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犬の膿皮症の症状とは?治療法や予防法についても解説!

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犬の膿皮症について解説します。犬の膿皮症の原因や症状、治療方法や治療期間、なりやすい犬種についても解説しています。また、予防のためのセルフチェックや自宅ケアに役立つ商品も併せてわせて紹介します。

 

犬の膿皮症と聞いてすぐに病気をイメージできる人は少ないでしょう。人にも膿皮症は発症しますが、人以上に膿皮症にかかりやすいのは犬だと言われています。

実際、ペット保険会社の調べによると保証請求の割合が犬では皮膚疾患が25%以上を占めています。

今回は犬の膿皮症について詳しく解説します。

この記事では

・犬の膿皮症の原因・症状・予防
・犬の膿皮症の治療費
・注意が必要な犬種
について解説します。
最後までお読みいただければ、犬の膿皮症についてわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


犬の膿皮症とは

犬の膿皮症とは細菌感染によって起こる皮膚病です。

そして細菌感染からくる犬の皮膚病の中でもっとも多く見られるのが膿皮症です。そのため膿皮症は犬にとって身近な病気の1つと言えます。

 

【犬の膿皮症】症状を解説

犬の膿皮症は細菌が感染した皮膚の場所(深さ)によって2つに分けられ、症状も異なります。

・浅在性膿皮症(毛包とその近くの表皮などの浅い部分)
・深在性膿皮症(真皮内など皮膚の深い部分)

 

浅在性膿皮症の症状は

・ポツポツとした赤み
・膿疱(水ぶくれの水の部分が膿になっているもの)
・痒み
・かさぶた

が特徴的です。

 

深在性膿皮症の症状は

・強い痒みや痛み
・血液や膿を含む体液の排出
・赤色もしくは紫紅色のしこり

などが特徴的です。

 

また重篤化するとこれら以外にも体の広い範囲に腫れ、むくみ、紅斑、潰瘍化(皮膚や粘膜がただれて崩れ落ち欠損した状態)など様々な症状が現れます。

 

【犬の膿皮症】原因を解説

犬の膿皮症の原因の多くはブドウ球菌です。

ブドウ球菌は常在菌の1つであり、健康な犬の皮膚にも存在しています。そして私達の皮膚にも同じく存在しています。

本来であれば無害なブドウ球菌ですが、様々な要因により皮膚の健康が崩れた時に感染が起こってしまいます。

 

膿皮症を引き起こす要因として考えられているのは

・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性皮膚炎
・食物アレルギー
・ノミや疥癬アレルギー
・甲状腺機能亢進症
・クッシング症候群
・性ホルモン失調

などがあります。

 

【犬の膿皮症】予防法を紹介

犬の膿皮症予防に大切なのは、清潔な皮膚・被毛の維持と正常な皮膚のバリア機能です。ここからは膿皮症になる前にできるチェックと自宅ケアを紹介します。

 

膿皮症になる前にできるチェックと自宅ケア

まずは皮膚や被毛が健康であるかどうかのチェックを行います。

 

チェックリスト

・かゆみの有無
・原因のわからない脱毛はないか(生え変わりやストレスによる一時的なものかどうか)
・過剰なフケは出ていないか
・皮膚がカサついたり、赤くなったりしていないか

 

続いて自宅で行えるケアや注意点について紹介します。

自宅でのケア

・こまめなブラッシング・栄養バランスの取れた食事
・高温多湿は避ける
・おやつや人間の食べ物を与えすぎない
・定期的なノミダニ駆除
・定期的なシャンプー(頻度は3週間に1回程度)
・シャンプーの仕方のポイントは洗い流すときにはすすぎ残しがないようにしっかりと洗い流す

 

犬の膿皮症におすすめのシャンプーやサプリメント

膿皮症の対策には犬の被毛を清潔に保つことや免疫力の向上や維持が大切です。

ここからは清潔な被毛や免疫の維持に役立つ、犬の檜皮症におすすめのシャンプーをを2つご紹介します。

 

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石鹸で作られた無添加シャンプーです。シンプルな材料で作られており、お肌の弱いワンちゃんのためのシャンプーです。

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【犬の膿皮症】治療法と治療期間を解説

犬の膿皮症の治療は浅在性か深在性か、そして難治性かそうではないかによって治療方法や治療期間が変わってきます。

ここからは犬の膿皮症の主な治療法と治療期間について解説します。

 

治療方法

犬の膿皮症の治療のメインは内服薬の投与です。

内服薬は抗生剤を使用しますが、主にリンコマイシン、クリンダマイシン、セファレキシン、クラブラン酸アモキシシリン、ミノサイクリン、クロラムフェニコールなどが使われます。

