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犬が血尿したけど元気はある?動物病院に行き基準や病気等も解説!

2023年9月15日

犬の保険

犬が血尿したけど元気はある?動物病院に行き基準や病気等も解説!サムネイル
犬の血尿は元気があっても早めに動物病院を受診することが望ましいです。血尿が見られる病気は泌尿器疾患だけでなく腫瘍の可能性もあります。急変することもあるため早めに対処しましょう。
血尿とは尿の中に血がまじる症状です。
犬に血尿がみられたときは何らかの病気などが原因で引き起こされている可能性が高いです。
出血した状態でそのまま放置してしまうと重篤な症状になることもあるため早めに対処しましょう。
では、血尿が見られたときはどんなことをしたらいいのでしょうか。

この記事では

・血尿について
・血尿が見られたときに考えられる病気
・血尿が出たときの治療法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「血尿が見られたときに考えられる病気」「血尿が見られたときの治療法」についてわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


犬の血尿とは尿の中に血がまじることです。

血尿は血の量によりおしっこの色が変わるため少量の場合気がつかないこともあります

少量だとしても犬の体の中で出血が起こっていることは間違いないため早めに対処することが望ましいです。

未避妊のメスでは発情出血を血尿と間違えることもあるため未避妊のメス犬の場合は陰部から出血しているかどうかも確認することがおすすめです。

 

原因として考えられる病気とは?

犬の血尿が見られたときは体のどこかで出血が起きているということになります。

原因としていろんな病気が考えられます。

ここでは「原因として考えられる病気」について解説します。

 

ところどころ赤い血尿が出た場合

疑われる主な病気

・膀胱炎
・尿石症
・前立腺炎
・腫瘍

などの病気が考えられます。

全体が真っ赤になっているのではなく点々とした血尿がみられるためおしっこの色は薄い黄色をしています。

ポタポタとした出血なので飼い主が見過ごしてしまう可能性もあります。

トイレ周りの掃除ではおしっこの状態を確認しながら行うことをおすすめします。

 

全体的に赤い(真っ赤な)血尿が出た場合

疑われる主な病気

・膀胱炎
・尿石症
・前立腺炎
・腫瘍

などの病気が考えられます。

全体的に真っ赤なおしっこでは出血量が多い可能性が高いです。

泌尿器関係からの出血などが考えられ放置すると貧血を引き起こすことがあります。

急変する可能性もあるため早めに動物病院を受診しましょう。

 

全体的にピンク色をした血尿が出た場合

疑われる主な病気

・膀胱炎
・尿石症
・前立腺炎
・腫瘍

などの病気が考えられます。

真っ赤なおしっこに比べると出血量は少なめです。

しかし出血量は今後多くなる可能性もあるため様子を見てはいけません。

できるだけ早めに動物病院を受診することが望ましいです。

 

血の塊が混じるケースも

膀胱などの部位で血液が固まった場合は血が塊となって排泄されることがあります。

血が固まっていても出血が見られることには変わりないため早めに動物病院を受診することが望ましいです。

 

トイレシーツは白だけでなく青や炭の入った商品もあります。

それらのシーツを使用すると出血がわかりにくく気が付かない可能性もあります。

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病気について解説

血尿では病気が原因としてなることがありますが病気を知ることで早期発見につなげることもできます。

そのため病気について症状や治療法などは頭に入れておくことがおすすめです。

ここでは「血尿が症状としてみられる病気」について詳しく解説します。

 

膀胱炎

血尿が見られる病気の一つとして「膀胱炎」があげられます。

膀胱炎は何らかの原因により膀胱が炎症を起こすことで引き起こされる病気です。

 

膀胱炎になると血尿だけでなく

・濃い黄色のおしっこが出る
・トイレに行く回数が増える
・排尿痛がみられる
・お腹を痛がる
・おしっこのニオイが変わる

などの症状がみられます。

膀胱炎は痛みが伴うため元気や食欲がなくなることもあります。

原因として

・細菌感染
・尿結石
・腫瘍
・外傷

などが考えられます。

おしっこを我慢することで引き起こされることもあります。

治療法としては

・投薬治療

などが行われます。

薬の内容は原因によりことなりますが抗生物質や抗炎症剤などが処方されます。

飲水量が少ないことで発症することもあるためいつでも清潔な水を飲むことができるように環境を整えることも望ましいです。

頻繁にトイレに行くことがあれば早めに動物病院を受診しましょう。

 

