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ボルゾイの平均寿命は?かかりやすい病気や長生きするコツも解説!

2023年9月1日

犬の保険

ボルゾイの平均寿命は7~10歳です。大型犬の中でも平均寿命は短い傾向があります。かかりやすい病気には、大型犬に発症しやすい胃捻転、たれ耳の犬種に多い外耳炎などがあります。

ボルゾイは、しなやかで優雅に歩く姿が魅力です。
長い足を持ち、後ろ足で立つと前足は人間の肩に届いてしまうほどです。
性格は、落ち着きがあり優しく、飼い主への忠誠心があります。

この記事では

・ボルゾイの平均・最高寿命について
・ボルゾイがかかりやすい病気やその治療
・ボルゾイが長生きするコツ
について解説します。
最後までお読みいただければ、「ボルゾイの平均・最高寿命について」「ボルゾイが長生きするコツ」がわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


「ボルゾイ」とは

ボルゾイはロシア原産の犬種で、もともとはロシアの貴族階級に飼われていた狩猟犬でした。

狩猟犬の中でも、視覚を武器とするサイトハウンドに分類されます。

「ボルゾイ」はロシア語で「俊敏」の意味。足が非常に速く、時速50kmで走ることができることから付けられた名です。

ボルゾイのサイズは、ジャパンケネルクラブによると、オスの理想体高は75~85cm、メスは68~78cmです。

被毛はロングのダブルコートで、色はホワイト、ブラック、レモン、レッド、シルバー、ゴールドなどがあります。

 

ボルゾイの平均・最高寿命は?短い?

犬の全体的な平均寿命は、医療の発展やドッグフードの改善によって、昔よりも延びています。

ボルゾイのような大型犬は、体の大きさに対して臓器が小さく負担がかかることから、小型犬よりも短命の傾向があります。

ただ、愛犬が病気やケガなどにならないように気を付けることで、寿命を伸ばすこともできるでしょう。

 

ボルゾイの平均寿命は7〜10歳で、最高齢は15歳

平均寿命は、同じ大型犬でも犬種によってかかりやすい病気などが違うため異なります。

ここから、ボルゾイの平均・最高寿命について解説していきます。

 

ボルゾイの平均寿命は7〜10歳

ボルゾイの平均寿命は7~10歳程度です。

大型犬の全体的な平均寿命は、10~12歳と言われています。

ボルゾイの平均寿命は、大型犬の中でも短い傾向があります。

 

ボルゾイの最高寿命はなんと15歳!

ボルゾイの最高寿命は、15歳と言われています。

正式な最高寿命の記録は不明ですが、現在のところ15歳のボルゾイが実在します。

15歳という年齢は、大型犬では珍しくとても長生きです。

 

ボルゾイの年齢を人間に換算すると?

ボルゾイの平均寿命の7~10歳は、人間の年齢に換算すると、54~75歳くらいになります。

大型犬は、1歳で人間のおおよそ12歳になり、それ以降は7歳ずつ歳をとると考えられています。

そうするとボルゾイの最高寿命である15歳は、人間の年齢に換算すると、なんと110歳くらいです。

以下の表は、大型犬の年齢を人間に換算したものです。

犬の年齢人間の年齢
6ヵ月6歳
1歳12歳
2歳19歳
3歳26歳
4歳33歳
5歳40歳
6歳47歳
7歳54歳
8歳61歳
9歳68歳
10歳75歳
11歳82歳
12歳89歳
13歳96歳
14歳103歳
15歳110歳
16歳117歳
17歳124歳
18歳131歳

 

ボルゾイのシニア期・高齢期はいつから?

ボルゾイを含む大型犬は、5歳頃からシニア期に入り、8歳頃から高齢期に入ると言われます。

5歳頃のシニア期になると、少しずつ老化現象が出始めます。

主な老化の特徴
・視力や聴力の衰え
・筋力、体力の低下
・被毛の艶がなくなる
・イボができる
・口臭が強くなる

8歳頃の高齢期になると、老化が顕著に表れるようになり、高齢性疾患も多くなるでしょう。

ただし、老化のスピードは、犬種や個体によっても差があります。

 

ボルゾイがかかりやすい病気やその治療・治療費は?

