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犬の緑内障の手術費用はいくら?症状や完治の見込み、予防方法は?

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犬の緑内障の手術費用は15万円程度になることもあります。緑内障を放置すると失明します。症状の進行を防止するための治療が必要で、早期治療は進行抑制の効果を高めるために重要です。
犬の緑内障の手術費用は決して安くはありません。
しかし放置すると失明してしまうため、早期の治療が必要です。

この記事では

・犬の緑内障の症状
・犬の緑内障の原因
・犬の緑内障の予防法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「緑内障にかかりやすい犬種」「おすすめのペット保険」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


犬の緑内障とは、

眼球の内圧(眼圧)が高いことで網膜や視神経が影響を受け、視野が悪化した状態

をいいます。進行すると視力を失う恐ろしい病気です。

目の病気には「白内障」がありますが全く別の疾患です。

【緑内障と白内障の違い】
・緑内障は眼圧が高くなり見えにくくなる
・白内障は目の中の水晶体が白く濁って見えにくくなる

犬や猫は白内障の進行に伴いブドウ膜炎が起こり、緑内障へ移行することも報告されています。

また緑内障は初期でも痛みがあるの対し、白内障の初期では痛みがないことがほとんどです。

 

犬の緑内障の症状は?

【緑内障の症状】
・眼球突出(牛眼)
・白目が赤い
・視野が狭くなる

・目を痛そうにしている など

眼球が突出すると目が大きく見えます。それと同時に視野も狭くなっていると考えられます。

目を痛そうにしばしばさせていることもありますが、飼い主さんは気づきにくいでしょう。

日常的に注意するポイントとして
・物によくぶつかるようになった
・涙が増えた
・寝ている時間が増えた
などがあれば動物病院で診てもらうことをおすすめします。

 

ブドウ膜炎から緑内障に進行する場合も

ブドウ膜炎とは眼内のブドウ膜という血管に富んだ膜が炎症を起こす病気です。

ブドウ膜炎が起きる原因は

・強い衝撃などの外傷性
・白内障などの他疾患
・遺伝性 など

です。

ブドウ膜炎は角膜に傷がついた状態から発症することがあり、その合併症として緑内障が多くみられます。

そのため目の傷にも注意が必要です。

 

犬の緑内障の原因はなに?

犬の緑内障は3つの原因が考えられます。

・先天性緑内障
・原発性緑内障
・続発性緑内障

 

先天性緑内障

房水を眼外へ排出する役割を持つ隅角が、生まれつき形成異常なために発症します。犬ではあまり見られません。

 

原発性緑内障

原発性とは原因不明の意味です。緑内障を引き起こすような目の病気がないにもかかわらず、隅角の異常で眼圧が上がり発症します。

一部の犬種で発症しやすいことから遺伝的な目の構造が原因だといわれています。

 

続発性緑内障

続発性とはほかの病気によって引き起こされた疾患です。続発性緑内障の原因として

・ブドウ膜炎
・網膜剥離
・白内障
・腫瘍

などがあげられます。それらの病気によって房水を排出する隅角がふさがれてしまい、眼圧が上がることで発症します。

 

緑内障にかかりやすい犬種はいるの?

先述したように原因不明の原発性緑内障では一定の犬種がかかりやすいことが知られています。

中でも特に柴犬に多くみられます。

【緑内障にかかりやすいとされる犬種】
・柴犬
・シーズー
・コッカースパニエル
・チワワ
・ビーグル など

緑内障は白内障に伴うブドウ膜炎から発症することがあります。

そのため、白内障の好発犬種やかかっている犬も注意が必要だと考えられます。

原発性緑内障は4歳くらいで発症することもありますが、6~7歳くらいの年齢で発症しやすいことがわかっています。

 

犬の緑内障の治療法には、どんなものがあるの?

緑内障の治療には

・内科的治療
・外科的治療

があります。目の状態によってそれぞれの治療方法でアプローチします。

ほかの病気が原因である続発性緑内障の場合は、原因の眼の病気を特定して必要な治療を行います。

 

治療法:内科的治療

目薬を主にした治療を行います。痛みや視力低下の原因である眼圧を下げることが治療目的です。

場合によっては眼圧下降作用のある経口薬を使用することがあります。

 

治療法:外科的治療

外科的治療法にはいくつかの種類があります。

治療方法目的
隅角癒着解離術隅角(房水の排出口)を広げる
毛様体レーザー光凝固術レーザーを使って眼房水が作られる量を減らす
前房シャント術インプラントという専用の器具を眼球に取り付けて余分な眼房水を排出する
眼球摘出、義眼挿入痛みから解放して生活の質を上げる