膀胱腫瘍

血尿が見られる病気の一つとして「膀胱腫瘍」があげられます。

膀胱腫瘍とは膀胱の細胞に悪性腫瘍が発生したことで引き起こされる病気です。

症状として

・頻尿
・排尿困難
・トイレに行く回数が増える

などがみられます。

さらに進行し転移することでいろんな症状がみられるようになります。

治療法としては

・外科手術
・放射線療法
・投薬治療

などが行われます。

治療内容は病状にもより異なります。

転移などの危険性も考えてかかりつけの獣医師と治療方針を決めることをおすすめします。

 

尿道炎

血尿が見られる病気の一つとして「尿道炎」があげられます。

尿道炎とは尿道に炎症が起こることで引き起こされる病気です。

症状として

・頻尿
・排尿痛
・トイレに行く回数が増える

などがみられます。

原因として

・細菌感染
・結石

などが考えられます。

治療法としては

・投薬治療
・外科手術
・食事療法

などが行われます。

外科手術は尿道炎の原因が結石だったときに行われることがあります。

尿道炎も繰り返すと尿道が狭くなる危険性があるため早めに治療を受けることがおすすめです。

 

尿石症(尿路結石症)

血尿が見られる病気の一つとして「尿石症」があげられます。

尿石症とは尿路(尿管・膀胱・尿道など)に結石ができてしまう病気です。

症状として

・頻尿
・排尿痛
・排尿困難
・トイレに何度も行く
・お腹を痛がる

などがみられます。

原因として

・食事内容
・飲水量が少ない
・ストレス
・細菌感染
・遺伝

などが考えられます。

尿石症は再発することも多いため治った後も定期的に検査をすることが望ましいです。

治療法としては

・食事療法
・投薬治療
・外科手術

などが行われます。

尿石症は結石の種類により治療法が異なります。

治療が終わった後も食事内容や生活スタイルなど気をつけることがあります。

生活習慣を改め再発を防ぐように心がけることが大切です。

 

血尿と似た症状が出る病気もある

血尿と間違えてしまう症状として「血色素尿」があります。

血色素尿とは血液の赤血球が壊れ中の血色素が尿中に排泄されることでみられます。

 

血色素尿の色はオレンジや赤色をしています。

そのため見た目では血尿かどうか判断することは難しいです。

判断するためには動物病院で尿を検査をすることが必要となります。

 

血色素尿は泌尿器関係以外の病気の可能性があります。

考えられる病気として

・自己免疫性溶血性貧血
・腫瘍
・タマネギ中毒
・急性フィラリア症
・バベシア症

などがあげられます。

どの病気もできるだけ早く治療を受けることが望ましいです。

 

考えられるオス特有の病気

病気の中には性別特有のものもあります。

ここでは「血尿が見られたときに考えられるオス特有の病気」について解説します。

 

前立腺炎

血尿が見られるオス特有の病気の一つとして「前立腺炎」があげられます。

前立腺炎は何らかの原因により前立腺が炎症を起こすことで引き起こされる病気です。

症状として

尿に膿がみられる
・尿の色が濁る
・頻尿
・トイレに行く回数が増える

などがみられます。

炎症が強い場合は発熱がみられることもあります。

原因として

・細菌感染

などがあげられます。

治療法としては

・去勢手術
・投薬治療

などが行われます。

前立腺炎は去勢手術を行うことが効果的です。

かかりつけの獣医師と相談し今後の治療方針について相談することがおすすめです。

 

前立腺腫瘍

血尿が見られるオス特有の病気の一つとして「前立腺腫瘍」があげられます。

前立腺腫瘍は前立腺に悪性腫瘍が発生することで引き起こされる病気です。

症状として

・血便
・しぶみ
・排泄痛
・元気や食欲がなくなる

などがみられます。

前立腺腫瘍は転移する可能性が高く病気です。

治療法としては

・投薬治療
・前立腺の外科的切除
・放射線療法

などが行われます。

前立腺腫瘍の確立された治療法はありません。

治療は病気を完治させるのではなく生活の質を向上させるための治療が行われます。

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考えられるメス特有の病気

オスだけでなくメスにも特有の病気があります。

ここでは「血尿が見られらときに考えられるメス特有の病気」について解説します。

 

