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猫の呼吸が早い?生まれつきの病気や正常な呼吸回数についても解説!

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猫の呼吸が早いのが生まれつきであれば心臓疾患が疑われ、他にも原因として喘息や気管支炎等が考えられます。安静時の一分間の呼吸の確認が大切で、50回以上の呼吸数は早いと考えられます。
猫の呼吸が早いことはめったにありません。ただしまれに生まれつき呼吸が早い子がいます。
呼吸が生まれつき早い猫にはどんな病気が隠れているのでしょうか。

この記事では

・呼吸が早い猫に考えられる病気やケガ
・猫の呼吸が早い時の対処法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫の呼吸数の測り方」「猫の異常な呼吸の種類」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。

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愛猫の呼吸が生まれつき早い?考えられる病気や呼吸数の測り方

猫の呼吸はお腹の動きでわかります。安静時のお腹の動きを見ることが重要で、特に通常猫が寝てる時には呼吸数は少なくなります。

いつもより呼吸の数が早いのであれば病気の可能性があります。

猫喘息や気管支炎などの呼吸器系はもちろん、季節によっては熱中症の他にも

・心疾患
・猫風邪

など原因は様々です。

放置すると命にかかわることもあるため、正常な呼吸の状態や呼吸数のはかり方を知っておく必要があります。

 

猫の正常な呼吸数と呼吸数の測り方とは?

猫は基本的に鼻呼吸をする動物です。そんな猫がフレーメン現象以外で口呼吸をするのは異常があるケースが多いです。

猫のフレーメン現象とは
猫の上顎にある嗅覚器官で臭いの情報を分析している状態。多くはフェロモンを嗅ぎ分けるためにフレーメン反応を起こす。

通常時の呼吸の状態を知っておくことはもちろんですが、迷った時のために正常な呼吸数とそのはかり方を覚えておきましょう。

 

猫の正常の呼吸数

猫の正常な呼吸数は

・安静時:1分間に平均20~40回程度
・寝てる時:1分間に平均15~25回程度

です。寝てる時には呼吸数が少ないことが分かります。

ちなみに子猫の平均呼吸数は成猫と比べて1~2割ほど多めです。

正常な呼吸数が知りたい場合は寝てる時に数えるといいでしょう。起きていると興奮したり元気に体が動くことで呼吸の回数は1分間に50回を超えることがあるため、正しい数を求めることができません。

安静時の一分間の呼吸数が正常な数より多いようであれば異常を疑う必要があります。元気があり呼吸数が通常より早いのか迷うようであれば、安静時の愛猫を動画などに納めて獣医師に見てもらうといいですね。

 

猫の呼吸数の測り方

猫の呼吸数は

胸の上下運動を1回

として測ります。

吸って吐いた波打つような動きを1呼吸として、それを一分間に何回行ったかを数えます。

一分間が難しいようであれば

・30秒間の呼吸数×2
・15秒間の呼吸数×4

でも一分間の呼吸数として求めることができます。

愛猫の安静時の呼吸数が生まれつき早いようだと先天性の心臓疾患の可能性があります。

そのような場合には動物病院に相談することをおすすめします。

猫の異常呼吸の種類は?

猫の呼吸の仕方として異常なものは大きく4つあげられます。

開口呼吸

口を開けて呼吸をしている状態です。何らかの原因で鼻呼吸ができなくなっています。

 

肩呼吸

肩で息をしている状態です。開口呼吸の一歩手前で起こります。気管支炎や猫喘息などでこの呼吸を行っていることがあります。

 

鼻翼呼吸

小鼻が膨らむ呼吸方法です。鼻をひくひくさせながら呼吸をします。多くは運動後や興奮した時などで見られますが、寝ている時など安静時に見られたら要注意です。

 

多呼吸

呼吸数が通常より早くなっている状態です。
・「過呼吸」呼吸の深みが増した状態。回数は増えない。
・「多呼吸」呼吸の深みも回数も増えた状態
病気やけがの痛みから呼吸が増えていることがあります。

 

猫の腹式呼吸は異常?

