの更新や犬猫の病気も解説

2023年9月22日

ペット保険 比較

ペット保険は終身で補償される?終身タイプの更新や犬猫の病気も解説サムネイル
猫のペット保険は終身タイプの保険がおすすめです。保険の使用回数や疾患によって継続更新ができないこともあるので、各社の更新時の対応についてしっかり確認することが大事です。
猫は寿命が長く、12~18歳まで生きるとされています。
愛猫が長く安心して暮らせるように、終身まで補償してくれるペット保険をお探しの人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は猫の終身ペット保険について詳しく解説します。

この記事では

・ペット保険における「終身」の意味
・ペット保険の更新が拒否されるケース
・犬猫がかかりやすい病気
・終身保険に加入する際の注意点
・終身で加入できるペット保険
について解説します。
最後までお読みいただければ、「終身ペット保険の内容」「猫が入れる終身ペット保険」かわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。


 

ペット保険の終身とは?人の終身とは意味が違う?

私たち人間が加入する終身保険は補償が一生続くのに対し、ペット保険の終身は掛け捨てなので毎年更新しなくてはなりません。

更新方法はペット保険会社によって異なり、自動更新のことろもあれば更新手続が必要なところもあります。

 

ペット保険は更新が拒否されることもある?

ペット保険の更新時は、継続審査があります。

審査基準はペット保険会社によって異なりますが、1年間でかかった病気・ケガ、保険金請求履歴、通院履歴などを見ているところが多いです。

完治が難しいとされている病気や継続して治療が必要になる病気にかかった場合は、ペット保険の更新ができないケースや条件付きで更新できる「特定疾病不担保特則」が適用されるケースもあります。

特定疾病不担保特則とは?
特定のケガや病気を補償対象外にする条件付きでペット保険加入をOKとするものです。
条件内容は加入審査時に決められ、審査基準は各ペット保険会社によってことなります。

また、これまでに保険料を滞納したり契約に不備があったりした場合も更新されないケースがあるので要注意です。

契約更新不可となる判断基準は各ペット保険会社によって違うので、重要事項説明書をしっかりと読んで確認しておくことをおすすめします。

各社の更新時の対応については下記でも解説します。

 

ペット保険に終身で加入するなら保険料に注意!

一般的にペット保険は、年齢が上がるとともに保険料も上がります。

中には0歳と15歳で支払う保険料が2倍以上に設定されている場合も…。

しかし、一定以上の年齢から保険料が終身まで一律のペット保険もあるので、保険料をなるべく安く押さえたい人はそういったペット保険を探すといいでしょう。

下記は、各ペット保険会社のシニア期~終身までの保険料をまとめた表です。

料金の比較がしやすいよう、各社同等プランの保険料をまとめました。

各ペット保険会社のの保険料(月額)

保険会社プラン名補償内容0歳1歳2歳3歳4歳5歳6歳7歳8歳9歳10歳11歳12歳13歳14歳15歳16歳17歳18歳19歳20歳
アニコムどうぶつ健保ふぁみりぃ
50%プラン
通院・入院・手術2,500円2,380円2,390円2,420円2,480円2,570円2,690円2,850円3,040円3,270円3,530円3,820円4,150円4,270円4,340円4,400円4,450円4,480円4,510円4,530円4,540円
アイペットうちの子
50%プラン
通院・入院・手術2,400円2,400円2,400円2400円2,470円2,610円2,850円3,150円3,530円3,980円3,980円3,980円3,980円3,980円3,980円3,980円3,980円3,980円3,980円3,980円3,980円
ペット&ファミリーげんきナンバーわんスリム
50%プラン
通院・入院・手術1,480円1,260円1,410円1,500円1,580円1,670円1,740円1,820円1,920円2,000円2,090円2,090円2,090円2,090円2,090円2,090円2,090円2,090円2,090円2,090円2,090円
PS保険50%補償プラン
※特約あり
通院・入院・手術1,420円1,420円1,420円1,750円
1,750円
1,750円
2,270円2,270円
2,270円
2,440円
2,440円
2,440円
2,890円
2,890円
2,890円
3,250円
3,250円
3,250円
3,420円
3,420円
3,420円
楽天損保スーパーペット保険
通院つき50%プラン
通院・入院・手術1,860円 1,770円1,630円 1,710円 1,860円2,070円 2,340円2,740円 3,070円 3,410円 3,970円 4,710円5,200円 5,560円 6,110円 6,720円 7,380円 8,110円 8,890円 9,730円 10,610円 
プリズムコールプレミアムオレンジプランII通院・入院・手術2,720円 2,720円2,720円 2,720円  2,720円2,720円 2,720円2,720円  2,720円 2,720円2,720円 2,720円 2,720円  ―― ― ― ― ― 
日本ペット少額短期保険プラチナプラン
50%プラン
通院・入院・手術2,910円2,5602,4902,6002,9103,2403,5103,8304,3104,7205,160 5,500円 5,760円 6,370円7,230円 8,250円  8,600円 8,650円8,650円 8,650円 8,650円 