子宮蓄膿症

血尿が見られるメス特有の病気の一つとして「子宮蓄膿症」があげられます。

子宮蓄膿症は何らかの原因により子宮に膿が溜まってしまう病気です。

症状として

・多飲多尿
・陰部から膿や血膿がみられる
・陰部を気にして舐める
・発熱
・吐き気
・元気と食欲がなくなる

などがみられます。

原因として

・細菌感染

があげられます。

治療法としては

・卵巣子宮の摘出

が行われます。

子宮蓄膿症は外科手術が必要になります。

ただあまりにも状態が悪いときは外科手術を行うことができないこともあります。

かかりつけの獣医師としっかり相談して治療法を決めましょう

 

生理(発情期・ヒート)の場合も

犬に血尿が見られるとき「生理」の可能性もあります。

生理では血尿はみられませんが尿に発情出血の血が垂れることで勘違いをしてしまうことがあります。

ただの生理であれば病気ではありません。

 

血尿が見られたときは陰部から出血がないか確認しましょう。

 

病気以外の原因とは?

血尿は病気が原因で引き起こされることが多いです。

しかし病気以外にも血尿が症状として見られることがあります。

ここでは「病気以外の原因」について解説します。

 

食べ物による中毒

病気以外の原因として「食べ物による中毒」があげられます。

血尿が見られる食べ物として

・タマネギ
・ネギ
・ニラ

などがあげられます。

犬はネギ類の食べ物を口にすると「タマネギ中毒を引き起こします。

 

タマネギ中毒は「アリルプロピルジスルフィド」という成分が赤血球を破壊します。

そのため

・血尿
・下痢
・嘔吐
・発熱

などの症状がみられます。

命に関わる症状に陥ることもあるため早めに動物病院を受診しましょう。

ネギ類は絶対に口にしないようにしスープなどにも注意が必要です。

 

ストレス

病気以外の原因として「ストレス」があげられます。

犬はストレスを感じるといろんな症状がみられます。

元気がなくなる
・食欲が減る
・性格が攻撃的になる
・物やクッションを壊す

などがみられます。

さらにストレスがたまると

・胃潰瘍
・皮膚疾患

などさまざまな病気を引き起こすこともあります。

そのため血尿がみらることもあります。

 

犬の血尿の治療法とは?

犬の血尿は出血がどこから出ているか調べて治療をすすめていくことが必要になります。

そのまま放置してしまうと貧血を起こしてしまう可能性があるためです。

ここでは「犬の血尿の治療法」について解説します。

 

尿石症が原因のケース

尿石症が原因のときは血尿の治療法として「投薬治療」や「食事療法」を行われます。

尿結石は臓器が炎症を起こすことが多いため炎症を落ち着かせる薬を服用します。

他にも結石が薬で溶ける可能性がある場合はそちらの薬も処方されます。

 

さらに食事内容を変更し尿結石ができにくくするために「食事療法」も同時に行われます。

ただ結石が大きすぎてしまうと手術で取り除くこともあるため病状により治療内容も異なります

 

細菌が原因のケース

細菌が原因のときは血尿の治療法として「投薬治療」が行われます。

抗生物質などを投薬し細菌の増殖を落ち着かせる治療が行われます。

投薬治療の効果が出れば2週間程度で病状も落ち着きますが抗生物質の効果が見られないケースもあります。

 

完治しても再発することがあるため普段から犬の様子を観察していきましょう。

 

犬の危険な血尿

犬の血尿の中にはすぐに対処しなければいけないような危険なものもあります。

対応を間違えてしまうとそのまましに至る可能性もあるため危険です。

ここでは「犬の危険な血尿」について解説します。

 

歯茎や舌が青白くなっている

犬の危険な血尿の症状として「歯茎や舌が青白くなっている」ことがあげられます。

歯茎や舌が青白くなっている場合貧血を引き起こしている可能性があります。

出血量が多いときにみられ今後急変することもあるため危険な状態です。

 

状態によっては輸血が必要になることもあるため一度動物病院に電話して状況を伝えることもおすすめです。

今の状態を伝え「今から向かう」と伝えておくことでスムーズに受付をしてもらえます。

ただ犬の状態や診察状況によっては受付をしてもらっても待つこともあります。

待っているときでも犬の状態を確認し何か気になる点があればすぐに受付スタッフに伝えるようにしましょう。

 

ぐったりしている

犬の危険な血尿の症状として「ぐったりしている」ことがあげられます。

犬がぐったりしている場合かなり状態が悪いことが考えらかなり危険な状態です。

急変し命に関わる状態になることもあるためすぐに動物病院を受診しましょう。

 