猫は基本的に「胸式呼吸」です。胸とお腹が同じくらい膨れます。

そんな猫がお腹が動く「腹式呼吸」を行うのは苦しい証拠です。さらに苦しくなると口呼吸を行うようになります。

考えられる疾患として

・肺炎などの呼吸器疾患
・貧血や腹水
・腹部臓器による胸部の圧迫
など様々です。

呼吸が早いうえ口呼吸をしているとなると緊急疾患が疑われます。そのような様子が見られたら早急に動物病院を受診しましょう。

 

補足:猫の呼吸器

猫の呼吸器は人と同じ仕組み(構造)です。

呼吸器とは

・空気が通る「気道系」(鼻・口、咽頭、喉頭、気管)
・酸素と二酸化炭素が交換される「肺胞系」(気管支、肺)

の総称です。

【それぞれの役割】
「気道系」
・外気の温度と湿度の調節
・気道に入った異物の排除
「肺胞系」
・酸素を取り込み二酸化炭素を排出する
猫の呼吸が早い場合には
・気道系のつまり(鼻詰まりなど)
・肺胞系で酸素と二酸化炭素のガス交換がうまくいかないケース(肺水腫など)
が原因としてあげられます。

 

猫の呼吸が速い場合に考えられる6つの病気・怪我を解説!

猫の呼吸が早い原因として6つあげられます。

1.猫カゼ(猫ウイルス性鼻気管炎)
2.猫喘息
3.猫の慢性気管支炎
4.猫の心臓病(心筋症)
5.猫の怪我
6.熱中症

多くは先天性ではないものの、心臓病に関しては生まれつきのこともあるため注意が必要です。

それぞれの項目で症状や治療方法も詳しく解説していきます。

 

猫カゼ(猫ウイルス性鼻気管炎)

ウィルスに感染することで猫が風邪のような症状を引き起こす疾患を猫カゼといいます。

代表的なものとして

・「猫ウィルス性鼻気管炎」 猫ヘルペスウィルスに感染
・「猫カリシウイルス感染症」 猫カリシウイルスが原因

があります。

猫カゼの症状は

・目やに
・くしゃみ、鼻水
・発熱
・元気、食欲不振

などがあげられます。

猫の鼻の穴は小さく鼻水の影響で鼻がふさがり呼吸がしづらくなるため、多くの酸素を取り込もうと開口呼吸をしたり呼吸が早くなったりします。

放置して悪化すると肺炎や重度の結膜炎などになるためできるだけ早い治療が望まれます。

 

【治療方法】
猫カゼは人のカゼ同様、特効薬がありません。そのため症状に合わせた対症療法となります。

【治療方法】
・インターフェロン
・消炎剤
・抗生物質
インターフェロンとは
ウィルスに感染した際それを壊すためにもともと体内にある物質。治療で使用されるインターフェロンは、体内のインターフェロンを補助や補充してくれる役割を持つ。

水分や栄養補給が緊急に必要なケースでは点滴が行われたり、結膜炎の症状があれば抗菌目薬が処方されることもあります。

 

猫カゼは自然治癒する?

症状が軽い場合には自然治癒することがあります。

一方で

子猫やシニアなど免疫力や体力がない猫

は自然治癒が難しく、重症化するリスクが高くなります。

また

・慢性化している
・多頭飼育
・子猫
・ストレスで一時的に免疫力が下がっている

場合には一度症状が落ちついても再発する恐れがあるので注意が必要です。

猫喘息

「猫喘息」は人のそれと同じような症状であるため、「喘息」と定義づけられました。

原因も人同様多くはアレルギーだといわれています。

【猫喘息を引き起こす主なアレルゲン】
・タバコの煙
・ハウスダスト
・猫砂の埃
・香水や芳香剤
・食べ物
・花粉

中でも多くの猫砂に含まれる「ベントナイト」という物質が猫にも人にも有害だとして問題視されています。

猫砂を変えたら猫や人の体調がすぐれないようであれば注意が必要です。

【猫喘息の症状】
・急激な咳
・喘鳴(ぜんめい)(ヒューヒューという呼吸音)
・元気がなくなる、食欲不振
・チアノーゼを起こす

猫は犬と違い、咳をほとんどしません。猫喘息の特徴は急激な咳です。

それまでは普通だったのに急にひどい咳をし始めたり、ヒューヒューと音がする呼吸を行います。

放置して悪化すると気管や肺の活動が落ちてしまい呼吸の回数が増えます。すぐ疲れることからあまり遊ばないようになります。

【治療方法】
猫喘息の治療方法は対症療法になります。

多くは

・ステロイド剤
・鎮咳薬
・薬の噴霧療法(ネブライザーなど)

