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肥満細胞腫は猫に多い?手術費用や皮膚型・内蔵型、症状等も解説!

肥満細胞腫は猫に多い?手術費用や皮膚型・内蔵型、症状等も解説!サムネイル

肥満細胞腫は猫に多くみられ、手術費用は約10~20万円必要です。皮膚型は約60%が良性ですが内蔵型は約90%が悪性です。自然治癒は考えにくく、手術で取り除くことが必要な病気です。

肥満細胞腫は多くの猫がかかる疾患です。
手術費用は皮膚型であれば10万円程度だと考えられます。
転移する前の早めの治療で、費用をおさえることができます。

この記事では

・猫の肥満細胞腫の症状
・猫の肥満細胞腫の治療方法や治療費
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫の肥満細胞腫の予防方法」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


肥満細胞と脂肪細胞の違いは

・「肥満細胞」 免疫に関係する
・「脂肪細胞」 脂肪を蓄える

です。

肥満細胞は「肥満」という名がついていますが、肥満とは何の関係もありません。顕微鏡で見ると細胞が膨らみ太って見えるため、「肥満細胞」といわれています。

一方肥満と大きくかかわりがあるのが「脂肪細胞」です。肥満か痩せているかは、脂肪細胞の脂肪の含蓄量によって決まります。

肥満は脂肪細胞の飽和状態が続いた結果、食欲を抑制するレプチンと呼ばれるホルモンの感受性が弱くなってしまいストッパーが効かなくなった状態です。

 

猫の肥満細胞腫とは?

猫の肥満細胞腫とは

肥満細胞が皮膚や臓器で異常増殖したもの
です。

肥満細胞腫は悪性腫瘍の一種で

  • 皮膚型肥満細胞腫
  • 内蔵型肥満細胞腫

があります。

内蔵型肥満細胞腫は転移しているケースが多く、一般的に予後は悪いと言われています。

皮膚に発生する悪性腫瘍としては皮膚型肥満細胞腫の他にも

  • 扁平上皮癌
  • メラノーマ
  • 皮膚型リンパ腫や血管肉腫
  • 線維肉腫

などがあり、皮膚型肥満細胞腫と間違わないように注意が必要です。

肥満細胞腫は人にはほとんど発生しません。一方猫の悪性腫瘍の中では2番目に多いと言われ、頻繁に発生する腫瘍です。

猫の肥満細胞とは?

肥満細胞は「マスト細胞」とも呼ばれ

主に免疫に関係する細胞

です。肥満細胞の表面にIgE(免疫グロブリン)と呼ばれる免疫に関与するタンパク質が付着し、アレルゲンと反応してアレルギー反応を引き起こします。

アレルギーの原因となる厄介な細胞のように思われますが、肥満細胞の働きにより花粉などの異物を鼻水や涙で排出して身体を守ってくれている重要な細胞です。

 

猫の肥満細胞腫の原因

猫の肥満細胞腫は原因がはっきりと解明されていません

肥満細胞腫が多くみられるのは

・特定の猫種
・高齢猫

といわれています。

原因のひとつとして、細胞の複製や分裂に関係している「KIT」というタンパク質の遺伝子変異があります。

遺伝的に遺伝子変異が引き継がれると考えられ、かかりやすい種類には

  • シャム
  • バーミーズ
  • メインクーン
  • ラグドール
  • ロシアンブルー

があげられます。

これらの猫種は若いうちから皮膚型肥満細胞腫を発症しやすいといわれています。

また内蔵型肥満細胞腫については、10歳を超える高齢猫がかかりやすくなります。

特定の猫種や高齢猫がかかりやすい統計があるものの肥満型細胞腫は原因が解明されていないため、すべての猫に注意が必要な疾患であることがわかります。

他にも身体のあちこちに多発する肥満細胞腫や多発性皮膚型肥満細胞腫では、猫エイズと関係があるのではないかとも言われています

 

猫の肥満細胞腫の種類

猫に発症する肥満細胞腫には2種類あります。

  1. 皮膚型肥満細胞腫
  2. 内蔵型肥満細胞腫

肥満型細胞腫などのような腫瘍には「良性」と「悪性」に分けられます。悪性の場合だと最悪死に至るため、早期の発見で早めに治療を始めることが重要です。

 