一定の年齢から終身まで保険料が一律なのは、アイペット、ペット&ファミリー、日本ペット少額短期保険の3社です。

アニコムは保険の利用回数によって保険料が割増引する「保険料割増引制度も記載」が適用されます。

通院・入院・手術回数0回1~5回6~19回20~39回40回以上
割増引率10%割引5%割引割増引なし20%割増50%割増

そのため愛猫の通院・入院・手術歴によっては翌年の保険料が上下します。

プリズムコールは12歳まで保険料が一律ですが、13歳になった時点で契約終了となります。

このままプリズムコールでの加入を続けたい場合は「犬・猫 シニア専用更新プラン」に加入できますが、保険料が4,630円と倍近く上がります。

 

終身で加入できるペット保険の更新時の対応

終身ペット保険の更新時の対応を下記にまとめました。

各ペット保険会社の更新時の対応

更新時の対応
アニコム自動更新
更新時に条件を付け加えることはありません。
アイペット自動更新
更新時に条件を付け加えることはありません。
PS保険自動更新
更新時に条件を付け加えることはありません。
ペットアンドファミリー自動更新
更新時に条件を付け加えることはありません。
楽天損保自動更新
日本ペット自動更新
更新時に条件を付け加えることはありません。
プリズムコール病歴などにより、「特定疾病不担保特則」の適用あり。
FPCペット保険病歴などにより、「特定疾病不担保特則」の適用あり。

ほとんどのペット保険会社は、加入者側から解約の意思を伝えない限り自動更新となります。

プリズムコールは13歳になった時点で補償が終了しますが、希望して審査に通れば「犬・猫 シニア専用更新プラン」に加入し直すことも可能です。ただし、病歴によっては条件付きの更新となります。

猫は腎臓病など長期に渡って治療が必要になる慢性疾患にかかりやすいですが、慢性疾患と診断された場合更新時の審査で落ち、更新不可となる場合もあります。

それか、慢性疾患は補償対象外となる条件付き(特定疾病不担保特則)で加入OKとなるかの2通りです。

審査基準は各ペット保険会社で異なり、詳しい内容は明らかにされていません。

更新時に条件を付けることのない楽天ペット保険やPS保険等は終身で更新し続けることが可能です。

アニコムは保険金請求回数に応じた、保険料の割引・割増制度が導入されています。

新規加入年齢には注意

ペット保険には新規加入年齢が設けられており、8~12歳で設定されていることが多いです。

選択肢を増やすという意味でも、7~8歳までにはペット保険に加入、少なくとも検討することをおすすめします。

各ペット保険会社の新規加入年齢一覧

新規加入年齢プラン名
アニコム8歳以上~上限なしどうぶつ健保しにあ
アイペット12歳11ヶ月までうちの子
うちの子ライト
PS保険8歳11ヶ月まで50%補償プラン
70%補償プラン
100%補償プラン
ペットアンドファミリー6歳11ヶ月げんきナンバーわんスリム
楽天損保10歳11ヵ月までスーパーペット保険
日本ペット10歳11ヵ月まで50%補償プラン
70%補償プラン
90%補償プラン
プリズムコール7歳11ヶ月まで犬猫プラン

アニコムは8歳から上限なしで入れるプラン「どうぶつ健保しにあ」があるのが特徴です。また12歳以降は通院付のプランに新規加入することが不可能となります。

しかしアニコム損保では、シニア→ふぁみりぃの移行が可能となっており、腸内フローラ測定の数値次第で通院付のプランに移行することが可能となっています。

ペット&ファミリーとプリズムコールは新規加入年齢が他社よりも低く設定されています。

 

病気でも入れるペット保険はある?