ボルゾイの平均寿命は短めですが、犬種固有の遺伝子疾患が少ない犬種です。

そのため、食事内容や環境によっては長く生きることができるでしょう。

飼い主さんが愛犬のかかりやすい病気について、あらかじめ知っておくことも大切です。

ここから、ボルゾイがかかりやすい病気を3つ解説します。

 

病名と治療法①:胃捻転

胃捻転は、食事を摂った際に飲み込んだ空気、ガスや液体が胃でたまってしまい(胃拡張)、さらに胃がねじれてしまう病気です。

胃捻転になると、ゲップができず、血液循環が悪化しショック状態となってしまいます。

致死的な不整脈や、胃壁や脾臓の壊死が起こるケースもあります。

処置が遅ければ、死に至る恐ろしい病気です。

胃拡張・胃捻転は、特に胸の深い大型犬に多く、ボルゾイにも当てはまることなので注意しなければなりません。

原因

胃捻転は、はっきりとした原因は分かっていませんが、以下のようなことが要因となって発症します。

・胃を支える靭帯が加齢によって緩んでくる
・食事の早食い、水のがぶ飲み
・食後すぐの運動

多量のドッグフードを一気に食べることで胃拡張・胃捻転が起こりやすくなります。

また、通常の食事以外で、盗み食いをした時にも起こる可能性があるので、よく注意しましょう。

胃や腸は、固定されている臓器ではないので、食後すぐの運動で重くなった胃が動いて捻転する恐れがあります。

胃捻転は、夜間や早朝、旅先で突然起きることが多いです。

旅先などの外出時に起こるのは、環境の変化による精神的な影響でおなかの動きが悪くなり、胃捻転・胃拡張のリスクが高くなると考えられています。

症状

胃捻転の症状は、以下のことがよく見られます。

・吐きたくても吐けない
・息が苦しそう
・呼吸が早い
・腹部が張っている
・よだれが大量に出る など

胃捻転と思われる症状が見られたら、すぐに動物病院を受診してください。

治療法

胃捻転になってしまったら、外科手術にて処置を行います。

内容は以下のようなことになります。

・胃捻転の解除
・胃の固定手術
・部分的な胃の切除
・脾臓の摘出 など

胃捻転の手術では、胃捻転の解除、胃を体壁に固定する手術を行います。

胃壁の壊死が起こっている場合は、その部分を切除します。

脾臓が同時に捻転を起こしている場合は、脾臓の摘出を行います。

治療費

治療費は、手術当日からの入院費、診察料、抜糸、薬代などを含み、約20万円程度となります。

ただし、症状や動物病院によっても異なるものです。

胃捻転以外に、不整脈や脾臓の捻転などが併発している場合も費用が変わってくるでしょう。

予防法

胃捻転は命にも関わる緊急的な疾患です。

胃捻転にならないように、普段から気を付けておくことが大切です。

・食事を小分けにして与える
・早食いさせないようにする
・食後の運動は避ける
1回分の食事が多くなりすぎないように、食事の回数を増やして与えるようしましょう。
早食いをしてしまうようなら、早食い防止用の食器を使うのがおすすめです。
また、粒が小さぎるフードは一気食いをした時に、空気を飲み込みやすいため、胃捻転が起こりやすいと言われています。
犬種や個体によっても合うフードは異なりますが、ボルゾイのような大型犬には、大きめの粒のフードを選ぶようにしましょう。
ドッグフードをふやかしてあげるようにすることも対策となります。
食後すぐの運動は、胃捻転を引き起こしてしまう可能性があるので、食後は休むように習慣づけるといいでしょう。

病名と治療法②:皮膚病

ボルゾイは、皮膚が弱い犬種です。

アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、またマラセチア皮膚炎という真菌(カビ)の一種である皮膚疾患にも気をつけなくてはなりません。

アトピー性皮膚炎は、主にハウスダストや花粉、カビなどの環境アレルゲンに対して反応するものを言います。

マラセチア皮膚炎を発症すると、皮膚が赤みを帯びたり、分厚くなってかゆみが生じるようになります。

ボルゾイは耳が垂れているため、発症しやすい皮膚疾患のひとつです。

原因

アレルギー性皮膚炎の原因は、さまざまで個体によっても異なります。

アレルギーを引き起こす原因物質を「アレルゲン」と呼びます。

原因には以下のようなものがあります。

・食物
・ハウスダスト
・花粉
・カビ
・ノミ など
食物アレルギーは、アレルゲンとなる食物を摂取することによって引き起こされます。
ハウスダストや花粉、カビなどを吸引することによって、アレルギーを発症するケースもあります。
ノミの場合は、ノミの唾液中にあるタンパク質がアレルゲンとなって、ノミが犬の皮膚に寄生し吸血することでアレルギーが起こります。
他にも、カーペットや食器など、あらゆるものがアレルゲンとなり、皮膚に触れることによって引き起こされます。

