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ボーダーコリーがなりやすい病気は?コリーアイ等の遺伝性疾患も解説

ボーダーコリーがなりやすい病気は?コリーアイ等の遺伝性疾患も解説

ボーダーコリーがなりやすい病気としてコリーアイを代表とする眼疾患や股関節形成不全等があります。またブルーマール特有の遺伝性疾患等の被毛に由来するかかりやすい病気もあります。

ボーダーコリーは牧羊犬として有名な犬種です。現在では頭の良さとスタミナの強さから、アジリティドッグとしてもよく活躍しています。

この記事では

・ボーダーコリーの特徴
・部位別のボーダーコリーのかかりやすい病気
について解説します。
最後までお読みいただければ、ボーダーコリーという犬種とかかりやすい病気についてわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


ボーダー・コリーの特徴

ボーダー・コリーの標準体高は48㎝~55㎝前後、体重は16kg~23kg前後の大きめの中型犬です。

体高よりも体調の方がやや長い体つきのため、スタイリッシュな体型をしています。

ボーダー・コリーの被毛はスムースコートとロングコートの2種類があるダブルコート仕様です。

毛色はブラウンとホワイトである個体が多いですが、ブルーマール&ホワイトなどさまざま色があります。

 

ボーダー・コリーの歴史

ボーダー・コリーの歴史は古く、8世紀から11世紀ごろにバイキングによってスカンジナビア半島からスコットランドに運ばれたトナカイ用の牧羊犬がルーツだとされています。

「ボーダー」という名前はイングランド(イギリス)とスコットランドの国境地域であるボーダーという地名からついたもので、「コリー」という名前は牧羊犬という意味です。

その後、イギリスやスコットランドに元々存在していた牧羊犬や、ラフ・コリー、バリー・シープドッグなどさまざまな犬種との交配を経て、19世紀ごろには現在のボーダー・コリーの形になりました。

 

ボーダー・コリーの性格

ボーダー・コリーは牧羊犬としての血筋であることもあり、運動能力が高く、頭も賢い犬種です。ただし、動くものに衝動的に反応したり追いかけてしまう性質もあります。

持久力があり活動的なので、毎日十分な運動をさせるために朝と夕方に一時間程度の散歩が必要です。

知能が高く従順な性格なのでしつけのしやすい犬種です。しっかりしつけをすれば無駄吠えなどの問題行動も起こしません。

しつけは主従関係を明確にすることを心掛けるようにしましょう。また、ストレスを溜めないようにコミュニケーションをこまめにしっかりととってあげてください。

気分転換にさまざまな指示をだしながら散歩したりするのもよいでしょう。

 

ボーダー・コリーの寿命

ボーダー・コリーの寿命は10~17歳程度です。犬は大きな体になるほど平均寿命が短くなるので、大きめの中型犬に属するボーダーコリーは寿命が長い方です。

イギリスでは27歳まで生きたボーダー・コリーがギネス記録に認定されています。犬は環境や食べ物などさまざまなことに飼い主が気を配ってあげれば十分長生きさせられるのです。

 

ボーダー・コリーがなりやすい病気【目】

ボーダー・コリーは目に関する病気に特に注意が必要です。遺伝的な原因で発症することが多いため予防するのが難しく、決定的な治療法もありません。

そのため現状の治療法では点眼薬などを使って経過観察します。もしも少しでもおかしな症状を見せたら早急に獣医に診せてください。

 

コリーアイ異常(コリー眼異常)

コリーアイ異常は遺伝性の眼疾患です。名前の通りコリー犬種がかかりやすい病気で、ボーダー・コリーもその中に含まれます。

この病気は眼球後部の内側にある網膜、脈絡膜(みゃくらくまく)、強膜に異常が起きることで発症します。

コリーアイ異常は軽度であれば症状はほとんど出ません。症状によって以下のようなグレード分類があります。

グレード1:眼底の血管の異常なうねり(血管蛇行)
グレード2:脈絡膜や網膜の低形成
グレード3:組織が無い部分がある(欠損、コロボーマ)
グレード4:網膜がはがれる(網膜剥離)
グレード5:眼球内で出血が起こる
グレード3以上になると視覚障害が現れるようになります。グレード4以上になると失明まで至る可能性があります。
また、コリーアイ異常は両方の眼で発症しますが、症状の度合いは異なることが多いです。

