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ペット保険は13・14・15歳以上のシニアでも新規加入できる?

2023年9月19日

ペット保険 比較

ペット保険は13・14・15歳以上でも新規加入できる?
ペット保険は高齢の犬・猫でも入ることが可能で、8歳以上であれば加入できるシニア用プランもあります。13歳から通院付プランに入ることは2023年現在不可能な点には注意が必要です。

ペット保険は、高齢になればなるほど加入が難しくなり、保険料も高くなりがちです。

また、持病がある場合は加入を断られたり、加入できても条件付きとなる可能性があります。

今回は、高齢のペットが入れるペット保険について詳しく解説します。

この記事では

・犬・猫の平均寿命
・各ペット保険会社の新規加入年齢
・高齢のペットがなりやすい病気・ケガとその治療費
・加入を断られる病気リスト
・ペット保険更新時の対応
について解説します。
最後までお読みいただければ、「高齢でも入れるペット保険」「高齢のペットが保険に入るときに気をつけるべきポイント」がわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。


 

ペット保険は高齢でも加入できる?

ペットの平均寿命は年々伸びており、犬も猫も14歳くらいまで生きるのが普通の時代になってきました。

大手ペット保険会社「アニコム」の調査では、犬の場合2008年の平均寿命が13.3歳だったのに対し2017年には14.0歳いなっていて、人の年齢に換算すると4~5歳分寿命が伸びていることになります。

出典:アニコムどうぶつコミュニティー

猫の場合も2008年の平均寿命が13.7歳だったのに対し2017年が14.2歳となっていることから、人の年齢に換算すると3~3.5歳分寿命が伸びた計算になります。

出典:アニコムどうぶつコミュニティー

ペットの寿命は伸びてきていますが、ペット保険に新規加入できる年齢は8~12歳としているケースが多く、12歳以上でも入れるペット保険はほとんどありません。

 

高齢の犬や猫でも加入できるペット保険を紹介!7歳・8歳・9歳・10歳・11歳・12歳以上もOK!

シニアの犬や猫でも加入できるペット保険は7社あり、それぞれ新規加入年齢が異なります。

保険会社プラン名新規加入年齢
アニコムどうぶつ健保ふぁみりぃ・ぷち生後0日以上7歳11か月まで
どうぶつ健保しにあ8歳以上(上限なし)
アイペットうちの子
うちの子ライト
生後0日以上12歳11か月まで
ペット&ファミリーげんきナンバーわんスリム生後45日以上満7歳以下
楽天損保スーパーペット保険生後0日以上10歳11か月まで
ペットメディカルサポートPS保険生後30日以上8歳11か月まで
日本ペット少額短期保険プラチナプラン
ゴールドプラン
パールプラン
生後31日以上10歳11か月まで
SBIプリズムコールグリーンプラン
プレミアムオレンジプラン
ホワイトプラン
生後60日以上7歳11か月まで
シルバープラン12歳以上

アニコムには、シニア専用プランの「どうぶつ健保しにあ」があり8歳以上は上限なしで新規加入が可能です

また、アニコムでは年一度無料で受けられる腸内フローラ測定の結果次第では、「どうぶつ保険ふぁみりぃ」に移行することも可能でより補償内容が重実したプランに移行できます。

プリズムコールは他社よりも新規加入年齢が低く設定されており、更新契約に限りシルバープランが適用されます。

12歳からの新規加入はできないので、7歳までに加入して12歳以上になったらシルバープランに変更するといった感じです。

高齢なペットの保険選びで迷った時は、まず新規加入年齢を確認し、次に補償内容や月々の保険料を見て決めるといいでしょう!

 

 

補足:13歳・14歳・15歳以上で通院付プランに新規加入できる?