症状

症状は主に以下のことが起こります。

・炎症
・かゆみ
・脱毛
アレルギー性皮膚炎では、皮膚のかゆみが主な症状になります。
耳、脇、股、足先、口や目の周りなどを痒がることが多く、舐めたり噛んだりする行動が見られるでしょう。
症状が進むと、皮膚に赤みを帯び、脱毛や発疹が見られるようになります。
食物アレルギーの場合、皮膚症状の他に、外耳炎や下痢などを引き起こすことがあります。

治療法

治療法は、引き起こされるアレルゲンによって異なります。

・寄生虫(ノミやダニ)、感染症(細菌や真菌)の除外
・投薬(抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤など)

ノミなどの寄生虫、細菌、真菌(カビ)などの感染症の除外または治療を行い、症状が消えないようなら食物アレルギー性皮膚炎か、アトピー性皮膚炎の可能性があります。

必要に応じてアレルギー検査を行い、特定のアレルゲンが含まれていないフードを与え、症状の変化を観察し、特定します。

症状が改善すれば、食物アレルギー性皮膚炎なので食餌療法となります。

症状が消えず変化がなければ、アトピー性皮膚炎と特定されます。

予防法

予防は、体質が関与することなので難しい部分もありますが、日々のケアによって防ぐこともできます。

・ノミ駆虫剤
・シャンプー
・ブラッシング

ノミの場合は、定期的な駆虫剤の使用で予防ができます。

日常的なケアや室内を清潔に保つことが大切となります。

シャンプーのしすぎは、必要な脂まで取れてしまい皮膚を乾燥させることとなり、逆効果です。

基本的にはシャンプーは月に1~2回で十分ですが、皮膚の状態によって心配な場合は、かかりつけの獣医師と相談してください。

既にアトピー性皮膚炎を発症している場合、保湿力の高い低刺激なシャンプーを使って、週1回程度のシャンプーが効果的となります。

また、毎日のブラッシングでノミや皮膚の炎症がないかをチェックするようにしましょう。

 

病名と治療法③:外耳炎

犬も人間と同じように、耳の中が外耳・中耳・内耳の3つに分けられます。

外耳は、耳の入り口から鼓膜までの部分で、人間よりも外耳の部分(外耳道)が長くなっています。

そのため、風通しが悪く湿度がこもりやすくなっていて、外耳道のトラブル、特に外耳炎になることがとても多いです。

特にボルゾイのような垂れ耳の犬種は、耳の通気性が良くないため、細菌が繁殖しやすい環境で、外耳炎を発症しやすいです。

原因

外耳炎になる原因は、以下のようなことが考えられます。

・細菌、真菌
・耳ダニなど寄生虫感染
・アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎
・腫瘍
・耳の中に入った異物(植物)など

特に高温多湿になると、細菌や真菌の繁殖が増え、悪化しやすくなります。

また、間違った耳掃除も外耳炎を引き起こす可能性があります。

症状

外耳炎の主な症状は、以下のようなことが挙げられます。

・頭をよくふる
・頭のあたり、耳の周囲を掻く
・耳が赤い
・耳が腫れている
・耳のまわりを触られるのを嫌がる
・耳から異臭がする
耳の痒みや痛みは、犬にとってもストレスとなります。
長引けばさらにストレスとなって、犬もイライラしたり鬱っぽくなることもあります。
外耳炎は、犬がかかりやすい病気です。
愛犬に外耳炎の症状が見られたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。
治療を開始するのが早ければ、犬にとってもストレスは少なく済み、治療期間も短くなるでしょう。

治療法

治療法は、病状によっても異なり、主に3つの方法があります。

・耳の洗浄
・投薬
・外科処置
基本となる治療は、耳の洗浄に加え、原因となっているものに対する薬の使用です。
ほとんどが点耳薬の使用で、場合によって内服薬を用います。
軽度なら1週間ほどで改善しますが、炎症が強いと治療が長引くこともあります。
痛みが伴う時は、耳の洗浄は控え、炎症を抑える薬を使って定期的な通院で洗浄します。
異物混入や腫瘍がある場合は、それらを取り除きます。
慢性化した外耳炎では、外科的治療を行うこともあります。

