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シンガプーラの平均寿命は短い?かかりやすい病気や飼い方も解説!

2023年11月8日

猫の保険

シンガプーラの平均寿命は短い?かかりやすい病気や飼い方も解説!サムネイル
シンガプーラの平均寿命は10~15歳と一般的な猫の平均程度ですが、最高齢では21歳と人間でいう100歳に該当します。かかりやすい病気、飼い方のコツ等も解説しています。

 

シンガプーラは小柄でかわいらしく、性格も甘えん坊で人懐っこいため人気が高まっている猫種です。

鳴くことが少なく、鳴き声も静かなことから猫をはじめて飼う方にも向いています。シンガプーラの病気や長生きのコツを知れば、一日でも長く愛猫と過ごせるようになります。

この記事では
  • ・シンガプーラの寿命
    ・シンガプーラの病気
    ・シンガプーラの長生きのコツ
について解説します。
最後までお読みいただければ、「シンガプーラ」についてわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


「シンガプーラ」とは

シンガプーラはその見た目から「小さな妖精」と呼ばれる、小柄で美しい猫です。純血種の中で1番小さく、成猫でも大きさは2〜3㎏程度

毛色はセピアカラー(茶褐色)で、小さな体につりあわないほど大きなアーモンドアイと大きな耳が特徴的です。

原産国はシンガポールで、シンガポールは熱帯気候の暑い国なので(1年を通して平均最高気温は30℃台、平均最低気温は25℃前後)シンガプーラは寒さに弱いです。シンガポールの下水溝に住み着いていた猫がルーツとされています。

 

シンガプーラの平均寿命や最高寿命は?

平均寿命は10〜15歳程度といわれています。猫の平均的な寿命が15歳ほど(完全室内飼いは16歳ほど)ですので、シンガプーラは平均的な寿命といえます。

参考:【令和3年 全国犬猫飼育実態調査/一般社団法人ペットフード協会】

 

シンガプーラの最高寿命は?

シンガプーラの最高寿命は21歳といわれています。猫の平均寿命が10〜15歳に比べて、かなり長寿です

 

【シンガプーラの年齢換算表】人間でいうと何歳?

猫は人間よりも成長スピードが速いのですが、人間に例えると何歳ぐらいなのでしょうか?

シンガプーラの年齢を人間に例えると何歳になるのか、以下の表を参考にしてください。

シンガプーラの年齢人間に例えた年齢
1ヶ月1最
2ヶ月3歳
3ヶ月5歳
6ヶ月9歳
9ヶ月13歳
1歳17歳
2歳23歳
3歳28歳
4歳32歳
5歳36歳
6歳40歳
7歳44歳
8歳48歳
9歳52歳
9歳52歳
10歳56歳
11歳60歳
12歳64歳
13歳68歳
14歳72歳
15歳76歳
16歳80歳
17歳84歳
18歳88歳
19歳92歳
20歳96歳
21歳100歳

1歳までに人間の思春期にあたる17歳くらいまで成長し、2歳の時に23歳、3歳を過ぎると1年で4歳ずつ年を取っていきます。7歳を超えたころからシニア期に入り、段々運動量が減り寝ていることが多くなります。

先ほど紹介した最高寿命の猫は、年齢換算表で見ても人間でいえば100歳とかなり長寿です。

参考:獣医師広報板-犬・猫と人間の年齢換算表 (vets.ne.jp)

 

シンガプーラがかかりやすい病気やその治療法・治療費は?

シンガプーラを飼ううえで気をつけたい病気がいくつかあります。以下では病気と治療法について解説します。

 

病気と治療法①:ピルビン酸キナーゼ欠損症(貧血)

ピルビン酸キナーゼ欠損症は猫の貧血のことで、ピルビン酸キナーゼという酵素が少なかったり働きが不十分なことから、赤血球が破壊され貧血をおこしてしまう病気です。

血液は栄養や酸素を体の隅々まで運んでいて、全身にいきわたることで私たち人間や猫は活動できています。その血液の中の赤血球が体の中で少なくなることを「貧血」と言います。

