チワワの適正体重はどのくらい？成犬や成長過程についても解説！
チワワの成犬での適正体重は1.5～3キロ程度ですが、個体差で変わるためBCSを参考にするのが良いです。1歳までの適正体重の目安の表も記載しています。肥満になると様々な病気のリスクがあがります。
この記事では
・チワワが肥満になったときのリスク
・チワワのダイエット方法
チワワの性格や被毛・体高は？
チワワは世界で一番小さい小型犬です。成犬時の体の大きさは体長15～30㎝前後、体高12～20㎝程度になります。
甘えん坊で遊ぶことが大好きである反面、警戒心が強く大きな体の相手にもひるまずに向かっていくことがあります。
チワワには被毛の短いスムースコートと被毛の長いロングコートの2種類がありますが、どちらもダブルコートなので抜け毛があるので、ブラッシングをこまめにしてあげることが必要です。
また、さまざまな毛色や毛色の組み合わせが楽しめる犬種でもあります。よく見られる毛色は以下の通りです。
・チョコレート・タン…茶色に薄茶色の差し色
・レッド…赤茶色
・ホワイト
・クリーム
・ブルー 等
ダブルコートの被毛を持つ犬種ではありますが、寒さに弱い犬種です。冬など寒い時期の散歩には服を着せてあげましょう。
チワワの適正体重と体格は？
チワワは世界最小の小型犬といわれており、標準体重は1.5～3キロとされています。
しかし、チワワは個体差の大きい犬種でもあるので、3㎏以上あってもそれがその子の標準体重であることもあります。
ここではチワワの平均的な月齢別の適正な体重の増え方の目安をご紹介します。
年齢別の適正体重推移の目安
| 生後1ヶ月 | 0.2kg前後 |
| 生後2ヶ月 | 0.4kg~0.5kg前後 |
| 生後3ヶ月 | 0.6kg～0.7kg前後 |
| 生後4ヶ月 | 0.8kg～1.0kg前後 |
| 生後5ヶ月 | 1.1kg～1.4kg前後 |
| 生後6ヶ月 | 1.5kg～1.7kg前後 |
| 生後7ヶ月 | 1.8kg～2.0kg前後 |
| 生後8ヶ月 | 2.0kg～2.2kg前後 |
| 生後9ヶ月 | 2.2kg～2.3kg前後 |
| 生後10ヶ月 | 2.3kg～2.4kg前後 |
| 生後11ヶ月 | 2.4kg～2.5kg前後 |
| 生後12ヶ月 | 2.5kg～3.0kg前後 |
生後1歳までの成長過程の著しい子犬の時期は、パピー用の成長期用総合栄養食をあげることをおすすめします。
成犬となる1歳を過ぎた後もパピー用フードにすると体重が増加し肥満になることがあるので、1歳以降は成犬用のフードに切り替えてください。
チワワのオスとメスによって適正体重は違う？
チワワはオスの方が男性ホルモンの影響で骨格が大きくなり筋肉質になるので、メスよりオスのほうが大きくなる可能性が高いです。
しかし、生後早いうちに去勢をすると男性ホルモンの影響が少なくなるので、それほど適正体重が買わないこともあります。
チワワの種類によって適正体重は違う？
チワワが個体差の大きい犬種である理由に、以下の3つの体格があることが挙げられます。
・ハイオンタイプ
・スクエアタイプ
体格の種類によって大きさが変わってくるため、それぞれの体格の特徴をよく理解しておくことが重要です。
ドワーフタイプ
骨太でがっしりした胴長の体系と手足が短いことが特徴的な種類です。見た目が首が短くコロコロしているので太っているように感じることもあります。
ハイオンタイプ
手足が長くモデルのようにすらっとした体格が特徴的な種類です。比較的スムースチワワが多く、華奢に見えるイメージがあります。
手足がスラっとしていることからしかタイプやバンビタイプとも呼ばれます。
スクエアタイプ
チワワの中で最も多い種類です。ドワーフタイプとハイオンタイプの中間にあたる種類で胴と手足の長さのバランスが良い体型をしています。
チワワの体重の測り方は？
チワワの体重の測り方は2種類あります。
・人間用の体重計に飼い主さんに抱っこされた状態で乗る
チワワの体型のチェック方法や肥満のサインは？
チワワの肥満度は個体差が大きいので、体重だけで判断するのは危険です。
その子が肥満状態がどうか知るために、犬の肥満を見た目や触った感じで判断するボディ・コンディション・スコア（BCS）をおこなうと良いでしょう。
犬のボディ・コンディション・スコア（BSC）
犬のボディ・コンディション・スコアは、BSC1～BSC5までの5つに分けられます。見た目と触った脂肪の感じから痩せすぎ～太りすぎまでの判断をします。
| BSCレベル | 体格の特徴 |
| BSC1（痩せ） | 肋骨や腰椎などの骨の感じが外から見て判断できる。胸部を触っても脂肪がある感じがしない。腰のくびれが顕著。 |
| BSC2（やや痩せ気味） | 胸部を触ると脂肪が少なく肋骨がすぐに判断できる。腹部にへこみがある。 |
| BSC3（標準体格） | 胸部を皿ると脂肪が少し感じられた奥に肋骨が確認できる。腰のくびれや腹部の吊り上りがある。 |
| BSC4（やや太り気味） | 脂肪がやや多い感じがするが肋骨は触れる。上から見るとくびれの有無が確認できないが、横から見ると腹部がやや吊り上がっている。 |
| BSC5（太りすぎ） | 脂肪が多く肋骨を触るのが難しい。くびれや腹部の吊り上りがほぼない。 |
実際にやってみてもよくわからない方は、一度獣医さんに聞いてみると良いでしょう。
チワワが肥満になるとどんなリスクあるの？