進行性網膜萎縮

網膜は目の奥にある光や映像を感じ取る部分です。進行性網膜萎縮とは網膜が萎縮など変形してしまうことで、光や映像を感じ取れなくなる病気です。

初期症状は暗い時間に目が見えにくくなることで、怖がったり嗅覚で探りながら歩くようになります。また、物にぶつかったり段差でつまづくようにもなります。

症状が進行すると日中でも見えなくなり、失明したり目の色が白くなる白内障を併発することもあります。

 

水晶体脱臼

水晶体脱臼とは、目のレンズの役割をする水晶体が正常な位置から脱臼してしまう病気です。

両目とも発症することが多く、症状が出ないこともありますが、目の痛みが起きることもあり、症状が悪化すると失明することもあります。

また、緑内障や結膜炎、ぶどう膜炎などその他の眼の疾患を引き起こす原因になることもあります。

 

ボーダー・コリーがなりやすい病気【関節】

ボーダー・コリーのかかりやすい関節の病気は先天性のものが原因になることもありますが、怪我など後天的なことが原因で発症することもあります。

特に肥満が原因で発症することが多いので、体重管理の対策を怠らないようにしましょう。

関節の病気の症状が軽度の場合は薬などを使って様子見をすることが多いですが、悪化すると外科手術を行われることもあります。

 

肘関節異形性

肘関節異形性は肘関節に炎症などの異常が起こることで痛みが生じる病気の総称です。

初期症状は子犬の時期である生後4~7ヶ月の時に前肢の歩き方に異常が見られます。症状が悪化すると肘を使う動作を嫌がるようになります。

また、肘の部分に腫れが見られることもあります。

 

股関節形成不全

股関節形成不全は股関節の骨の形が変形することでかみ合わずに起こる病気です。

股関節形成不全はお尻や腰を振って歩くようなしぐさや後ろ足を引きずるような歩き方が見られます。

先天性なことが原因で発症することが多いため、生後4か月~1歳程度の子犬の時期によく発症します。

軽度の場合は症状が出ないこともあります。

 

ボーダー・コリーがなりやすい病気【その他】

ボーダー・コリーには上記に解説した病気以外にも遺伝的な事柄が原因で発症する病気があります。

どの病気も有効な予防法や治療法はなく、対処療法になることが多いです。

 

セロイドリポフスチン症(CL症)

セロイドリポフスチン症は運動障害、知的障害、視力障碍などさまざまな症状が起こる神経変性疾患です。

この病気は脳内に「セロイドリポフスチン」という脳内の老廃物を除去する酵素が異常を起こすことで虫垂神経障害を起こすことで発症します。

1~2歳の若年期に発症することとが多く、一度症状が出ると急激に進行し、多くの場合は発症から1~2年で死に至ります。

 

グレーコリー症候群(周期性好中球減少症)

グレーコリー症候群は名前の通り、グレー系の被毛を持つコリーに多く見られる先天性の血液の病気です。

この病気は白血球の中にある好中球が減少することで発症し、多くの売子犬の時期に以下のような症状が発症します。

・発熱
・結膜炎
・呼吸不全
・下痢
・関節痛
・食欲不振 等
最終的には敗血症や肺炎など感染症にかかり死に至ります。

早期発見が重要!子犬のうちから定期的に検査を受けよう

病気の多くは早期に発見することで症状を悪化させることを防ぐことができます。

特にボーダー・コリーは遺伝性疾患が原因で発症しやすい病気が多いため、子犬のうちから定期的に検査をしておくことをおすすめします。

先天性な事柄が原因の病気の場合、その多くは治療法が確立されていないので対処療法となります。

それでも症状が悪化してしまうことを防ぐことができるので、飼い主さんが病気としっかり向き合うことがとても大切です。

 

ボーダー・コリーにおすすめの保険は?