を組み合わせて咳の管理を行います。

アレルゲンを特定することが治療の近道になりますが、

・考えられるものをリストアップして減らす
・空気洗浄機を使用する

ことも有効です。

猫の慢性気管支炎

気管支炎とは気管支が炎症を起こしている状態です。気管が狭くなり呼吸がしづらくなることから開口呼吸や呼吸の回数が増えたりします。

また気管の内側にある粘膜が気道を塞いでしまい、重篤な呼吸器障害が出ることがあります。

「慢性気管支炎」は

2ヶ月以上気管支炎が完治せず続いた状態

です。長期間炎症が続いたことにより気管支が厚く固くなり柔軟性がなくなります。

気管支は空気の流れに合わせて曲がる仕組みになっているため、厚く固くなった気管支だと酸素と二酸化炭素のガス交換がうまくいきません。

そのため慢性気管支炎になると日常的に開口呼吸をしたり呼吸数が増えたりします。

気管支炎の原因は

・ウィルスや細菌に感染
・アレルギー物質
・刺激物や異物吸引

などが主です。中でも慢性気管支炎になりやすいのは徐々に蓄積されるアレルギー物質が原因の気管支炎です。

【慢性気管支炎の症状】
・咳
・喘鳴(ぜんめい)
・元気がない、食欲不振
慢性気管支炎は放置すると肺炎になることがあるため注意が必要です。

慢性気管支炎の症状は猫喘息とよく似ていますが、咳の出方に大きな違いがあります。
・「猫喘息」急に咳がでてしばらくすると落ち着く
・「慢性気管支炎」慢性的な咳が2か月続く

 

【治療方法】
治療方法は気管支炎の原因を治療しながら症状を和らげていきます。

ウィルスや細菌が原因であれば抗菌薬や抗ウイルス薬、駆虫薬の投与が有効です。アレルギーが原因の場合はできるだけ近づけないようにするとともに、症状に応じて治療を行います。

対症療法としては

・インターフェロン
・気管支拡張剤

などがあげられます。

また発熱や食欲低下、脱水などの症状が見られる場合は点滴などで栄養や水分を補い体調を整えます。

呼吸状態が悪く低酸素状態に陥った場合には酸素吸入が優先されるため、酸素室での入院が必要となることがあります。

慢性気管支炎が進行し呼吸機能が低下しているケースだと、自宅に酸素吸入器を設置し定期的な酸素吸入を行うこともあります。

猫の心臓病(心筋症)

心臓病(心筋症)が原因で血液の循環が悪くなり、二次的に呼吸が早くなることがあります。心筋症とは「心筋」と呼ばれる心臓の筋肉の異常により心機能が低下してゆく病気の総称です。

心筋症で血液の循環が悪くなると

肺水腫
・胸水の貯留

が起こります。

肺水腫とは
肺の中に血液の液体成分が溜まっている状態のこと。
肺や胸に水がたまると下記の理由で呼吸が早くなります。
「肺水腫」 肺で酸素を取り込む際の効率が悪くなる
「胸水の貯留」 胸に水が溜まることで肺が広がるスペースが確保できない

心筋症には

・肥大型心筋症
・拡張型心筋症
・拘束型心筋症

の3種類あり、1番おこりやすいのは肥大型だといわれています。

【肥大型心筋症の原因】
・遺伝子の異常
・肥満
・肥大性心筋症の猫が血縁関係の中にいる

心筋症は好発猫種として変異遺伝子を持っているメインクーンラグドールがあげられます。またメインクーンに限っては、肥満は心筋症にかかりやすくなるという報告があります。

血縁関係の中に肥大型心筋症の猫がいると発症リスクが高まる猫種は

・ブリティッシュショートヘア
・ノルウェージャンフォレストキャット
・アメリカンショートヘア
・スコティッシュフォールド
・ペルシャ

などです。ただしすべての猫がかかる可能性があるため、猫を飼っている人は注意しておく必要があります。

【心筋症の症状】
・無症状
・元気、食欲の低下
・失神
・嘔吐

・後ろ足が動かなくなる

実は健康な猫の15%は肥大型心筋症にかかっているというデータがあるほど、猫には多い疾患です。心筋症にかかってはいるものの無症状で生涯を終えることさえあります。

進行すると元気や食欲がなくなり、急性症状では

・呼吸数増加(肺水腫や胸水に伴うもの)
・後肢不全麻痺(動脈血栓塞栓症に伴うもの)
・失神(不整脈や心拍数低下に伴うもの)

があげられます。呼吸が早くなったら早急な治療が求められます。

動脈血栓塞栓症とは
手足の末梢動脈が血栓で突然閉塞すること。猫の心筋症では後ろ足が多い。血栓で血流が途絶えた足は後肢不全麻痺が起こり動かなくなる。

 