残念ながら12歳以降で新規加入できるペット保険はアニコム損保(しにあ)のみとなり、こちらは通院補償が付いていないプランになっています。

ただし、年一回無料で受けられる腸内フローラ測定の結果次第で通院付プラン(ふぁみりぃ)に移行することができます。

すぐには通院付プランに加入することは不可能でも、健康状態によって通院付プランを選択できるようになるため、13歳以上のシニアペットにはこちらがおすすめです。

アニコム損保については下記の記事で解説しています。

 

高齢の犬や猫がかかりやすい病気とその治療費や通院費

犬や猫は高齢になると、それぞれかかりやすいとされている病気があります。

【高齢犬かかかりやすとされている病気】

  • 歯周病
  • 肝臓病
  • 心臓病
  • 腎臓病
  • 悪性腫瘍(がん)
  • 糖尿病
  • 認知症
  • 関節や脊椎の病気
  • 泌尿器の病気
  • 循環器の病気

【高齢猫かかかりやすとされている病気】

  • 歯周病
  • 腎臓病
  • 悪性腫瘍(がん)
  • 膀胱炎
  • 胃腸炎
  • 心筋症
  • 角膜炎
  • 糖尿病
  • 尿石症
  • 甲状腺機能亢進症

上記の病気は手術を必要とするケースが多く、その分治療費も高額になりがちです…。

手術をする場合は、手術前の検査や入院、手術後の入院も含めるとトータルで10万円以上かかることも多いです。

また、通院のみの病気やケガでも予後が悪く通院回数が多くなれば、それだけ治療費も大きくなっていきます。

下記に、なりやすい病気の治療費や通院費をいくつかまとめてみました。

 

小型犬の治療費目安

治療方法治療費の目安
悪性腫瘍手術による腫瘍摘出
抗癌剤治療など
約10~30万円/回
糖尿病投薬2~3万円/月
歯周病手術による歯石除去5~20万円
慢性腎臓病(腎不全)入院
点滴
5~10万円

 

猫の治療費目安

治療方法治療費の目安
歯周病手術による歯石除去約2~5万円/回
角膜炎点眼約1万円/回
慢性腎臓病(腎不全)入院
点滴
5~10万円/回
尿石症手術による結石除去
入院
10~15万円/回

上記はあくまで一例なので、ペットによってはこれ以上安くなったり高くなったりもします。

ただ、高齢な犬も猫も病気にかかれば数千円の治療で済むケースはそんなに多くはないので、最低でも1回の治療費に1万円はかかると見ておいた方がいいでしょう。

高齢のペットがペット保険の加入する必要性、注意点とは?

ペットの寿命は年々伸びてきており、それに伴って1年間でペットにかける治療費も増加しています

アニコムが行った調査によると、2018年に犬にかかった平均医療費が56,691円だったのに対し、2020年には60,430円とやや上昇していることがわかりました。

また、猫の場合も2018年は29,631円だったのに対し、2020年は31,848円と上昇しています。

また、同調査では0歳と12歳のペットの治療費を比べると5.2倍も12歳のペットの方が1年間にかかる治療費が高いことがわかっています

ペットの長寿化は飼い主にとって嬉しいことですが、動物も年を取ってくるとあちこちにガタが出やすく動物病院のお世話になる機会が増えるでしょう。

1回の通院で済めばいいですが、なかなかそうはいかないケースが多いのが現状です。

ペットが高齢になったときにかかる医療費のことを考え、できるだけ早いうちからペット保険に加入しておくといいでしょう

ペット保険に加入していれば治療費が50~90%補償されるため、お金のことをあまり気にせずに高度な医療をペットに受けさせてあげられます。

 

高齢時にペット保険に加入する際の注意点①:保険料が高めになる

ペット保険の保険料は、年齢とともに上がっていくのが一般的です。

そのため、年齢が高ければ高いほど保険料も高くなります。

※「他社と比較して高齢時の保険料の値上がり幅が少ない」と謳っているペット保険もあります。

下記のグラフを見ると、0歳と15歳の保険料では約5倍も15歳の保険料が高いです。

 

下記は、10歳チワワ(小型犬)の各ペット保険会社の保険料をまとめた表です。

 

10歳チワワ(小型犬)の保険料一覧

保険料(月額)
A社 2,760円
I社5,270円
PS保険2,440円
PF社2,090円
R社4,970円
N社7,870円
PC社2,720円

小型犬の10歳の保険料は安くて2,090円、高くて7,870円となっています。

高齢時にペット保険に加入する際の注意点②:持病持ちの場合

ペット保険は原則、健康なペットしか入れません。

しかし持病や既往症(今は治っているけれど以前かかったことのある病気)がある場合でも、「持病や持病が原因で発症した別の病気は保証対象外とする」などの条件付きでペット保険に加入できるケースもあります。