猫では生後2〜3か月で慢性的な貧血をおこします。

原因が遺伝性のため、予防が難しい病気です。関連遺伝子保有率の調査によると、シンガプーラはこの病気になる遺伝子の保有率が高いことが報告されています。

参考:飼い猫の複数の品種で特定された赤血球ピルビン酸キナーゼ欠損症変異-PMC (nih.gov)

 

【症状】

病気の症状としては

  • ・口の粘膜や舌の色が薄く白っぽくなる(貧血)
    ・食欲低下
    ・疲れやすく運動を嫌がる
    ・呼吸や脈が速い
    ・赤茶色の尿(ヘモグロビン尿)をする

などが主なもので、

  • ・黄疸(おうだん)
    ・脾腫(ひしゅ)

がみられる場合もあります。

黄疸とは血液中のビリルビンという成分が多くなり、ビリルビンの色素により猫の皮膚や粘膜、血管や尿などが黄色く染まる状態です。

この状態は緊急性が高く非常に危険な状態のため、耳や口などの粘膜が黄色かったりおしっこが異常に黄色かったりしたらすぐにかかりつけの獣医師に見てもらいましょう。

脾腫とは、赤血球の処理をする脾臓が溶血性貧血などの血球障害で腫れてしまう病気です。

 

【治療法】

症状が軽い場合も重い場合も、基本的には激しい運動を避け安静にすることが一番です。症状にあわせて貧血や呼吸状態を緩和するための対症療法(輸血や酸素化など)が行われます。

症状が重い場合は、貧血の改善を促すために脾臓の摘出手術を行うこともあります。また環境やストレスも影響しているため、ストレスを取り除く工夫も必要です。

【治療費】

  • ・輸血はおよそ1万5千円ほどです。(※輸血のみの費用です)
    ・脾臓摘出の手術は4万5千~6万円ほどかかります。(※麻酔料は含みません)

参考:【家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査結果(令和3年度)/日本獣医師会】

 

病名と治療法②:進行性網膜萎縮

進行性網膜萎縮は眼の奥にある網膜の視細胞(光や色を感じる細胞)が変性・萎縮してしまい、正常な機能が果たせなくなる病気です。視細胞が減少することで徐々に視力が落ちていき、最終的には失明します。

猫ではあまり見られないレアな病気です。原因はほとんどが後天的なもので、具体的にはタウリンと呼ばれるアミノ酸不足で起こります。

しかしアビシニアンやペルシャ猫など一定の猫種で遺伝による病気として認められていて、シンガプーラがこの病気になる原因は遺伝による可能性が高いです。

 

【症状】

進行性網膜萎縮では網膜が徐々に薄くなり、視細胞が減少することで視覚が低下するため

  • ・暗い場所を怖がる
    ・音に対して敏感になる
    ・おもちゃを追う遊びをしなくなる
    ・高いところにのぼらなくなる
    ・物にぶつかる
    ・段差につまづく

などの症状が出ます。最初は夜動きずらくなりますが、だんだん昼間でも動けなくなりやがて視力を失ってしまいます。失明するころには瞳孔が開きっぱなしになり、まぶしくてもまばたきしないなど光にも反応しなくなります。

 

【治療法】

残念ながら効果的な治療法はありません。後天的な発症においてもタウリン不足を補うことで病気の進行は遅らせることはできますが、すでに失った視力は戻ってきません。

失明した後のことも考えて、視力が低下し始めたらベッドやトイレの場所を変えないようにすることで猫が視力を失っても記憶を頼りに生活できます。

 

【治療費】

通院1回でおよそ9千〜1万円ほどです。

 

病名と治療法③:皮膚疾患

シンガプーラは皮膚疾患にかかりやすい猫ですが、その原因は暖房器具内のカビや菌によるものが多いです。

暖房器具やエアコンを使用する前に清掃を行い、加湿器などで湿度を保つように注意しましょう。またこまめなブラッシングも必要です。

 

【症状】

猫が皮膚病にかかると

  • ・かゆがる
    ・脱毛する
    ・皮膚が赤くなる
    ・発疹やデキモノができる(炎症をおこす)
    ・被毛が脂っぽくなる
    ・臭いがする