【治療方法】
心筋症に根治させる治療方法はなく状態に合わせた処置となります。

【心筋症に使用される薬】
・降圧薬
・利尿薬(肺にたまった水を尿として排出する)
・血栓溶解薬

・抗不整脈薬 など

血栓が見られる場合には血栓を溶かす薬や痛みを和らげる薬などを使用します。また呼吸状態が悪い場合には酸素吸入を行うため、入院が必要なこともあります。

猫の怪我

怪我をしていて呼吸が早くなる場合があります。

外に出る機会がある子は

・感染症などの病気
・交通事故
・ほかの猫とのケンカによる外傷
・高いところからの落下事故

などのリスクがあるため、帰宅時の呼吸は観察しておきましょう。外から帰ってきて一時的に興奮して呼吸が早くなるケースもありますが、1時間もすれば落ち着きます。

また室内飼育でも落下事故は考えられるため注意が必要です。

継続的に呼吸が早いと

肺挫傷や肺出血など内臓の損傷
が考えられます。命に関わることもありますのでできるだけ早く動物病院で診てもらいましょう。
猫の外飼いは飼い主さんが知らない間の愛猫の病気や事故の危険があります。近所の糞尿トラブルも考えられるため猫は完全室内飼いをおすすめします。

熱中症

夏の暑い時期にかかることとして有名な熱中症ですが、冬場の暖房でも熱中症になることがあるため注意が必要です。

猫の熱中症の原因は

体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調整がうまくできなくなったりする

ことです。冬場は部屋が暖かいうえ、寒くて水分をあまり摂りにいかないことで熱中症にかかりやすくなります。

そのため給水できる場所を

・猫がいつもいる所から近い場所に
・複数個所作っておく

ことが重要です。

また猫が大好きなこたつも注意が必要です。温かいためなかなか出てこず、気づいたら熱中症や酸欠になっていたというケースもあります。時々電源を切って外に出すなどの休憩が必要です。

【熱中症の症状】
・呼吸が早い
・口呼吸
・嘔吐・下痢
・元気がない
・足元のふらつき

嘔吐や下痢、足元のふらつきなどが見られたら重度の熱中症の可能性があります。早急に動物病院を受診しましょう。

猫の適温は、夏場冬場問わず27℃~28℃です。
どちらかといえば猫は暑さに強く、夏場は人が「ちょっと暑いかな」と感じるくらいが猫のベストです。

猫の呼吸が早い時の対処法とは?2つの場合に分けて解説!

猫の呼吸が早いとき、飼い主さんはどう対処すればいいのでしょうか。

猫の呼吸が早いのは大きく分けて

・興奮時
・病気やけがの時

2種類あります。猫の呼吸が早いだけではどちらのケースか迷ってしまいますよね。

ここからはそれぞれの見分け方と対処方法を解説していきます。

 

様子を見てもいい場合

様子を見てもいい場合は一時的に興奮している時です。

見分けるポイントとして

・時間経過で落ち着いてくる
・愛猫の意識がはっきりしている

があげられます。およそ1時間を目安に様子見をしておくと、興奮しただけであれば落ち着いてきます。

ただし少しでも気になることがあれば獣医師に診てもらうことも重要です。

猫は痛さや辛さを隠してしまう動物です。気づかないうちに症状が進行してしまう恐れがあるため、愛猫の違和感には敏感に察知するように心がけましょう。

 

動物病院へ連れて行く場合

動物病院へ連れていくケースは病気やケガなどです。

【病気やケガが疑われる症状】
・鼻水や咳をしている
・鼻水がネバネバしていて膿っぽい
・鼻血
・少しの運動で息があがる
・運動量が以前より減った
・舌や口の中(粘膜や歯茎)の血色がよくない、白っぽい
・チアノーゼ
・安静時に口呼吸や鼻翼呼吸をしている
・呼吸時に変な音がしている
熱中症が疑われる場合には上記に加えて
・嘔吐や下痢
・足元のふらつき
・意識障害
などが見られると早急な処置が必要です。

猫が口で呼吸をしているのは苦しい証拠です。たかが鼻水でも鼻呼吸が苦手な猫にとってみればかなりのストレスです。

それが影響して餌を食べなくなることがあり、病気が進行したりほかの病気にかかるリスクが高くなります。

そのためいつもより鼻水の量が増えたり様子がおかしいと感じたら動物病院で診察を受けましょう。

動画で呼吸の様子などを撮影して獣医師に診てもらうと症状が分かりやすいです。
ちょっとしたことでも早期発見につながる可能性がありますので、相談できる動物病院を見つけておくことが重要です。