これらの抗生剤の多くは人でも使われるものですが、自宅にあるからと自己判断で犬に与えて治そうとしてはいけません。

なぜなら自己判断による治療で症状が悪化してしまうことも少なくないからです。

また、場合によっては定期的なシャンプーや薬浴(薬剤をいれたお湯で入浴させること)を併せて行うこともあります。

膿皮症の治療に使うシャンプーはクロルヘキシジン過酸化ベンゾール入りの薬用シャンプーが多いです。

そのため治療に使うためのシャンプーや薬浴剤は、市販のものではなく必ず獣医師から処方されたものを使うようにしましょう。

 

治療期間

犬が膿皮症を発症した際の治療期間は、表在性膿皮症ならば、3週間の内服治療で良化することが大半です。

しかし、深在性膿皮症は1〜3か月間ほど内服薬が必要な場合もあります。

また、表在性・深在性ともになかなか治らない難治性の場合もありますが、原因不明のことが多いです。

 

【犬の膿皮症】治療費用

アニコム損害保険株式会社「家庭どうぶつ白書2016」によると、犬の膿皮症の年間平均治療費は21,147円となっています。

しかし、この金額はあくまでも平均であるため、必ずしもこの金額で収まるとは言い切れません。

そのため、ここからは治療費の事例を2つ紹介します。

例1:治療費例(小型犬)

治療期間:2か月
通院回数:8回
合計治療費用:19,118円
一通院当たりの治療費例:3,000~6,000円(診察料、院内薬剤感受性検査、内用薬、消毒薬、サプリメント)

例2:治療費例(大型犬)

通院回数:1回
合計治療費用:12500円
治療費内訳(診察:1,000円・皮膚検査:2,500円・細菌培養検査:7,000円・処方2,000円

ですが実際の治療費は病状や治療期間、動物病院によって変わってくるため、上記の金額はあくまでも一例としてご参照ください。

参照元:家庭どうぶつ白書2016

 

【犬の膿皮症】かかりやすい犬種を紹介!


膿皮症はすべての犬種に起こり得る皮膚病です。

しかしその中でも以下の犬種には特に注意が必要です。

・ウエストハイランドホワイトテリア
・柴犬
・コリー
・ジャーマンシェパード
・トイプードル
・ダックスフンド
・ゴールデンレトリーバー
・ミニチュアシュナウザー

なぜ彼らが膿皮症にかかりやすいかというと、これらの犬種は膿皮症の引き金となる基礎疾患を発症しやすい犬種だからです。

 

膿皮症の引き金となりやすいと言われている基礎疾患は以下のものがあります。

・アトピー性皮膚炎(ウエストハイランドホワイトテリア・柴犬)

・食物アレルギー(コリー・ジャーマンシェバード)


・クッシング症候群(トイプードル・ダックスフンド)


・甲状腺機能低下症(ゴールデンレトリバー・ミニチュアシュナウザー)

などがあります。

これらの疾患はアレルギーによる痒みや炎症で皮膚の状態が悪くなったり、治療の際に使用する薬の副作用で皮膚が薄くなるなど、皮膚のバリア機能が低下し膿皮症を起こしやすくしていると考えられています。

補足:犬の膿皮症・皮膚疾患におすすめのペット保険

アニコムに加入すると「腸内フローラ測定」を年一回無料で受けることができます。

「腸内フローラ測定」は犬の皮膚疾患の予防に役立てることができます。また測定結果によっては血液検査も無料で受けることができます

アニコム(ふぁみりぃ)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
アニコム損保のデメリット等については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

よくある質問

犬の膿皮症は人に伝染るの?

犬の膿皮症は人には感染しません。なぜなら人の皮膚にも球菌は常在菌として存在しているからです。
常在菌とは、多くの生物に共通して見られ、病原性(感染症を起こす性質や能力)がないもののことです。
そのため犬の膿皮症が人に感染することはありません。

犬の膿皮症は完治するの?

犬の膿皮症は完治する可能性が高い病気です。多くは3週間以上の治療で完治が見込めます。
しかし、浅在性・深在性ともに難治性だった場合は完治まで時間がかかることが多く、また治ったとしても再発を防ぐためにその後の皮膚管理が必要になることがあります。

ペット保険は必要?

動物病院

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

 

【犬の膿皮症】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬の膿皮症には種類があり、それに合わせて治療法も異なる
・犬の膿皮症の予防には自宅での定期的なケアとチェックが大切
・膿皮症になりやすい犬種と基礎疾患
について解説してきました。

膿皮症はすべての犬にとって発症する可能性が高い皮膚病です。そのため自分の愛犬がかかりやすい犬種ではないからと安心はできません。

日頃からこまめなブラッシングなどで、皮膚の健康維持を行い膿皮症から愛犬を守ってあげましょう。

 

ペット保険比較アドバイザーではその他保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。