チワワは体が小さく関節も細いので、肥満になると心臓などの内臓や関節などに大きな負担がかかります。
そのため、さまざまな病気やケガを引き起こす可能性が高くなるので注意が必要です。
膝蓋骨脱臼
膝にあるお皿のような関節（膝蓋骨）が外れてしまう病気です。チワワは関節が細いのでもともと膝蓋骨を脱臼しやすい犬種です。
悪化すると痛みも出るため歩くことが難しくなります。根本的には手術をするしかありません。
レッグペルテス（大腿骨頭壊死症）
太ももの骨（大腿骨）が壊死してしまう病気です。発症すると足が激しく痛みます。
完治させるためには手術を行う必要があります。
僧帽弁閉鎖不全症（そうぼうべんへいさふぜんしょう）
小型犬の中でよく見られる心臓病です。心臓に血液が逆流しないようにしている弁が何らかの原因でうまく動かなくなることで発症します。
心臓が上手く機能しなくなると心不全となり、さまざまな病気を併発することがあります。
気管虚脱
空気の通り道である期間が潰れて呼吸困難になる病気です。発症すると症状によって内科的処置か外科的処置になります。
しかし、内科的処置では潰れた気管は戻りません。日々の症状をよく観察し、場合によっては外科手術になることもあります。
太りすぎてしまったチワワの正しいダイエット方法は？
チワワが肥満になるとさまざまなケガや病気を引き起こす可能性があります。
健康な体でいるためにも、適正な体重に戻るようにダイエットを行いましょう。
ダイエットフードに切り替える
犬のダイエットフードは以下のことに気を付けて選ぶようにしましょう。
・オメガ3、オメガ6脂肪酸が入っている低脂質のもの（12％以下）
・繊維質が高いもの（5％以上）
・低GIやグレインフリーのもの
・低カロリーのもの
・L-カルニチンが入っているいるもの
・不必要な添加物の入っていないもの
犬はフードを急に変えると食いつかなかったり、お腹を壊すことがあります。
フードの切り替えは徐々に入れ替えるようにしましょう。
フードの量・質を見直す
犬の肥満の原因の多くは食べすぎです。今あげている量が適正量なのかを見直してみましょう。
ドッグフードは裏面に体重別の適正量が記載されています。その量をきちんと計ってからご飯をあげるようにしましょう。
デンタルケアをこまめにやる必要はありますが、ドライフードを水でふやかしたりウエットフードにするとより満足感を得られやすいです
また、おやつのあげすぎが原因で肥満になることも多いです。おやつの量は総合栄養食の10％程度が目安とされています。。
おやつをあげる場合は、総合栄養食からその分を引いた量をあげるようにしましょう。
おやつは以下の事柄に気を付けて慎重に選ぶようにしましょう。
・低カロリーのもの
・無添加のもの
・小型犬用のもの 等
食事回数を増やす
1回の食事で1日の適正量を全て食べてしまうと、そのあと空腹になり、それがストレスになることも考えられます。
食事は1日の食事量を2～3回に分けてあげるようにし、空腹感が長時間にならないようにしてあげましょう。
また、おやつも一度にあげるのではなく、1日数回に分けてあげるとより満足感を得ることができます。
運動量を増やす
運動は肥満を防止するだけでなく、ストレス解消にもなります。しかし、あまり激しく動きすぎると関節に負担がかかることがあるので注意が必要です。
お散歩時間は1日40分程度が目安です。ただし年齢や個体差によってお散歩量が変わってきます。
チワワの様子をよく見てちょうどいい散歩時間と量に調節してあげてください。
また散歩に飽きないようにコースを変えたり遊びを入れてあげるのもおすすめです。
雨などで散歩に行けない場合は家の中で遊んであげてください。ボール遊びや知育玩具などを使って、家の中でも運動できる環境を作ってあげましょう。
【チワワの保険】ペット保険の比較・選び方のポイント
ここではチワワに合ったペット保険の比較・選び方について解説します。
全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。
他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまでチワワ目線で解説していきます。
チワワのペット保険加入の選び方のポイント
①チワワのなりやすい病気が補償されるか確認
・膝蓋骨脱臼
・てんかん
・チェリーアイ
・加入後に発見された先天性、遺伝性疾患
②てんかんや心臓病に手厚い補償がされるか
・加入後に発見された先天性・遺伝性疾患が補償するかどうか
・更新時に「特定の傷病や部位を補償の対象外とない」かどうか
③通院・入院・手術を補償するペット保険の中でも手術は他社より手厚いか
選ぶポイント①チワワのなりやすい病気が補償されるか確認しよう
上記に記載しているチワワがなりやすい病気のうち、ペット保険会社によっては補償されない病気や傷病がいくつか存在します。
チワワのためを思うなら、これらの病気が補償されるペット保険に加入するのが無難です。
特にパテラは要注意です。アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019」によるパテラの手術の平均費用は22万711円となっており、高額な治療費になる可能性が高いです。
【チワワのなりやすい病気のうち補償の対象かどうか注意すべき病気】
・てんかん
・チェリーアイ
選ぶポイント②加入後の発症した先天性疾患や更新時の対応に注意
チワワはてんかんや水頭症の脳関連の病気になる可能性が高く、先天的なものである可能性も決して低いわけではありません。