などの症状が出ます。

 

【治療法】

皮膚病の原因は以下のとおりで、皮膚炎になったら

  • ・アレルギー
    ・細菌
    ・真菌の感染
    ・寄生虫
    ・その他(ストレスや紫外線など)

などの原因を取り除く治療と同時に、飲み薬や塗り薬で患部の炎症を抑えます。

 

【治療費】

1回の処置でおよそ5千円ほどです。

 

病名と治療法④:肥大型心筋症

猫の心臓病では一番多くみられ、遺伝が原因とされる病気です。左心室の心筋が段々と厚くなり、硬くなったり伸縮性が低下したりすると血液の逆流が起こりうまく血液を送り出せない状態になります。

また血液の流れが悪いことから「血栓」と呼ばれる血液のかたまりができやすく、動脈に血栓ができると動脈血栓塞栓症(ATE)を引き起こします

動脈血栓塞栓症は猫の場合足の付け根の動脈にできることが多く、後ろ足がフニャフニャになり歩行困難になります。発症すると初期の救命率が20%前後と、生存が難しい病気です。

 

【症状】

初期はほとんど無症状ですが、やがて以下のような症状が出てきます。

  • ・運動を嫌がる
    ・動きたがらない
    ・呼吸数が増える
    ・口を開けて呼吸する
    ・咳をする
    ・呼吸困難におちいる
    ・後ろ足がマヒする

【治療法】

投薬治療がメインです。

  • ・βブロッカー(心拍や収縮力を抑えて心臓を休ませる薬)
    ・抗血栓薬(血栓をできにくくする薬)
    ・ACE阻害薬(血圧を抑える薬)

これらの薬を使いながら経過を見ます。

 

【治療費】

1回の処置で1万〜2万円ほどです。

 

病名と治療法⑤:ストレス性疾患

シンガプーラは神経質な一面があり、ストレスを溜めやすい猫種です。ストレスによる病気にかかりやすいため、ストレスを緩和する工夫や努力が必要になります。

猫がストレスストレスを溜めすぎると

  • ・分離不安症
    ・強迫神経症
    ・伝染性腹膜炎
    ・特発性膀胱炎
    ・猫ウイルス性鼻気管炎
    ・肝リピドーシス
    ・糖尿病
    ・下痢や嘔吐

などの病気を発症します。

 

【症状】

猫はストレスを抱えると

  • ・ご飯を食べなくなる
    ・夜鳴きをしたり急に大きな声で鳴いたりする
    ・夜中に急に走り出す
    ・執拗にグルーミング(毛繕い)をする
    ・トイレ以外で粗相をする

などの症状が現れます。

 

【治療法】

それぞれの病気の原因になるストレスを緩和することが必要です。

ストレスの原因は

  • ・環境の変化
    ・運動不足
    ・さみしさ
    ・衛生環境

などがあげられます。

環境が問題であれば、猫が安心できる縄張りを確保してあげるようにしましょう。暗くて狭い場所が安心できるため、ドーム型のベッドなどを用意して部屋の静かな場所に設置してください。

引っ越しなどで環境が変わった場合でも、普段からケージに慣れておけばケージが猫の一時的な避難場所の役割を果たしてくれます

運動不足が問題であれば、室内に上下運動ができるようキャットタワーを設置したり、飼い主が積極的に遊んであげたりすることで運動不足を解消できます。

さみしさからくるストレスはやはり飼い主が一緒に遊んであげたり、なるべく一緒に過ごしてあげたりすることで解消できるでしょう。

また、シンガプーラがかかりやすい皮膚疾患にも関係しますが、飼っている環境の衛生面も猫にとってはストレスになります。猫はきれい好きでトイレと寝床が近かったり、トイレが汚れていたり、フードのお皿が汚かったりするとストレスを感じます

  • ・部屋の掃除をこまめにする
    ・トイレはすぐにかたずける
    ・フードや水の皿はこまめにとりかえる

などに気をつけ、猫がストレスを感じないようにしましょう。
それでも症状が改善しない場合はかかりつけの獣医師に相談し、薬を処方してもらうことがあります。

 

シンガプーラを長生きさせる4つのコツ・飼い方等を解説!