おしっこの量がかなり少ない

犬の危険な血尿の症状として「おしっこの量がかなり少ない」ことがあげられます。

おしっこの量は健康の指標の一つでもありますが「かなり少ない」「おしっこが出ない」状態はかなり危険です。

尿道などが閉塞を起こしている可能性もあります。

 

閉塞を起こすと体の毒素や排泄物を外に出すことができず尿毒症を引き起こすことがあります。

さらに腎臓にも負担がかかります。

 

命に関わる状態に陥る可能性があるため早めに動物病院を受診しましょう。

 

熱中症と思われる症状で血尿が出ている

犬の危険な血尿の症状として「熱中症と思われる症状で血尿が出ている」ことがあげられます。

血尿は熱中症の症状の一つでみられることがあります。

 

熱中症とは体の体温が上昇してしまうことで体に負担をかけてしまう状態のことです。

体の臓器の機能を低下させ脳までダメージを受けてしまいます。

命を落とすこともあり一命をとりとめても下半身麻痺も状態になることもあります。

 

熱中症はすぐに治療を受けなければ命に関わるためすぐに動物病院を受診しましょう。

受診するまでは犬の体の体温を下げる対策が必要です。

・風通しの良い日陰や涼しい部屋に移動する
・タオルに包んだ保冷剤を首や脇、内股にいれる
・体に水を吹きかける
・自分で飲めるのであれば水を飲ませる

など対処し動物病院まで連れていきましょう。

 

その他注意したい症状

血尿が見られるときには犬の様子をしっかり観察することが必要です。

注意したい症状として

・元気や食欲がない
・多飲多尿
・フラフラしている、歩くことができない
・出血が止まらない
・下痢や嘔吐
・血便
・頻尿
・陰部を気にしている
などがあげられます。
血尿とこれらの症状がみられるときはできるだけ早く動物病院を受診しましょう。

動物病院へ行く際の注意点・ポイント

動物病院兵器祭の注意点・ポイントとしては「犬やおしっこの状態」をしっかり伝えることです。

・血尿の回数、期間
・血尿の色(血の濃さなども)
・犬の様子(食欲や元気など)
・普段の尿しっこの状態
・(避妊手術をしていないメス)前回のヒートの時期

などをメモなどにまとめておくことがおすすめです。

動物病院では伝えたいことを伝えられずに終わってしまったということもあります。

・治療内容
・完治までの期間
・治療費
・自宅でできるケア

なども治療前に確認しておくこともおすすめです。

獣医師さんに聞きたいことや今後はどんなことに注意すればいいかなども確認できるようにしましょう。

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犬が血尿したときの対処法

犬が血尿したときは早めに対処することが望ましいです。

ここでは「犬が血尿したときの対処法」について解説します。

 

血尿の状態の確認

犬が血尿したときには「血尿の状態」を確認しましょう。

血尿の状態を詳しく伝えることは治療の手助けにもなります。

トイレシーツに血尿がついている場合は写真を取るか動物病院まで持参することがおすすめです。

 

犬の状態の確認

犬が血尿したときには「犬の状態」を確認しましょう。

・元気や食欲はあるか
・排泄物の状態
・歩き方
・体を痛がることはあるか

など観察しましょう。

これらの情報もとても大切なものです。

動物病院を受診するときにしっかり伝えましょう。

 

動物病院を受診

犬が血尿したときには「動物病院を受診」することが望ましいです。

出血が止まっていたにしても一度出血の原因を調べる必要があります。

症状が落ち着いていても急変することもあります。

尿の状態と犬の状態などをしっかり確認して動物病院を受診することをおすすめします。

 

よくある質問

愛犬が血尿をしている!様子見で大丈夫?

血尿が見られるときは元気ある状態でも早めに動物病院を受診しましょう。元気があると様子を見てもいいと思うかもしれません。しかし、血尿は放置すると死に至る可能性もあります。そのため早めに治療を受けましょう。

何度もトイレにいくのはなぜ?

愛犬が何度もトイレに行く場合何らかの病気が原因となっている可能性があります。膀胱炎や尿石症などの病気が隠れていることもあるため、早めに治療を受けることをおすすめします。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

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【犬が血尿した!元気はあるけれどどうしたらいい?対処法について】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・血尿について
・血尿が見られたときに考えられる病気
・血尿が出たときの治療法
について解説してきました。
犬に血尿が見られたときはできるだけ早く対処することが望ましいです。
病気が隠れているだけでなく状態が急変してしまう可能性もあります。
「血尿の状態」や「犬の状態」を確認しなるべく早めに動物病院を受診しましょう。
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