皮膚型肥満細胞腫の特徴

皮膚型肥満細胞腫は肥満細胞腫の中で特に多くみられる腫瘍です。

ただし比較的良性のものが多く、

・良性 約60%
・悪性 約20~30%

です。

痛みやかゆみもなく脱毛を伴うため、皮膚病と間違われることが多くあります。

多発性の肥満細胞腫だと猫エイズとの関連性が疑われるため、外に出る機会が多い猫であれば血液検査を行って調べてみてもいいでしょう。

内蔵型肥満細胞腫の特徴

内蔵型肥満細胞腫は

体の表面ではなく内臓に発生する
腫瘍です。見た目にはわからないため発見が遅れがちになるのが特徴のひとつです。
加えて内蔵型肥満種は90%程度が悪性です。そのため治療が遅れると症状も進行し、効果が表れにくくなります。

内蔵型肥満種では早期発見・早期治療が完治のカギです。

 

猫の肥満細胞腫の症状

猫の肥満細胞腫の症状は、発生した場所によって違います。

「皮膚型」と「内蔵型」それぞれ解説します。

 

皮膚型肥満細胞腫の場合

皮膚型肥満細胞腫の症状は

体表の脱毛したところに小さなイボのような硬いしこりや塊

が現れます。

主に顔や耳など頭頸部に発生し

  • 体幹
  • 四肢
  • 大腿
  • 尾の背側

にも多くみられます。ほかにも口や目の上、首にも現れるケースもあるため、体全体で注意が必要です。

症状は一つだけだったり、複数みられたりと様々です。多くは赤く盛り上がっていますが、中には炎症がある皮膚炎に見えることもあります。

また皮膚型の18%で脾臓にも肥満細胞種が見られたという報告があるため、イボやしこりがみられたら独自で判断せず獣医師に診てもらいましょう。

 

内臓型肥満細胞腫の場合

内蔵型肥満細胞腫では

・食欲不振
・体重減少
・下痢・嘔吐
・血便
・お腹が大きくなる

などの症状が見られます。腫瘍が転移して広範囲になると、胸水や貧血がみられることもあります。

内臓型肥満細胞腫は「脾臓型」とも呼ばれ

  • 脾臓
  • 肝臓
  • リンパ節
  • 骨髄

などに発生します。

一方小腸か大腸にできるものを「消化器型肥満細胞腫」といいます。「消化器型」は小腸に発生するケースが主で、腸管腫瘍の中でも3番目に多い腫瘍です。

内臓型肥満細胞腫はしこりができるものは少なく、脾臓全体が腫れます。症状が現れないケースも多く、発見が遅れがちな疾患です。

進行して肝臓や腹腔内リンパ節への転移を起こしたり、骨髄に転移して血液中にも肥満細胞が見られると予後は悪くなります。

 

猫の肥満細胞腫の検査

猫の肥満細胞腫の検査には

  • 細胞診
  • 生体検査・組織検査
  • 血液検査・腫瘍マーカー検査
  • 画像検査

が行われます。

それぞれの結果で肥満細胞腫と断定されます。

 

細胞診

細胞診とは

患部の細胞を針などで採取し、顕微鏡で検査する方法
です。

細胞診では、麻酔を使用しないか局部麻酔で針を刺して細胞を採取します。体の負担は少ないものの針の部分が小さいため、腫瘍細胞を採取できないケースも少なくありません。

そのため確実とは言えない方法です。

 

生体検査、組織検査

組織検査(生体検査)では、手術などで広範囲に採取された組織を顕微鏡で詳しく調べます。

細胞異型に加え構造異常の情報も調べられるので、組織検査は細胞診に比べて診断率が高いのが特徴です。

そのため

確定診断となる

ことがあります。

 

血液検査・腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカー検査とは

採血でがん細胞の数やがん細胞が作る物質の量を知ることができる検査
です。ただし肝障害や腎障害などほかの病気の影響で数値が高値になったり、腫瘍があるのに数値が上がらない場合があります。
そのためこれだけでは確定診断とはなりません

また血液検査は悪性腫瘍の診断のためではなく、術前や抗がん剤など、治療のための全身状態チェックに用いられます。

 

画像検査

画像診断は腫瘍の早期発見に有効な検査方法です。

画像検査には

  • レントゲン
  • 超音波(エコー)
  • CT

などがあります。

これらの検査は

・治療前にがんの有無や広がりを確認
・他の臓器への転移がないか
・治療の効果を判定
・治療後の再発がないかを確認

など、様々な目的で行われます。

当然画像検査だけでは確定診断はできません。また微細な腫瘍などは画像検査で見つからない場合もあります。

 

猫の肥満細胞腫の治療方法や治療費は?