シンガプーラといつまでも仲良く暮らせるように、シンガプーラに1日でも長生きしてもらいたいと飼い主なら思うものです。

以下ではシンガプーラに長生きしてもらうコツを紹介します。

 

シンガプーラの長生きのコツ①:完全室内飼い

シンガプーラの寿命でも触れましたが、シンガプーラを長生きさせるためには完全室内飼いがよいでしょう。

令和3年に行われた調査では、外に出る猫の平均寿命が13.75歳に対して外に出ない猫の平均寿命は16.22歳と2.47歳の差があります。猫と人間の年齢換算表によれば猫は1年で4歳年を取る計算なので9.88歳も寿命に違いが出ます。

参考:【令和3年 全国犬猫飼育実態調査/一般社団法人ペットフード協会】

外に出るリスクは様々ですが

  • ・感染症などの病気にかかる
    ・他の猫との喧嘩により病気やケガをする
    ・交通事故にあう
    ・どこで何を食べているかわからない

などがあげられます。

一番の心配は衛生面で、飼い主の目の届かないところで病気の原因になるものを口にしたり、不衛生な場所で汚れ感染症などにかかることが考えられます。

また縄張り争いでケガをした場合、相手の猫が何かの病気を持っていて傷口から相手の病気の菌が入り感染することもあり得ます。交通事故にあってしまえば、猫自身だけでなく飼い主もつらい思いをしてしまいます。

まず室内で飼うようにし、さらに脱走防止の対策をして安全な環境でのんびりと過ごさせてあげましょう。

上下運動ができるキャットタワーを設置したり、環境や室内温度を一定に保つようにしたりと、猫がストレスなく快適にすごせることが長生きのコツです。

以下は猫が快適に暮らせる室温の目安です。

  • ・夏の室温:約26~28度
    ・冬の室温:約20~23度
    ・湿度:約40~60%

 

シンガプーラの長生きのコツ➁:食事管理

シンガプーラに長く健康でいてもらうためには毎日の食事にも配慮が必要です。基本は高たんぱく質で低カロリーな食事を心がけましょう。たんぱく質には皮膚疾患になりやすいシンガプーラの皮膚や被毛をケアする働きがあります。

 

【普段の食事】

一般的なキャットフードであれば、総合栄養食のものを選べば猫に必要な栄養素がバランスよく入っています。食事を与えるときは量や回数をコントロールして体重管理を行い、肥満を防ぐようにしましょう。特にシニアの猫は低脂肪で高たんぱくかつ低アレルゲンのフードを選んであげてください

以下は1日に必要なカロリーと1日にあげる食事の回数の目安になります。

年齢1日に必要なカロリー1日にあげる食事の回数
1歳未満猫の体重×100~200kcal1日3~5回
1歳~6歳猫の体重×80kcal1日2回
7歳~猫の体重×60~70kcal1日2~4回

※シニア期の猫には硬い食べ物は避け、できるだけ消化の良い食事を与えるようにしましょう。

 

【病気になったときの食事】

シンガプーラが万が一病気になってしまったとしても、その病気に合わせた「療法食」に切り替えることで生活の質を保ち病気の進行を遅らせたり長生きできたりします

例えば皮膚病のケアを目的にした療法食や、心臓のケアを目的とした療法食などがあります。

獣医師の指導のもと食事による治療を行うことで、少しでも長く生きることができます。

 

シンガプーラの長生きのコツ③:定期的な健康診断

シンガプーラと少しでも長く一緒に暮らすためにも、定期的な健康診断をおすすめします。健康診断を受ける目安は健康な子で1年に1回、持病のある子やシニアの場合は半年に1回が目安になります。

シンガプーラがなりやすい病気の症状は日々の生活では気が付きにくいですし、気が付いたときには病気が進行している場合があります。定期的な健康診断を行っていれば、万が一病気であっても早期発見により早い段階から治療に取り組めます

