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猫の結膜炎の治療費はいくら?目やに等の症状から予防法も解説!

猫の結膜炎の治療費はいくら?目やに等の症状から予防法も解説!サムネイル
猫の結膜炎の治療費の平均は一頭あたり年間18,647円です。また、年間治療費の中央値は5,368円です。猫の結膜炎はペット保険の請求理由TOP20の中の6位であり身近な病気です。
私達は結膜炎と聞くと目の中にゴミなどが入ることを想像します。
人の場合はすぐに目を水で洗浄するなどの応急処置を行う場合が多いですが、猫に同じような対処をしてしまってはかえって逆効果になることも少なくありません。

この記事では

・猫の結膜炎の原因と症状
・猫の結膜炎の治療法と予防方法
・猫が結膜炎にかかったときの治療費とおすすめのペット保険
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫の結膜炎」がわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


「猫の結膜炎」とは

猫の結膜炎とは結膜に炎症が起きている状態です。

結膜とは上下まぶたの内側にある粘膜で、まぶたと眼球を繋ぐ役割をしています。

人で言うならあっかんべーをしたときに見える赤い部分が下まぶたの結膜になります。

 

猫の結膜炎の症状は?

猫の結膜炎の症状は様々ですが、以下のような症状が現れることが多いです。

・眼が赤く充血する
・眼を気にして痒がる
・涙や目やにが多い
・眼の周りが腫れる

などが片眼、もしくは両目に現れます。

また子猫の目が開く前に結膜炎を発症してしまった場合は

・まぶたの癒着
・眼の発育異常

などが起きてしまう場合があります。

結膜炎は症状が軽度で猫自身が元気で体調に問題なければ自然治癒することもあります。

しかしそうではない場合は放置してしまうと、症状が悪化し治療も長引くことになりかねません。

なので、自己判断で見分ける、市販薬を使うのは控えるのが賢明でしょう。

 

猫の結膜炎の原因は?

猫の結膜炎の原因は様々な要因で引き起こされますが、主な原因は以下の3つに分けられます。

・感染症
・異物の侵入や怪我
・前から持っていた目の病気からの発症

があります。

 

具体的には

感染症の場合は上部気道感染症(猫風邪)の原因である

・ヘルペスウイルス
・カリシウイルス
・クラミジア(細菌)

があります。

異物というのは

・ホコリや砂
・ゴミや花粉
・目の周りの毛やまつげ

などが眼の中に入ることで結膜が刺激されて炎症が起こります。

結膜炎が起こりやすい目の病気というのは

・角膜炎
・流涙症
・ドライアイ(乾性角膜炎)
・緑内障
・まぶたやまつげの異常
・アレルギーなどの免疫異常

などがあります。

猫の結膜炎の治療費は?

猫が結膜炎にかかったときの治療費の平均は一頭あたり年間18,647円です。

しかし平均値だと最少額から最大額までを併せた計算になるため、中央値(一番多い価格帯)も併せて紹介します。

猫の結膜炎の年間治療費の中央値は5,368円です。

猫の結膜炎はペット保険の請求理由TOP20の中の6位に入っているため、比較的猫にとって身近な症状であると言えます。

(参照元:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」)

 

猫の結膜炎の予防法は?

猫にとって結膜炎とは珍しい症状ではありませんが、日頃の心がけ次第ではある程度予防をすることが可能です。

結膜炎の予防として大切なのは以下の2つです。

・ワクチン接種
・飼育環境を整える

があります。

感染症からくる結膜炎の予防には子猫の頃からのワクチン接種が大切です。

猫の3種混合ワクチンは室内飼育でも接種が推奨されているコアワクチンと呼ばれています。

3種混合ワクチンの中には「猫ウイルス性鼻気管炎」「猫カリシウイルス感染症」が入っています。

そのため、3種混合を打てば結膜炎の原因となるヘルペスウイルスとカリシウイルスの重症化の対策が打てます。

猫クラミジア感染症まで対策したいのであれば5種混合ワクチンが対応しています。

しかし予防できる病気が多い分、費用や体への負担が3種混合ワクチンより高くなりますので、接種の際にはよく獣医師と相談をしてから決めてください。

ウイルスとの接触、物理的な刺激を避けるためには室内飼育で猫同士の喧嘩や事故を防ぐことも重要です。

ただし多頭飼育でも猫同士の喧嘩は起きてしまうので、それぞれの猫が1人になれる場所を用意するなどストレスへの配慮も必要になります。

 

よくある質問

猫の結膜炎は人や犬にうつるの?

猫の結膜炎は基本的には人や犬に感染しません。しかし、結膜炎の原因が「猫クラミジア感染症」の場合は注意が必要です。
理由は猫のクラミジアがHIV感染の患者に結膜炎を引き起こしたという報告があるため、感染の可能性は0とは言い切れないからです。
本来、人に感染するクラミジアと猫の結膜炎を引き起こすクラミジアは種類が違うため基本的には感染しないと考えらていますが、人間側の免疫の状態によっては結膜炎が起こることがあります。
ただ、猫から人へのクラミジア感染は状況も限定的で頻度も頻繁では無いため、猫と触れ合った後や食事の前の手洗いなどの一般的な衛生管理をしていれば問題はないでしょう。
また、猫のクラミジアは犬にも感染した事例があり、感染した場合は結膜炎以外にも脳炎や肺炎、犬ジステンパーのような症状を引き起こすという報告があります。

猫の結膜炎は完治するのにどのくらいの期間がかかるの?

大半の場合は2〜4週間の治療で完治することが多いです。
猫の結膜炎の治療は目薬で治ることがほとんどです。
しかし目薬と言ってもいくつか種類があり、抗生剤や抗炎症剤が入った点眼薬やウィルスを抑える点眼薬(インターフェロン)や抗生物質が入った軟膏タイプの目薬が選択されます。
また重度の結膜炎やかゆみや炎症がひどい場合は内服薬や注射でかゆみや痛みを一時的に抑えたり、エリザベスカラーをして目を触らせないようにすることもあります。

ペット保険は必要?

動物病院

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

 

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

 

【猫の結膜炎】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫の結膜炎は年齢性別関係なく起こる症例であること
・結膜炎は軽症なら自然治癒することもあるが放置すると悪化して飲み薬などの点眼薬以外の治療が必要になる可能性が高いこと
・猫の結膜炎は飼育方法によって発症の可能性を下げることができること
について解説してきました。
猫の結膜炎は猫同士の喧嘩や免疫の異常、眼瞼やまつげの状態などでもすぐに傷が付くため再発や炎症を繰り返すことも珍しくはありません。
目はとても繊細な器官です。
そのため違和感を感じた場合は初期の時点で動物病院で適切な処置を受けることが後々の眼の治療期間の短縮に繋がります。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。