猫の肥満細胞腫の治療方法には3つあります。

  1. 手術
  2. 抗がん剤
  3. 放射線治療

 

肥満細胞腫は手術で取り除くことが一番有効な方法です。手術ができない場合には抗がん剤や放射線でメスを使わない治療になります。

 

治療法①手術と治療費

猫が肥満細胞腫にかかって最初に検討される治療方法が外科的な摘出手術です。

摘出手術では

取り残すと再発するリスクが上がるため、できるだけ広く切除

します。

取り除かれた腫瘍は見た目だけでは腫瘍が良性か悪性か判断するのは難しいです。そのため病理組織検査で調べ、検査結果により確定診断となります。

基本的に外科手術は完治を目的に行います。ただし手術で腫瘍を減らして症状が軽減されるのであれば、完治しないとわかっていても手術を行う場合があります(姑息手術)。

 

治療費

肥満細胞腫の手術費用は動物病院によって違いがあるものの、

・皮膚型 およそ10万円
・内蔵型 およそ20万円以上

だと考えらえます。

アイペットの「保険金請求が多い傷病のランキング(手術)」では「皮膚腫瘍」が第2位にランキングされており、その手術費用は90,400円となっています。

皮膚型であれば開腹と長期入院がないため、その分安価になります。一方内蔵型の場合は開腹と長期の入院が必要なため高額になりがちです。

 

治療法②抗がん剤治療と治療費

動物における抗がん剤治療は、『完治を目指すというよりも、生活の質を維持すること』を目的に行われます。

肥満細胞腫での抗がん剤治療も

・腫瘍が広がりすぎて手術で取りきれない場合
・手術できない場所に腫瘍がある場合
・麻酔がかけられない場合

など、手術ができないケースでの使用となります。

一方で猫の肥満細胞腫において抗がん剤などの化学療法の効果は証明されておらず、抗がん剤治療を積極的に行わない獣医師も少なくありません。

さらに抗がん剤には

  • 食欲不振
  • 下痢
  • 嘔吐

などの副作用があり、くわえて費用も高額になります。

副作用を抑える薬を使用しながら抗がん剤治療を行いますが、愛猫にとって有効な治療法なのか、獣医師と相談しながら決めることが重要です。

 

治療費

抗がん剤治療の費用は

1回あたり1万~2万円程度
が相場となります。
さらに抗がん剤の他にも
  • 副作用を抑える薬
  • 検査費用

などが必要です。

症状によって抗がん剤の治療回数は変わってきますが、

毎月の費用はおおよそ3~4万円から

と考えておきましょう。

抗がん剤は特殊な薬のうえ、使用するものはほとんど『人間用の薬』です。サイズも人間用に作られており、動物に少量しか使わなくても開封後は廃棄しなければいけません。
そのため抗がん剤治療の費用は高額になります。

 

治療法③放射線治療と治療費

放射線治療は大学病院など

設備の整った動物病院でしか行われない治療方法

です。

放射線治療に対応した病院は少なく治療のため遠方へ出かけなくてはならないケースも多くあり、猫には大きなストレスとなります。

ほかにも

  • 放射線治療は麻酔が必要
  • 1週間に何度も足を運ばなければいけない
  • 費用が高額になる

など、猫にとっても飼い主さんにとっても負担が大きい治療方法です。

ただし抗がん剤治療よりも腫瘍細胞の殺滅効果がかなり高いとされており、その効果は期待できます。

メリットとデメリットを比較し、愛猫にとって放射線治療がプラスになるのかを良く考えて決断しなければいけません。

 