また、僧帽弁閉鎖不全症等の心臓病にかかりやすく、上記のてんかんも含めて、完治させることが難しい病気や疾患にもなりやすいです。
そのためチワワのためにペット保険加入するのであれば下記の項目にも注意しましょう。
・更新時に「特定の傷病や部位を補償の対象外とすることがない」かどうか
選ぶポイント③通院・手術・入院を補償するペット保険の中でも手術に手厚い保険がおすすめ
・日額制限がないペット保険
のいずれかを選ぶことをおススメします。
先ほどパテラの平均手術費用は約22万円とお伝えしましたが、補償割合70％の保険であれば15万4千円まで補償されないと損したように感じます。
しかし、多くの保険会社・プランが手術の１回あたりの上限金額を10万～14万程度で設定しています。
ちなみに、フルカバー型の中で手術補償の最大金額（回）はアイペットと楽天ペット保険の15万円です。
ペット&ファミリーを代表する日額制限が無いタイプのペット保険も手術補償に強いといえるのですが、その理由については下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
チワワにおすすめのペット保険をご紹介！
最後に、今回ペット保険比較アドバイザーではチワワにおすすめのペット保険を２社ご紹介します。
おすすめの理由としては上記で説明したチワワのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。
アニコムに関しては窓口精算や年一回無料で受けられる腸内フローラ測定等、付帯サービスが充実しています。
また、ペットを伴わない薬の受取ができるのはアニコムだけです。
・補償内容や保険料を重視 → PS保険
一部PS保険は手術の補償金額が１回あたり最大10万円だったり不安な点はありますが、先天性疾患や更新時の対応が他社より優れています。
ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。
あくまで参考ですが、保険料重視であればPS保険、補償内容重視であればアニコム（ふぁみりぃ）に加入することをおすすめします。
| メリット | デメリット | |
 | ・複数回通院にも強い ・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯 ・通院補償は一日当たり14,000円×年20日まで（補償割合70％プラン） ・窓口精算可能 ・ペットを伴わない薬の受取だけの治療費も補償 | 保険料が高い ※健康割増引制度により保険の利用状況によって割増引の適応【可】 |
 | 保険料が安い | ・１つの病気に対しての限度額・回数があり （更新時にリセットされない） ・手術は一回当たり最大10万円まで |
2年目以降のご契約継続について弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
引用：重要事項説明書
罹患した病気やケガにより保険の更新をお断りしたり、更新時の補償対象外にしたり、保険料を増額にすることはございません。（※保険料の改定などがあった場合、保険料は変わります。）
ケガ、病気の原因が生じた時が保険期間内であれば、皮膚病や外耳炎等の軽度の病気から、ガンや心臓病等の重大な病気まで補償の対象となります。
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。
補足：先天性疾患が発症する前に！遅くとも7.8歳までには加入しよう
ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。
そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。
また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。
また一般的にペット保険では8～12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。
「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7～8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。
補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。
高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
よくある質問
チワワのダイエットを始めましたが、なかなか体重が減りません。
去勢手術や避妊手術をすると太りやすいのは本当ですか？
ペット保険は必要？
ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100％です。
もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ！
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【チワワの適正体重はどのくらい？体重管理やダイエット方法もご紹介！】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・チワワが肥満になるとかかりやすい病気
・チワワのダイエット方法