外科的治療は専門の器具や高度な技術が必要になります。

そのため眼科専門の動物病院や大学病院など一部の動物病院でしか手術をすることができません。

緑内障手術費用も高額になることが考えられます。まずはかかりつけの動物病院に相談してみましょう。

 

犬の緑内障の治療費例

ある動物病院での治療費の内訳をご紹介します。

例:雑種3歳 眼球摘出

診察項目金額
検査(血液検査、レントゲン、超音波検査、眼圧など)22,000円
手術(麻酔、麻薬鎮痛剤、点滴、入院(1泊2日)、手術、内服薬など)100,000円
摘出した眼球の病理検査16,000円
合計138,000円

アニコム損保「家庭どうぶつ白書2021」によると、柴犬の緑内障による年間平均診察費は147,441円でした。

このように緑内障は手術料金が高額になることがわかります。もしものためにも備えが必要です。

 

緑内障にならないための予防法はあるの?

犬の緑内障は残念ながらこれといった予防法はありません。特に先天性や原発性の緑内障を予防することは難しいでしょう。

ただしほかの病気で発生する続発性の場合だと、根本原因となる目の異変に早く気づくことで緑内障の予防につながります。

 

定期的な検診の重要性

緑内障は治療を続けても完治が難しいといわれます。

症状が現れるといつかは失明するとされており、進行を防ぐことはもちろん、どれだけ痛みをおさえることができるかに治療の重点が置かれます。

愛犬の生活の質を上げるためにも

早めに痛みから解放してあげる

必要があります。早期に治療することは痛みを取り除くためにも効果的です。

早期発見のためにも定期的な眼科検診が重要です。

 

 

 

犬の緑内障におすすめのペット保険は?

犬の緑内障はほとんどのペット保険で補償の対象となっています。ただし必ず重要事項説明書や保険約款は確認するようにしましょう。

犬の緑内障は上述の通り、完治させることが難しく、長期的な通院治療も必要な疾患です。

また、上記でも説明した通り緑内障は手術の場合は平均で約15万円程度場合によってはそれ以上と高額な治療費がかかります。

 

そのため、白内障や糖尿病に備えとしてペット保険に加入する場合は下記の項目に留意して選ぶことをおすすめします。

・通院、入院、手術を補償するフルカバー型のペット保険であること
・その中でも手術補償に手厚いペット保険

・「更新時に特定の病気や部位を補償の対象外とすること」はありません。という旨がHPや重要事項説明書・保険約款に記載されているペット保険

 

ペット保険比較アドバイザーでは、白内障に対しておすすめのペット保険をご紹介します。

おすすめの理由としては、上記の条件を満たしているペット保険である事、そしてもちろん緑内障も補償の対象としているペット保険だからです。

 

緑内障の治療を考えると、一番おすすめはアニコムです。

他のペット保険と比べても、手術・通院に関して補償内容が手厚い保険プランとなっており、高額になりがちな緑内障の手術費用も安心して備えることができます。

アニコムに関しては窓口精算や年一回無料で受けられる腸内フローラ測定等、付帯サービスが充実しています。

・窓口精算や付帯サービスも重視 → アニコム損保

 

 

メリットデメリット
・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯
・手術は一回当たり最大14万円まで保障(補償割合70%プラン)
・窓口精算可能
保険料が高い

※健康割増引制度により保険の利用状況によって割増引の適応【可】

アニコム(ふぁみりぃ)

2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。

※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。

引用:重要事項説明書

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や、既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」また「年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

よくある質問

うちの犬の目に傷が入ったかもしれません。放置したら治るのでしょうか?

犬の目の傷を甘く見てはいけません。角膜潰瘍やブドウ膜炎から緑内障に進行し、最悪失明することがあります。
目に傷が入った可能性があれば放置はせず、できれば早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。

緑内障手術で「眼球摘出」か「義眼挿入」か迷っています。

「眼球摘出」は眼がなくなることで違和感が残ることがありますが、毎日の点眼から愛犬も飼い主さんも解放されます。
「義眼挿入」はシリコンボールが入るため見た目の変化はほとんどありません。
ただしドライアイや結膜炎などのリスクが残り、定期的なメンテナンスが必要になります。
メリットやデメリットを考えて獣医師と相談しながら決めることが重要です。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

【犬の緑内障の手術費用はどれくらい?完治の見込みと予防方法は?】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬の緑内障の症状
・犬の緑内障の原因
・犬の緑内障の予防法
について解説してきました。
犬の緑内障は治療をしていても最終的には失明します。しかし早期に治療を行うことで進行を最低限まで抑えることが可能です。
そのためにも定期的な眼科検診は重要だといえるでしょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。