ペット保険会社によってどんな対応になるかは違うので、詳しくは電話やメールなどで直接問い合わせをして確認してみるといいでしょう。

詳しくは下記の記事でも詳しく解説していますので気になる方はぜひ参考にしてください。

高齢時にペット保険に加入する際の注意点③:保険金請求方法

ペット保険の保険金請求は、「窓口精算」「後日精算」の2種類があります。

窓口精算は、動物病院の窓口で保険金が差し引かれた治療費を支払うだけなので手続きがいらず、簡単なのが特徴です。

ただし、ペット保険会社と動物病院が提携していないと窓口精算ができず、プランによってもできない場合があります。

後日精算は、一旦治療費を全額負担し、後日必要書類をペット保険会社に提出すると保険料が振り込まれるのが特徴です。

後日精算は、大きく分けて「ネットで完結するオンライン請求」「郵送での請求」の2種類があります。

保険料の請求が簡単なのは窓口精算ですが、その代わりに保険料が若干高くなる傾向にあります。

 

高齢時にペット保険に加入する際の注意点④:告知義務

告知着務とは、ペット保険に加入する前に健康状態や病歴などを告知する義務のことです。

たとえば持病があるのに告知せずペット保険へ加入した場合、告知義務違反となり契約内容の見直しや契約解除といった措置がなされます。

最悪の場合詐欺罪に問われるケースもあるため、ペット保険に加入するときは必ず告知義務を守りましょう。

告知義務については下記の記事でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください

高齢時にペット保険に加入する際の注意点⑤:更新時の各社の対応

ペット保険を更新する際は、このまま保険を継続できるかの審査が行われ、問題がない場合は自動更新となることがほとんどです。

1年間の間に保険利用歴がなければ、加入者側から解約の意思を伝えない限り自動更新となります。

ただし、継続審査で引っかかった場合は更新不可となるか、条件付きでの更新となります。

審査基準は各ペット保険会社で異なり、詳しい内容は明らかにされていません。

下記にペット保険の更新時の対応をまとめましたので参考にしてみてください。

 

各ペット保険会社の更新時の対応

更新時の対応
アニコム自動更新
更新時に条件を付け加えることはありません。
※担当者に確認済
アイペット基本的に自動更新
自動更新できない場合は「継続契約についてのご案内」にて連絡あり
PS保険自動更新

更新時に条件を付け加えられることはありません。

ペット&ファミリー自動更新
更新時に条件を付け加えることはありません。
楽天損保自動更新
日本ペット自動更新
プリズムコール病歴などにより、「特定疾病不担保特則」の適用あり。

補足1:高齢ペットが保険に加入する際に必要なものとは?

高齢のペットが保険に加入する際は、下記の書類が必要になります。

・加入書
・告知書
・保険証に使う写真
・健康診断書
・年齢がわかる書類

通常、ペット保険に加入する際は健康診断書の提出は求められませんが、老犬や老猫の場合はその限りではありません。

年齢がわかる書類は、血統書ワクチン証明書などが有効です。

年齢がわからない場合は、動物病院に行き推定年齢を確認してもらいましょう。

 

ペット保険の加入を断られる病気リスト

ペット保険会社に「保険金を支払う確率が高い」と判断されると保険の加入を断られる場合があります。

「保険金を支払う確率が高い」判断されている病気は各ペット保険会社によって異なりますが、主に下記の病気やケガにかかったことがあると、加入を断られる場合が多いです。

  • 悪性腫瘍(がん)
  • 甲状腺疾患
  • フィラリア感染症
  • 心疾患
  • 肝硬変
  • 心臓病
  • 腎臓病
  • 巨大結腸症
  • 猫伝染性腹膜炎
  • 猫白血病ウィルス感染症
  • 猫後天性免疫不全症候群
  • 糖尿病
  • 巨大食道症(食道拡張症)
  • 椎間板ヘルニア
  • 副腎皮質機能低下症

ペット保険の加入を断られる病気リストは、各ペット保険会社の告知書や重要事項説明書などに記載されていることもあるため、確認してみるといいでしょう。

 

高齢な犬や猫の飼育における注意点

高齢な猫や犬は、さまざまな機能の低下により病気やケガを引き起こしやすくなります。

高齢な犬や猫は、小さな病気やケガでも治りが治りが遅くなるため、普段の飼育でそれらを未然に防ぐことが大切です。

ここでは、高齢ペットの飼育方法における注意点を紹介していきます。

 