治療費

放射線治療の1回の費用は目安としておよそ3~8万円程度です。

それを1週間に3~5回、4週間ほど続ける(合計12~60回の照射)と

費用は40万~100数十万円

になります。

費用はかなり高額になりますが正しい治療で腫瘍の成長を遅らせることは可能です。料金や愛猫に合った治療法なのかなど、獣医師としっかり話し合ったうえでの決断が重要です。

 

その他

これらの治療の他に

  • 手術で取り切れない時
  • 腫瘍切除不能な時

などでは、ステロイドを使用した内科療法を行います。

多く使用されているのがプレドニゾロンというステロイド剤です。副作用が少なく、ステロイド剤の中でも特に多くの疾患・症状で使用されています。

ステロイド剤は病気に応じて用量を調節して使用することにより、抗炎症作用や免疫抑制作用が期待できます。

ステロイドといえば副作用が注目されていますが、副作用よりも効果が高い場合には積極的にすすめられる治療方法です。

 

猫の肥満細胞腫を放置するとどうなる?

猫の肥満細胞腫を放置すると

進行したのち転移
します。
皮膚型でもリンパ節や脾臓への転移がみられる場合があるため、内蔵型ではないからといって油断はできません。
一方でシャムなどの品種に発症する皮膚型の肥満細胞腫は自然治癒で消えたというケースがあるため、手術しないで経過観察の場合もあります。
肥満細胞腫が末期になると様々な臓器に転移します。
末期症状として食欲不振嘔吐はもちろん、最期には
  • 腹水
  • 虚脱
がみられ、最悪死に至ります。

 

猫の肥満細胞腫の予防法

猫の肥満細胞腫は原因がはっきりしていないため、明確な予防方法はありませんただし手術で切除できれば完治ができるため、転移する前の早期発見と早めの治療が有効です。

このことから

普段から皮膚をチェックして定期的な健康診断が効果的
だといえるでしょう。
猫の肥満細胞腫は高齢になると発症リスクが高くなります。内蔵型の肥満細胞腫は症状があまり見られず気づかれないケースも多いです。
そのため高齢猫の健康診断は
  • レントゲン
  • 超音波
を含めて行うことをおすすめします。
猫の抵抗力をあげるためにも
・ストレスを与えない
・十分な運動
など配慮して、肥満細胞腫に負けない体づくりを心がけましょう。

 

猫の肥満細胞腫の予後改善方法

猫の肥満細胞腫の予後を改善するためには

生活の質を保つ
ことが重要です。
痛みなどを取り除くことで予後が改善されます。

皮膚型の場合

猫の肥満細胞腫皮膚型の場合、腫瘍を手術で取り除ければ完治が見込まれます。

そのため皮膚型の術後の予後は

比較的穏やかに過ごせる

でしょう。

ただし内臓に転移している場合もあるため、脾臓や小腸に異常がないか検査でしっかり確認しておかなければいけません。

 

内蔵型の場合

内蔵型では脾臓の摘出で延命効果が期待できます。

一方小腸に腫瘍がみられる「消化器型」ではリンパ節や肝臓への転移が多く

広範囲切除でも予後不良が多い

です。

獣医師と相談しながら痛みや苦しみを取り除く方法で、愛猫の予後を改善してあげましょう。

 

猫におすすめの保険は?

ここでは猫に合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。

全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。

他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまで猫目線で解説していきます。

 

猫のペット保険加入の選び方のポイント

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認
・歯科治療(歯周病等)
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

 

①猫のなりやすい病気が補償されるか確認

ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。

中には猫がなりやすい、歯周病を含む一切の歯科治療を補償の対象外としているペット保も存在します。例えば「プリズムコール」では一切の歯科治療が補償の対象外です。

また、「日本ペット少額短期保険:いぬとねこの保険」では「歯肉に触れる治療は補償されるが、歯に触れる治療は補償の対象外」といった細かい制限があります。

 

特に歯科治療は保険会社によって補償されるかが異なりますので、必ず保険約款や重要事項説明書を確認することをおすすめします。

また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。

補足になりますが、予防目的の歯石除去等は全てのペット保険で補償の対象外なので注意しましょう。

 

猫がなりやすい病気で補償の対象外か確認すべき病気

・歯科治療(歯周病等)