ここでは猫に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。

全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。

他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。

 

猫のペット保険加入の選び方のポイント

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
・歯科治療(歯周病等)
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認

ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。

中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。

また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。

 

特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。

また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。

補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。

 

猫がなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気

・歯科治療(歯周病等)

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか

全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。

猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。例えばスコティッシュフォールドでは 骨軟骨異形成症という遺伝性疾患が存在します。

こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。

 

③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ

猫がなりやすい病気である「腎臓病」や「膀胱炎」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「尿結石」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。

そのため、には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。

 

しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのためにはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。

例えば、腎不全であれば通院だけでも下記の治療費がかかります。

【通院治療費】

・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)

ペット保険の中で一番人気である補償割合70%:通院・手術・入院を補償するフルカバー型の保険では、通院補償が「年間20~22日:1日あたり10,000~14,000円:年間最大20万~30万円」で設定されていることが多いです。
ちなみにフルカバー型のペット保険(補償割合70%)の中で年間の最大通院補償金額が高いのは楽天ペット保険の、「年間22日まで:一日あたり15,000円まで:年間最大33万円まで」です。

更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。

つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。

中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります

もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。

 

猫がなりやすい「腎臓病」は慢性疾患のためかかってしまったら一生の付き合いが必要な病気です。

加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。

しかも、「更新時の対応」については、どのペット保険であっても公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。
公式HPの「よくある質問:更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることが多いので、必ず一度は確認することをおすすめします。

また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。

 

猫におすすめのペット保険をご紹介!

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは猫におすすめのペット保険をご紹介します。

おすすめの理由としては上記で説明した猫及びサイベリアンのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。

アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです

ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。

あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。

ちなみに、気になる保険料を条件が近いプラン同士で比較すると、保険料が高い順に①アニコム、となります。※0~15歳までの保険料の総額

 

メリットデメリット
・歯科治療も補償
・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯
・通院は一日当たり14,000円×年20日まで補償(補償割合70%プラン)
保険料が高い
保険金請求回数に応じた保険料割増制度あり
アニコム(ふぁみりぃ)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

補足:糖尿病や既往歴があっても保険に入れる?

保険に加入する前にかかっていた既往病については、どの保険であっても補償の対象外となりますが、新規加入できないというわけではありません。

ただし、糖尿病等の慢性疾患は、加入ができないこともあります。上記で紹介した楽天ペット頬犬では既に糖尿病にかかってしまった猫は新規加入することができません。

しかし、別の保険会社では条件付きで加入できる場合もあるので、上記の猫のペット保険の選び方を踏まえて新たに検討することをおすすめします。

 

よくある質問

先日お迎えしたばかりの子猫の呼吸が早いです。生まれつきなのでしょうか?

迎えたばかりとのことでまだ環境に慣れていないことも考えられます。猫はストレスでも呼吸が早くなることもあるため、慣れてからでないと生まれつきかどうかの判断が難しいです。
寝ているときの呼吸の状態を確認してみて、安静時でも荒いようなら一度動物病院で診てもらうのもいいでしょう。
動画が撮れるようなら録画して獣医師に見てもらうと状態が分かりやすいですね。

猫の小鼻が動く呼吸は危険なのですか?

猫の小鼻が動く呼吸方法を「鼻翼呼吸」といいます。
この呼吸方法はにおいを嗅いだり興奮時などの他に、呼吸が苦しいときにも見られます。
興奮時以外で安静時などで小鼻がぷくぷくするような呼吸を通常から行っていたら注意が必要です。
鼻翼呼吸は苦しそうには見えず、猫自身も元気であることが多い傾向にあります。
興奮も収まってにおいを嗅いでいるわけでもないのに鼻翼呼吸をしていれば、動物病院で診察を受けることをおすすめします。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【猫の呼吸が早い?生まれつきの病気と正常な回数は?】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・呼吸が早い猫に考えられる病気やケガ
・猫の呼吸が早い時の対処法
について解説してきました。
猫の呼吸が早いのは主に「興奮時」と「病気やケガの時」です。呼吸の状態をきっかけに病気やケガの早期発見ができることがあります。
愛猫に普段の呼吸状態を知っておき、いつもと違う様子が見られたら獣医師に相談しましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。