ほとんどのペット保険は、持病や既往症(今は治っているけれど以前かかったことのある病気)があっても加入できますが、加入前に審査があります。

持病や既往症がある猫は加入を断られるか、持病と持病を原因とする別の病気に対して補償されない条件付き(特定疾病不担保特則)で加入OKとなるかの2通りです。

持病や既往症があるのにも関わらず告知せずに加入すると、告知義務違反となり契約内容の見直しや契約解除となる場合があるため注意しましょう。

審査内容は各ペット保険会社によって異なるでの、まずは電話で問い合わせをしてみるのがおすすめです。

病気でも入れるペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

ペットがかかりやすい病気やその治療費は?

猫の終身ペット保険を選ぶときは、犬や猫がかかりやすいとされいている病気が補償対象となっているものを選びましょう。

下記に犬や猫がかかりやすいとされいてる病気をまとめました。

  • 歯周病
  • 腎臓病
  • 悪性腫瘍(がん)
  • 膀胱炎
  • 胃腸炎
  • 心筋症
  • 角膜炎
  • 糖尿病
  • 尿石症
  • 甲状腺機能亢進症
  • 膝蓋骨脱臼
  • 椎間板ヘルニア
  • なみだやけ

これらの病気はほとんどが、手術を行わなくてはいけないものです。

膀胱炎や角膜炎などは通院でも治りますが、治りが遅い場合は通院回数もかさみます。

たとえば猫が歯周病になり、手術で歯石を取った場合約2~5万円の治療費がかかります。

また、手術を必要としない角膜炎でも1~3回程度の通院が必要となり、、薬代や診察代として約1万円かかることが多いです。

 

犬・猫の治療費目安

治療方法治療費の目安
歯周病手術による歯石除去約2~5万円/回
角膜炎点眼約1万円/回
慢性腎臓病(腎不全)入院
点滴
5~10万円/回
尿石症手術による結石除去
入院
10~15万円/回

悪性腫瘍や慢性腎臓病などは1度の治療で治ることは少ないので、何度も通院したり手術したりするケースが多いです。

治療が長引けば長引くほどそれだけ治療費もプラスされていくので、中には愛猫の悪性腫瘍の治療で100万円以上を払う人もいます。

よくある質問

2歳の猫のための保険を探している、終身まで補償してくれるペット保険を選ぶべきですか?

猫は寿命が長く、老猫になればなるほど免疫力や体力の低下により体調を崩しやすいため通院する回数も増えることが予想されます。老猫になったときこそペット保険を活用する機会が増えるため、終身まで補償してくれるペット保険やプランを選んだほうがいいでしょう。

猫のペット保険は、終身でも掛け捨てですか?

はい。ペット保険でいう終身とは「年齢制限なしに更新可能」という意味なので、人間の保険でいう終身とは少々意味合いが違います。ペット保険の終身は掛け捨てで毎年更新が必要となり、審査によっては更新不可か条件付きでの更新となる可能性もあります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

▼ペット保険のプロに相談する!(無料)▼

 

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

 

【ペット保険での終身】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ペット保険における「終身」の意味
・ペット保険の更新が拒否されるケース
・猫がかかりやすい病気
・終身保険に加入する際の注意点
・終身で加入できるペット保険
について解説してきました。
猫は寿命が長いため、老猫になったときに病院に行く回数も増えることが予想されます。
そのためペット保険は終身まで補償されるタイプのものを選ぶのがおすすめです。
通院や入院回数が多くなれば治療費もかさみますが、終身ペット保険に入っていればお金をあまり気にせず、愛猫の治療に専念できるでしょう。
ペット保険比較アドバイザーではその他保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
承認番号:C23-06-024