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ロシアンブルーのなりやすい病気は?糖尿病や腎臓病についても解説!

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ロシアンブルーのなりやすい病気として糖尿病や尿路結石等があげられます。これらは肥満症から併発することもあります。基本的な性格や傾向、各病気の治療費についても解説します。

ロシアンブルーと聞けば猫好きはもちろん、あまり猫に興味がない人でも「なんとなく聞いたことがある」と答える人が多いほど知名度が高く人気の品種です。
この記事では
・ロシアンブルーの内面的な特徴
・ロシアンブルーが肥満症に気をつけたい理由とリスクが高まる病気
・ロシアンブルーと暮らすためのしつけの方法やコツ
について解説します。
最後までお読みいただければ、「ロシアンブルーの基礎知識」がわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


「ロシアンブルー」とは

ロシアンブルーとは猫の品種の1つで、ビロードのような美しい毛並みにクリクリとした大きな瞳が特徴的です。

数ある猫の品種の中でも、常に上位の人気を得ている品種でもあります。

また、某キャットフードのイメージキャットとして起用され、パッケージやCMなどで目にする機会が多い品種です。

 

ロシアンブルーの特徴

ロシアンブルーは、アッシュブルーの毛並みと淡いエメラルドのような瞳が特徴的ですが、外見以外にもいくつか特徴があります。

ここからはロシアンブルーの内面的な特徴を3つと歴史を紹介します。

 

犬に似ている

猫は気ままでマイペースな性格の子が多いですが、ロシアンブルーは飼い主に忠誠心を持ち、従順とも取れる行動を取ります

しかし、この忠誠心は誰でもというわけではなく「自分が認めた相手のみ」という誇り高い一面もあります。

自分が認めた相手=格上・信頼できる相手を選び、その上で従順な行動を取る姿は猫ではなく犬のようだと言われることが多いです。

そのため、例え家族の中でも選り好みがあり「この人は信頼できるからいいけど、この人には従いたくない」と容赦のない振り分けが行われることもあります。

忠誠心を持ってもらいたいのであればそれ相応の対応をしなければならないというのは、人も犬も猫も変わりないのかもしれません。

 

ほとんど鳴かない

ロシアンブルーは「ボイスレスキャット」と呼ばれるほど、鳴くことが少なく物静かな猫です。

鳴く場合も、一緒に遊んでほしいときや、食事の催促、甘えたいときなどなにかの要求があるときに鳴いてコミュニケーションを図ろうとします。

しかしなぜロシアンブルーが猫の中でも口数か少なく物静かなのか、理由ははっきりしていません。

 

運動が好き

ロシアンブルーは高貴な外見からおとなしいと思いがちですが、実は細身で筋肉質な体型をしています。

人でイメージをするなら「細マッチョ・アスリート体型」がしっくり来るのではないでしょうか。

そのため、動きは機敏でしなやか、足も早いため、思ってもみなかった速さで家の中を走り回り飼い主を驚かせることもあります。

また上下運動も大好きなので、キャットタワーはもちろん飼い主の方に飛び乗るのが好きな子が多いです。

 

ロシアンブルーの歴史

ロシアンブルーの歴史は実はそんなに古くありません。

理由は、ロシアンブルーの正式な記録は19世紀になるまで存在しなかったからです。

ですがそれでも諸説あり、一説でロシア北部のアルハンゲル島が原産ではないかと考えられています。

CFA(世界最大の血統書付きの猫の登録団体)によるとロシアンブルーはロシアの皇帝が買っていた猫の子孫だという噂もあります。

CFAによると、ロシアンブルーが最初に歴史に登場したのは1875年で、ロンドンで行われたキャットショーです。

当時は「アークエンジェルキャット」として出場しました。

その後、1900年代初めに米国に伝えられ、1912年には1つの血統として独立しました。

現代のロシアンブルーの歴史の始まりは第二次世界大戦後のことで、1960年代以降は常に一定して高い人気を博しています。

 

ロシアンブルーを飼うコツ

気高く物静か、高貴な容姿が可愛いロシアンブルーを家族に迎えたいと考える方は少なくありません。

ここからはロシアンブルーと過ごす際のコツを解説します。

 