治療費

治療費の例は、以下のとおりです。

・初期段階での治療:3000~5000円程度
・通院となった場合:5万円程度(7回通院)
・外科手術を行った場合:15万円程度

進行してしまうと、細菌検査や手術などで、費用の負担も大きくなります。

予防法

・耳の掃除
・定期健診

早めに発見ができるよう、特に高温多湿の時期は耳の汚れが増えていないか、悪臭がしていないかなど、こまめにチェックするようにしましょう。

耳掃除は、やり過ぎると逆に耳を傷つけてしまう場合もあるので適度に行なってください。

また、外耳炎を引き起こす原因がある場合は、きちんと治療をします。

アトピー性皮膚炎なら痒み止めの投薬、食物アレルギーなら適切なドッグフード選びなど、適切な治療をすることが外耳炎の予防法となります。

ボルゾイが長生きする3つのコツ・飼育法を解説!大きいから大変?

ボルゾイは、犬種特有の先天性の病気が少ないため、食事内容など、日々の生活を気を付けることによって寿命を伸ばしてあげることが可能です。

ここから、ボルゾイが長生きするコツについて解説します。

 

長生きのコツ①:適度な運動

ボルゾイは、多くの運動量が必要で、十分な運動をさせてあげることがとても大切です。

運動不足になるとストレスの原因ともなり、「吠える」「噛む」などの問題行動につながる場合があります。

また、ボルゾイは走ることが大好きな犬種です。

大型犬用のドッグランで思いっきり走らせてあげるといいでしょう。

散歩は毎日行き、1日1時間を2回行くのが理想です。

 

長生きのコツ②:バランスの良い食事

食事は、体の基礎をつくるためにとても重要なことです。

バランスの良い食事を与えるようにしましょう。

基本となる食事の栄養素は5つです。

・タンパク質
・脂肪
・炭水化物
・ビタミン
・ミネラル

必要となる5大栄養素は人間と変わらず、バランスだけが異なります。

ドッグフードには5大栄養素が、犬にとっての良いバランスで含まれています。

そのため、総合栄養食のドッグフードを与えていれば、栄養学的に問題ありません。

その犬の体重に適した量を与えるようにします。

ただし、犬の年齢や体質、病気などによって食事内容を変える必要があります。

ドッグフードは、基本的に犬の年齢で種類が分かれ、子犬、成犬、シニアのライフステージごとでフードの見直しをしていきます。

老犬になったら、タンパク質を多めにとるようにすると、衰えやすい筋肉の維持に役立ちます。

ドッグフードに肉や魚、卵などをトッピングするといいでしょう。

疾患のある犬の場合は、トッピングについて獣医師に相談したうえで与えるようにしてください。

 

長生きのコツ③:ストレスの少ない環境

ボルゾイにとって、運動不足や飼い主さんとのコミュニケーション不足はストレスの要因となります。

ボルゾイは繊細で神経質な一面があり、ストレスをため込んでしまうことがあります。

ストレスをためてしまうと、情緒不安定になったり攻撃的になってしまうこともあるので注意が必要です。

また、頭ごなしに叱られることも嫌い、ストレスにつながります。

しつけは褒めることを中心に、一緒に楽しみながら行うといいでしょう。

夏の暑さには弱いため、室温の調整にも気を配ってください。

 

よくある質問

ボルゾイは飼いやすいですか?

ボルゾイは基本的には物静かで穏やか、飼い主にも忠実ですが、猟犬の気質を持っていて、場合によっては攻撃的になる可能性もあります。また、独立心が高くマイペースなところがあるので、根気よくしつけをする必要があります。しつけは難しく、初心者向きではありません。しつけに関して不安な場合はしつけ教室に通うなどを検討しておくといいでしょう。

ボルゾイの子犬はどこで手に入りますか?

ボルゾイは、ブリーダーからの購入が一番確実です。ペットショップでのボルゾイの扱いは頻繁にはありません。また、里親として迎え入れる方法もありますが、やはりボルゾイはとても稀で、いたとしても成犬が多く、子犬を手に入れることは難しいでしょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【ボルゾイの平均寿命は?かかりやすい病気や長生きするコツについて解説】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

ボルゾイの平均・最高寿命について
・ボルゾイがかかりやすい病気やその治療
・ボルゾイが長生きするコツ
について解説してきました。
ボルゾイは、普段は穏やかで物静かですが、運動となると驚くほど俊敏な動きを見せてくれるのが魅力です。
ボルゾイの平均寿命は短めではありますが、日々のケアによっては元気により長く生きられる可能性があります。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。