高齢ペットの飼育注意点①:運動量を減らす

高齢になると体力と筋力が衰えるため、若いときの散歩コースだと息が上がってしまう可能性があります。

散歩は筋力低下の予防になるため毎日行ったほうがいいですが、心臓や関節に負担がかからないよう、短い距離をゆっくりとペットのペースに合わせて散歩するといいでしょう。

自力で歩くのが難しくなってきた場合は、カートに乗せて散歩するだけでもいい刺激になりますよ。

 

高齢ペットの飼育注意点②:ペットフードをシニア用に変更する

愛犬や愛猫がシニア期に突入したら、ペットフードを切り替えましょう。

ペットフードはパピー用、成犬・猫用、シニア用など各年齢層に分かれており、それぞれ含まれる栄養バランスが違います。

シニア用には、関節の動きを助ける成分や免疫力を高める成分などが多めに含まれているのが特徴です。

また、高齢になると物を飲み込む力が低下してくるので、台やテーブルを使いご飯ボウルの位置を上げ、頭と胴体の高さが一直線になるようにしましょう。

そうすることでペットフードが飲み込みやすくなるだけでなく、前足に負担もかからなくなります。

 

高齢ペットの飼育注意点③:おもらし対策をする

高齢になると筋力の低下によりおもらしをすることが増えてきます。

トイレに行くまでに間に合わなかったり、寝ている間にしてしまったりすることもあるので、ペット用のおむつを履かせておもらし対策をするといいでしょう。

また、ペットの寝るスペースに防水シーツやペットシーツを敷いておくのもおすすめです。

高齢なペットのお世話は大変なことが多いので、飼い主のお掃除の手間を少しでも減らすためにも、事前におもらし対策をしておきましょう。

 

高齢のペットにおすすめのペット保険は?

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは高齢のペットにおすすめのペット保険を2社ご紹介します。

おすすめの理由としては

①歯周病やパテラ、てんかん等も補償し、基本的な補償内容や範囲が充実している
②更新時に条件が付くことが無いことを明言している(心臓病等の慢性疾患の備えに必要)

アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、簡易自宅健康診断キットである「腸内フローラ測定」を年一で行え、測定結果によっては血液検査も無料で受けることができます

また、腸内フローラ測定の結果によっては「シニア→ふぁみりぃ」へと移行も可能であり、補償内容をより充実させることも可能です。

最初はしにあプラン(手術・入院特化)で保険料を安く抑え、後天的に通院補償を付けるか選択できる可能性があるという意味で、シニア期からの加入もおすすめできます。

アイペットでは通院補償が付いており、犬では12歳以降の保険料が、猫では9歳以降の保険料の値上がりが無く、長生きされるほど他社より保険料が安くなる可能性が高くなります。

ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。

アニコム(しにあ:8歳~新規加入年齢制限なし)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
アイペット損保(12歳まで新規加入可能)

当社保険は保険金のお支払いを理由として、契約の継続をお断りすることはございません。終身でご継続いただけます。

引用:アイペットHP よくある質問「保険金が支払われた場合に、契約が継続ができないことはありますか?」

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

 

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よくある質問

犬や猫の年齢が不詳の場合はペット保険に加入できる?

はい、加入できます。愛犬や愛猫の年齢がわからない場合は、動物病院に行って推定年齢を確認してもらいましょう。

高齢の犬や猫はどんなペット保険のプランに加入するのがおすすめですか?

ペットのなりやすいとされる病気が補償対象となっているペット保険に加入するのがおすすめです。
高齢になると月々の保険料が高くなりますが、中にはある一定の年齢以上は保険料が一律に設定しているペット保険プランもあります。ペットが長生きすることを考えて、長い間毎月無理なく払える保険料のプランを選ぶといいでしょう。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【高齢でも入れるおすすめペット保険】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬・猫の平均寿命
・各ペット保険会社の新規加入年齢
・高齢ペットがなりやすい病気・ケガとその治療費
・加入お断られる病気リスト
・ペット保険更新時の対応
について解説してきました。
高齢のペットは新規加入の年齢制限により、入れるペット保険が限られています。
ただし、中には年齢の上限なしで加入できるペット保険もあるので、現在高齢のペットが入れる保険を探している人は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
高齢になるとささいなことが病気やケガにつながりますが、ペット保険に入っていれば治療費が補償されるので、お金の心配をせず治療に専念できますよ。
ペット保険比較アドバイザーではその他保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
承認番号:C23-06-024