ストレスを感じない環境作り

ロシアンブルーは一度認めた相手には深い愛情や信頼を示します。

裏を返せばそうでない相手には常に疑りの目を持つという神経質で警戒心が強いという繊細な面も持ち合わせています。

そんなロシアンブルーのために用意したい環境は

・運動スペースの確保
・シェルターの設置
・ブラッシングを習慣にする

があります。

1つづつ解説します。

 

運動スペースの確保

ロシアンブルーは狩猟本能が強く残っている子が多いため、飼い主がしっかりと遊んで狩猟本能を満たしてあげる必要があります。

また、体つきも筋肉質なため、遊び以外でも体を十分に動かせる環境を整える必要があります。

最も簡単なのはキャットタワーやキャットウォールの設置です。

しかしお金の問題や壁に穴が開けられない場合などは、家具の配置を階段状にしてみたり、収納ラックの一部を猫のスペースとして開けておくなどの工夫をすると良いでしょう。

また、遊びに使ったおもちゃは猫が触れないところに仕舞っておきましょう。

そうしなければ飼い主の目がないところで一人遊びをして、おもちゃをズタズタにしてしまったり、誤って食べた場合には動物病院での処置が必要になるからです。

もし食べたおもちゃを吐き出すことができなかった場合は、内視鏡や開腹手術などになり、猫にもお財布にも痛い結果となってしまいます

 

シェルターの設置

神経質で人見知りの顔も持つロシアンブルーは、来客など見知らぬ人が来ることが苦手な子が多いです。

また、大好きな飼い主さんと一緒にいる時間と同じくらい、一人の時間も大切にしているドライな面もあります。

そのため、「一人の時間が過ごせる場所」や「身を隠せる安全な場所」を用意する必要があります。

場所の設置として有効なのがキャリーケースです。

キャリーケースをいつも部屋に置いておき、出入りが自由にできるようにしておくと良いでしょう。

キャリーケース=安心できる場所と覚えてもらうことで、災害が起きた際の避難などでも慌てずに行動しやすくなります

 

ブラッシングを習慣にする

ロシアンブルーの美しい毛並みは「ダブルコート」と言われる毛皮の構造にあります。

ダブルコートというのは二重構造になった毛皮のことです。

毛が二層構造になっていることであの滑らかなビロードのような毛皮を作り出しています。

しかしその分、毛の密度が高く抜け毛対策が必須となります。

美しい被毛と健康な皮膚のために定期的にブラッシングを行い、毛のサイクルを正常に回す手助けを行う必要があります。

そのためにも子猫の頃からブラッシングに慣れさせていくことが大切です。

 

フードはどんなものをあげるといい?

キャットフードを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

・総合栄養食であること
・合成着色料が不使用であること
・グレインフリーであること

キャットフードには沢山の種類がありますがその中でも「総合栄養食」と記載されたものを選ぶと良いでしょう。

総合栄養食とはそのフードと水だけで健康が維持できるように栄養バランスが調整された食事のことです。

また、猫の食事には「彩り」は関係ありません。

そのため、猫の食事の質に関係のない着色料はないほうが無難でしょう。

さらにお金に余裕があるのであれば、グレインフリーのフードがおすすめです。

グレインフリーとは穀物不使用のフードのことです。

本来猫は完全な肉食動物なので穀物を食べることはありません。

より本来の食事に近づけたいのであればグレインフリーの食事を検討するのも良いでしょう。

しかし、病気を抱えていて食事療法を行っている猫にグレインフリーのフードは与えないでください。

病気によっては症状を悪化させかねないので、あくまでも与える目安としては「健康に問題のない大人猫」とするのが良いでしょう。

 

ロシアンブルーがなりやすい病気

残念ながら日頃からかわいい愛猫の健康の為に注意して生活していても、病気になる可能性を0にすることはできません

しかし、「発症しやすい病気」を知っておくことは病気の早期発見や早期対策に繋がります。

ここからはロシアンブルーがかかりやすい病気について解説します。

 