健康診断では具体的に

  • ・身体検査
    ・血液検査
    ・尿検査
    ・便検査

を行います。これらの検査によって現在の体の状態や病気の有無がわかります。

【費用】

健康診断の費用は5千〜1万円ほどです。

 

シンガプーラの長生きのコツ④:遺伝子検査

定期的な健康診断と合わせて遺伝による病気のリスクを減らすためにも、遺伝子検査をおすすめします。

シンガプーラは遺伝子による病気の発症リスクがあります。遺伝子検査によって、「ピルビン酸キナーゼ欠損症」や「進行性網膜萎縮」、「肥大型心筋症」などの病気かどうか、病気でなければ発症の可能性がわかります。

【費用】

遺伝子検査の費用は5千〜1万4千円ほどです。

 

シンガプーラ・猫におすすめのペット保険は?

ここではシンガプーラ及び猫に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。

全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。

他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまでシンガプーラ・猫目線で解説していきます。

 

猫のペット保険加入の選び方のポイント

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
・歯科治療(歯周病等)

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

 

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認

ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。

中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。

また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。

 

特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。

また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。

補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。

 

猫がなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気

・歯科治療(歯周病等)

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか

全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。

猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。シンガプーラでも肥大型心筋症等の遺伝性疾患が存在します。

こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。

 

③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ

猫がなりやすい病気である「腎臓病」や「膀胱炎」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「尿結石」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。

そのため、には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。

 

しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのためにはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。

例えば、腎不全であれば通院だけでも下記の治療費がかかります。

【通院治療費】

・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)

ペット保険の中で一番人気である補償割合70%:通院・手術・入院を補償するフルカバー型の保険では、通院補償が「年間20~22日:1日あたり10,000~14,000円:年間最大20万~30万円」で設定されていることが多いです。
ちなみにフルカバー型のペット保険(補償割合70%)の中で年間の最大通院補償金額が高いのは楽天ペット保険の、「年間22日まで:一日あたり15,000円まで:年間最大33万円まで」です。

更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。

つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。

中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります

もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。

 

猫がなりやすい「腎臓病」や「泌尿器間疾患」は慢性疾患のためかかってしまったら一生の付き合いが必要な病気です。

加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。

しかも、「更新時の対応」については、どのペット保険であっても公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。
公式HPの「よくある質問:更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることが多いので、必ず一度は確認することをおすすめします。

また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。

猫におすすめのペット保険をご紹介!

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは猫におすすめのペット保険をご紹介します。

おすすめの理由としては上記で説明した猫及びサイベリアンのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。

アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです

ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。

あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。

ちなみに、気になる保険料を条件が近いプラン同士で比較すると、保険料が高い順に①アニコム、となります。※0~15歳までの保険料の総額

 

メリットデメリット
・歯科治療も補償
・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯
・通院は一日当たり14,000円×年20日まで補償(補償割合70%プラン)
保険料が高い
保険金請求回数に応じた保険料割増制度あり
アニコム(ふぁみりぃ)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

よくある質問

シンガプーラを飼ううえで注意点はありますか?

シンガプーラは熱帯気候のシンガポール原産のため、寒さに弱い猫です。特に冬は暖かく過ごせるよう配慮してあげましょう。また乾燥にも弱いので加湿器を使うなど湿度にも気をつけてください。皮膚の病気にもなりやすいのでブラッシングも習慣化するとよいですね。

シンガプーラは多頭飼いできますか?

シンガプーラは神経質な性格で、飼い主以外に心を開かない傾向にあり他の猫や動物などに嫉妬するため、多頭飼いには向いていません。ただし個体差があります。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【シンガプーラの平均寿命は短い?かかりやすい病気や飼い方も解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

  • ・シンガプーラの寿命
    ・シンガプーラの病気
    ・シンガプーラの長生きのコツ
について解説してきました。
シンガプーラは寒さに弱いため、特に冬場は室内の温度と乾燥に気をつけてください。快適な環境でストレスなく過ごせるようにし、食事に気をつけてあげれば長生きできます。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。