ここではボーダーコリーに合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。

全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。

他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまでボーダーコリー目線で解説していきます。

 

【ボーダー・コリーのペット保険加入の選び方のポイント】

①ボーダー・コリーのなりやすい病気が補償されるか確認
・股関節形成不全
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも手術は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

 

①ボーダーコリーのなりやすい病気が補償されるか確認

ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。

中にはボーダーコリーがなりやすい高額治療が必要な股関節形成不全を補償の対象外としているペット保も存在します。例えばPS保険では股関節形成不全が補償の対象外です。

 

特に下記の傷病・疾患は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。

また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。

 

【ボーダーコリーがなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気】

・股関節形成不全

 

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか

ボーダーコリーがなりやすい、「股関節形成不全」「コリーアイ異常」は先天性、遺伝性の要素も大きい疾患です。

全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。

こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認しましょう。

 

③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも手術補償の手厚さを重視するのがおすすめ

ボーダーコリーがなりやすい病気である「眼疾患」は決定的な治療法が少なく、経過観察として長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。しかしsy像場が重くなった歳はは外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。

そのため、ボーダーコリーには「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。

 

また、眼疾患の手術には高額な治療費がかかることが多い(白内障:片目で40万円程度)ことから、ボーダーコリーにはフルカバー型の中でも手術補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。

特に

手術一回当たりの上限金額が大きいペット保険
を重視することをおすすめします。
一番人気である「補償割合70%:通院・手術・入院を補償するフルカバー型」に限定すると、多くの保険会社が手術一回当たりの上限金額を10~14万円に設定しています。
ちなみにフルカバー型のペット保険(補償割合70%)の中で一回当たりの手術補償金額が高いのは楽天ペット保険とアイペットの、「一回当たり最大15万円まで」です。

更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。

つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。

中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります

もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。

 

そのため、上記のようなペット保険だと更新時の際に「来年度から慢性疾患は補償の対象外とします」といった条件を付けられる可能性があります。

そのため、加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。

しかも、「更新時の対応」については、どのペット保険であっても公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。
公式HPの「よくある質問:更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることが多いので、必ず一度は確認することをおすすめします。

また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。

ボーダーコリーにおすすめのペット保険をご紹介!

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーではボーダーコリーにおすすめのペット保険を2社ご紹介します。

おすすめの理由としては上記で説明したボーダーコリーのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。

一部PS保険は手術の補償金額が1回あたり最大10万円だったり不安な点はありますが、先天性疾患や更新時の対応が他社より優れています。

ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。

あくまで参考ですが、保険料重視であればPS保険、補償内容重視であればアニコム(ふぁみりぃ)に加入することをおすすめします。

 

メリットデメリット
・複数回通院にも強い
・手術は一回当たり最大14万円まで補償(補償割合70%プラン)
保険料が高い

※健康割増引制度により保険の利用状況によって割増引の適応【可】

保険料が安い・1つの病気に対しての限度額・回数があり
(更新時にリセットされない)
・手術は一回当たり最大10万円まで
アニコム損保(ふぁみりぃ7歳11ヶ月まで:しにあ8歳~)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認くださいそれぞれが複数のプランを販売しているのでペット保険のプランは50以上あります。
PS保険
PS保険のロゴ

罹患した病気やケガにより保険の更新をお断りしたり、更新時の補償対象外にしたり、保険料を増額にすることはございません。(※保険料の改定などがあった場合、保険料は変わります。)
ケガ、病気の原因が生じた時が保険期間内であれば、皮膚病や外耳炎等の軽度の病気から、ガンや心臓病等の重大な病気まで補償の対象となります。

引用:PS保険
引用:よくあるご質問

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書・保険約款もご確認ください

補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

 

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

よくある質問

ボーダー・コリーが健康的に過ごすために気を付けることはありますか?

ボーダー・コリーは好奇心旺盛な性格を持つ犬種です。十分に運動をすることと頭を使うことを合わせてできるようなドッグスポーツをすることをおすすめします。また、感受性も豊かなので、小さなころからさまざまなことを体験させてあげることも重要です。

ボーダー・コリーの日々のケアで重要なのはどんなことですか?

上記でも解説しましたが、ボーダー・コリーは肥満になるとさまざまな疾患を引き起こしたりストレスになってしまいます。食事や運動などで体重管理を怠らないようにしましょう。また、長い被毛はダブルコートなので、抜け毛が多く毛玉やもつれができやすいです。アレルギー対策も含め、日々のブラッシングも忘れないでください。また、歯周病を発症するとさまざまな疾患を引き起こすこともあるため、口腔ケアは毎日行うようにしましょう。

ペット保険は必要?

動物病院

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

【ボーダーコリーのかかりやすい病気とは?部位別に解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ボーダーコリーという犬種について
・ボーダーコリーが遺伝性疾患によりかかりやすいさまざまな病気
について解説してきました。
ボーダー・コリーは他の犬種に比べ遺伝的な疾患が多いため、健康状態を常に把握することが重要です。血液検査などの検診を定期的に受けるようにしてください。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。