肥満症

肥満は体に体脂肪が過剰に溜まっていくことで起こる症状です。

肥満になって起こる直接の問題は

・運動量の低下
・呼吸が浅くなる

があります。

しかし、肥満で本当に注意しなければならないのは「肥満は他の病気の引き金になる」ということです。

「肥満は万病の元」という言葉がありますが、これは人も猫も同じとこが言えます。

肥満によって引き起こされるリスクが高まる疾患としては

・糖尿病
・尿路結石
・高脂血症
・心臓病
・関節炎
・気管虚脱

等が挙げられます。

また、肥満症の子はそうでない子に比べて麻酔がかかりにくく、手術がしづらく、術後の治りに時間がかかる傾向にあるため、手術が困難になる場合が多いです。

発症のリスクが高まる上に手術もしにくく治りも遅い、このような八方塞がりにならないためにも日頃から肥満にならないように生活を整える必要があります。

 

ロシアンブルーの適正体重はどれくらい?

ロシアンブルーの適正体重は生後一年が経過した時点で3.0〜4.0kgと言われています。
この体重はオスメス問わずです。

生まれつき小柄な子であれば3.0kg前後の体重で落ち着く子もいます。

 

尿路結石(尿石症)

尿路結石は尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道をまとめた名称)でカルシウムやマグネシウムが結晶化して結石を作ってしまう病気です。

尿路結石の主な症状は以下のとおりです

・トイレに行く回数が増える
・頻繁にトイレに行くがおしっこが出ない
・排尿する時に痛がるようになる
・オシッコに血が混じる
・トイレ以外の場所で粗相をする
・落ち着きがなくなる
・しきりに陰部を舐めたり気にするようになる
・おしっこした後に表面がキラキラ光っているように見える
・おしっこが出ない

などがあります。

結石ができてしまうとオシッコの際に痛みがあったり、石によって尿路が傷つきオシッコに血が混じることもあるためこのような症状として現れることが多いです。

また、結石がオシッコの通りを塞いでしまって外に排泄することができない「尿閉塞」と呼ばれる状態にはより注意をしなければなりません。

尿閉塞になると、尿毒症や急性腎不全、膀胱破裂といった命に関わる状態になる可能性が高くなります。

このような状態になってしまっては緊急手術や、入院による管理が必要になり、最悪の場合、命を落とすこともあります。

尿は腎臓で作られるのですが、ロシアンブルーについては遺伝的に腎臓の機能が弱い子がいることがわかっているので、尿路結石は用心するに越したことはありません。

アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」ではこのような結果が報告されています。

治療内容年間平均治療費
診察122,033 (膀胱結石の場合)
入院100,999円(尿道閉塞の場合)
手術192,889円(膀胱結石の場合)

 

 

糖尿病

糖尿病は本来体のために使われるはずだった糖が使われずに尿から体の外に排出されてしまう病気です。

糖尿病に多く見られる初期症状には以下が多いです。

・水をたくさん飲むようになり、おしっこの量が増える
・食欲が増える
・食事量は増えているのに痩せていく

などがあります。

糖尿病になると体で利用できない余分な糖を尿として体の外に排出する際に、体の水分も一緒に外に出してしまうため、体は脱水状態に傾き、喉が渇くため水を飲むようになります

また食事は、本来ならエネルギー源として使うはずだった糖が細胞に届かず、細胞が栄養不足の状態になります。

細胞が栄養不足の状態になると、更にエネルギーを必要とするため食事の量を増やして補おうとします。

しかし実際にはどれだけ食事を増やしても、糖を体の細胞で利用することができないため、エネルギー不足の状態が続き体重は減少していきます。

糖尿病にはインスリンの作用不足で起こる「1型」とインスリンが分泌されないことで起こる「2型」がありますが、猫の場合は「1型」が多いとされています。

糖尿病は発症してしまうと「完治」が望める病気ではありません。

発症した場合は定期的にインスリンを注射し、血糖値をコントロールし続ける必要があります。

発症しても血糖値をコントロールできればある程度の延命は可能ですが、生きている間はずっと注射が手放せない生活になります。

糖尿病は人にも猫にも負担が大きい病気です。

糖尿病になるリスクを下げるためにも、日頃からの正しい食生活や適切な運動、肥満の防止などが大切になります。

 

アニコム損保が2017年度始期で契約開始した猫100,472頭(0~12歳)を調査したところ、このような結果が出ました。

治療内訳平均単価年間平均
診察費12,238円321,831円
入院58,473円114,447円

年間の平均通院回数は13.4回という報告もあります。

つまり猫が糖尿病にかかると1年間で13回程度の通院が必要で、年間で平均約32万円の診察費用がかかるというわけです。

 

病気にならないために

ロシアンブルーで特に気をつけたい病気は肥満症が引き金となり発症する可能性が高いものが多いです。

なので、肥満症を防ぐために正しい食事管理や運動を心がけることは、その他の病気のリスクを下げることにも繋がります。

例えば食事管理の場合では、その子にあったカロリーを把握し、おやつなどを食べすぎてしまった場合には食事の量を調節したり、翌日のおやつは与えないようにするなど柔軟に対応をする必要があります。

 

ロシアンブルーのしつけ方

犬のような賢さを持つロシアンブルーは、しつけに苦労することが少ない品種だと言われています。

しかし、そんな賢い猫だからこそ子猫のうちからきちんとしつけをしないと後々、飼い主が手を焼く「わがまま猫」に育ってしまうこともあります。

ここからはロシアンブルーのしつけのコツを紹介します。

 

トイレのサインを見逃さない

猫は犬に比べてトイレのしつけがしやすい動物です。しかしそれでも猫のトイレのつけのコツを押さえておくことに越したことはないでしょう。

猫のトイレのしつけのコツはトイレのサインを見逃さないことです。

猫のトイレのサインは以下の様のなものが多いです。

・そわそわして落ち着きがなくなる
・何かを探すようにウロウロする
・床をにおいを嗅ぎ出す
・壁や床をひっかき出す

などがあります。

これらの行動を見かけたらトイレに連れて行ってあげましょう。この時、トイレに失敗してしまっても決して怒鳴ったり叩いたりしてはいけません。

また、失敗してしまったときの排泄物は掃除後捨てずにトイレの中に入れておくのも有効です。

自分の排泄物の匂いに刺激されてトイレでの排泄が促されるようになります。

猫のトイレのしつけの成功に大切なのは、失敗をしてしまったときは叱らずに臭いが残らないように徹底的に掃除をし、成功したらしっかりと褒めてあげることがトイレのしつけ成功の鍵となります。

 

爪とぎをしたくなるタイミング

猫の爪とぎは習性なのでさせないようにすることは不可能です。

そのため、「爪とぎをしてもいい場所とアイテム」を決めて準備しておくことが大切です。

また、猫が爪とぎを行うタイミングとして多いのが

・寝起き
・食後
・トイレ終わり
・遊びの前中後

です。

猫が爪とぎを始めそうだと感じたら、用意した爪とぎ場所まで連れていきます。ここで成功したらしっかりと褒めてあげましょう。

また、うまくいかなかった場合でもトイレのしつけと同様怒鳴ったりしてはいけません。

タイミングを見計らうのが難しい場合には

・マタタビなどを使って爪とぎまで誘導する
・爪とぎを行う場所に爪とぎアイテムを置く
・家具などの場合は爪とぎ防止アイテムなどで保護し、代わりの爪とぎアイテムを用意しておく
などがあります。

爪とぎアイテムには沢山の種類があるので、色々試してみて愛猫のお気に入りを見つけてあげるのもおすすめです。

 

しつけはメリハリが大切

しつけというのは、しつけを行う側の根気・忍耐・寛容さが問われることでもあります。

なかなか上手くいかずにイライラしてしまう事もありますが、そのときに怒鳴ったり叩いたりしてしまってはいけません。

怒鳴る、叩くといった行為は猫の心に恐怖心を植え付け、良好な関係を築き上げていく上での大きな障害となります。

また、相手を見て学習する知能を持つロシアンブルーに対して、飼い主側の曖昧な態度はしつけの失敗に繋がりかねません。

例えば、昨日は叱ったけど今日は叱らないといった一貫性のない行動はどちらが正しいのか判断がつかず、結果としてしつけが上手くいかないばかりか、わがままな性格に育ってしまう可能性もあります。

賢い猫だからこそ飼い主の毅然とした態度がしつけの成功の鍵になるのです。

 

ロシアンブルーにおすすめの保険は?

ここでは猫及びロシアンブルーに合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。

全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。

他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。

 

猫のペット保険加入の選び方のポイント

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
・歯科治療(歯周病等)
・気管虚脱

 

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

 

①ロシアンブルーのなりやすい病気が補償されるか確認

ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。

中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。

また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。

 

特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。

また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。

補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。

 

猫及びロシアンブルーがなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気

・歯科治療(歯周病等)
・気管虚脱

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか

全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。

ロシアンブルーがなりやすい尿路結石や腎不全は遺伝的な要素も含む病気です。

こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。

 

③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ

ロシアンブルーがなりやすい病気である「腎臓病」や「糖尿病」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「尿結石」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。

そのため、には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。

 

しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのためにはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。

例えば、腎不全であれば通院だけでも下記の治療費がかかります。

【通院治療費】

・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)

ペット保険の中で一番人気である補償割合70%:通院・手術・入院を補償するフルカバー型の保険では、通院補償が「年間20~22日:1日あたり10,000~14,000円:年間最大20万~30万円」で設定されていることが多いです。
ちなみにフルカバー型のペット保険(補償割合70%)の中で年間の最大通院補償金額が高いのは楽天ペット保険の、「年間22日まで:一日あたり15,000円まで:年間最大33万円まで」です。

更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。

つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。

中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります

もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。

 

ロシアンブルーがなりやすい「腎臓病」や「膀胱炎」は慢性疾患のためかかってしまったら一生の付き合いが必要な病気です。

加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。

しかも、「更新時の対応」については、どのペット保険であっても公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。
公式HPの「よくある質問:更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることが多いので、必ず一度は確認することをおすすめします。

また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。

ロシアンブルーにおすすめのペット保険をご紹介!

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーではロシアンブルーにおすすめのペット保険を2社ご紹介します。

おすすめの理由としては上記で説明したロシアンブルーのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。

また、アニコムに関しては「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです

測定結果によっては血液検査も無料で受けることができます

ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。

あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。

 

メリットデメリット
・歯科治療も補償
・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯
・手術は一回当たり最大14万円まで保障(補償割合70%プラン)
保険料が高い

 

アニコム(ふぁみりぃ)

2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。

※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。

引用:重要事項説明書

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

よくある質問

純血のロシアンブルーの子猫の値段はいくらぐらいなの?

純血のロシアンブルーの子猫を購入価格の平均は、ペットショップでは約10〜15万円。ブリーダーから直接購入だと6〜13万円程度になります。
しかしこれらの価格はあくまでも平均相場なので、店舗やブリーダー、親猫がコンテストなどで成績を残しているか、売れ残り成長してしまったなどの理由で価格は変動してきます。
また、猫本人の価格とは別に今まで接種したワクチン代などが別途請求されることも多いです。

白いロシアンブルーがいるって本当?

本当です。
しかしロシアンブルーとして公式に認められているのは「ブルー」のみとなりますので、ホワイトは品種として認められていないのが現状です。
またホワイト以外にも、ブラックやブルーポイントといった経路のロシアンブルーも少数ではありますが存在します。
毛色以外はロシアンブルーの特徴を受け継いでいるのも魅力的です。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

【ロシアンブルーの特徴】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ロシアンブルーは賢く愛情深い反面、毅然とした態度でしつけをしないと信頼されなくなり、わがままな性格に育ってしまう可能性があること
・ロシアンブルーが気をつけたい病気は肥満症が引き金となるものが多いので、病気予防のためにはまず適正な体重管理を心がけることが重要であること
・飼い主側が愛情を持って正しい接し方をすれば、愛情に応えてくれる賢さと忠誠心を持つ猫であること
について解説してきました。
ロシアンブルーはロイヤルな雰囲気と相手を選ぶ賢さから、なつかない猫と勘違いされがちですが、実際は自分が認めた相手には忠誠心を持つ愛情深い猫でもあります。
そんな魅力を持つ猫だからそこ、戦後も多くの人に愛され現在に至るまでの不動の地位を築き上げたのではないでしょうか。
しかしどんなに魅力的な猫でも病気や事故と無縁でいることは難しいでしょう。
この記事を通してロシアンブルーの特徴を理解し、保険や生活の見直しの一助になれば幸いです。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。