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか

全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。

猫種によっては、なりやすい遺伝性疾患があります。例えばスコティッシュフォールドでは 骨軟骨異形成症という遺伝性疾患が存在します。

こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認し、加入後に発症した先天性疾患が補償されるかしっかり確認しましょう。

 

③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ

猫がなりやすい病気である「腎臓病」や「膀胱炎」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「尿結石」は症状が重い場合、外科手術を伴う高額治療が必要になる傷病です。

そのため、には「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。

 

しかし、猫は腎臓病等の慢性疾患になりやすいのに対し、そこまで手術の可能性は高くありません。そのためにはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめします。

例えば、腎不全であれば通院だけでも下記の治療費がかかります。

【通院治療費】

・年間平均診療費 : 272,598円
・平均診療単価 : 9,329円
・年間平均通院回数 : 15.2回

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019
参考:猫との暮らしとお金「猫が慢性腎臓病になったときにかかる費用はどれくらい?
(あくまでも統計による平均なので一つの参考資料として見てください)

ペット保険の中で一番人気である補償割合70%:通院・手術・入院を補償するフルカバー型の保険では、通院補償が「年間20~22日:1日あたり10,000~14,000円:年間最大20万~30万円」で設定されていることが多いです。
ちなみにフルカバー型のペット保険(補償割合70%)の中で年間の最大通院補償金額が高いのは楽天ペット保険の、「年間22日まで:一日あたり15,000円まで:年間最大33万円まで」です。

更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。

つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。

中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります

もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。

 

猫がなりやすい「腎臓病」は慢性疾患のためかかってしまったら一生の付き合いが必要な病気です。

加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。

しかも、「更新時の対応」については、どのペット保険であっても公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。
公式HPの「よくある質問:更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることが多いので、必ず一度は確認することをおすすめします。

また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。

 

猫におすすめのペット保険をご紹介!

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーでは猫におすすめのペット保険をご紹介します。

おすすめの理由としては上記で説明した猫及びサイベリアンのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。

アニコムでは保険金請求回数に応じた保険料割増制度ありますが、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、猫の死因ランキング1位である腎不全の予防までできる他、外出しずらい猫には有効な健康チェックです

ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。

あくまで参考ですが、そもそも病気にさせたくないと考える飼い主様にはアニコムがおすすめです。

 

メリットデメリット
・歯科治療も補償
・「腸内フローラ測定」等の予防型サービスも付帯
・通院は一日当たり14,000円×年20日まで補償(補償割合70%プラン)
保険料が高い
保険金請求回数に応じた保険料割増制度あり
アニコム(ふぁみりぃ)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認ください
補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

腎不全の予防や早期発見に!毎年受けられる「腸内フローラ測定

アニコム腸内フローラ結果表示のサンプルページ

アニコム損保:腸内フローラの結果表示のサンプルページ

ペット保険であるアニコム損保に加入すると「腸内フローラ測定」が毎年無料で受けられます。有料でも検査キットを販売していますが、8,800円(税込)かかります。

ペットの腸内を検査し、腸内に存在する菌の状態や環境を測定することで健康状態の確認ができるという優れものです。

猫の場合は「腎臓チェック」等ができます。特に猫の場合は腎不全の予防に備えることができ、自宅で出来る簡易的な健康診断という点で外出しづらい猫には非常に有効な健康チェック手段です。

そして、こちらの腸内フローラ測定の検査結果が悪かった場合、アニコム損保指定の動物病院で、無料の健康診断(血液検査)を受けることができます。

※腸内フローラ測定は「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「どうぶつ健保しにあ」のみになります。

 

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。しかし保険料も高くなり補償内容のグレードも普通のプランより下がってしまいます。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

 

よくある質問

愛猫の目の上にできものができました。放置したら自然治癒で消えますか?

肥満細胞腫が目の上にできるケースはたびたび見られます。自然治癒で消えることは考えにくいため、手術で切除することをおすすめします。
早めに処置をすれば転移もなく猫への負担も少ないため、先延ばしせずに動物病院へ連れていきましょう。

猫にできる肥満細胞腫は太っていることが原因ですか?

いいえ、「肥満細胞腫」と「肥満」に関係性はありません
肥満細胞腫は顕微鏡で見た時に細胞が太って見えるため、このように呼ばれています。
肥満細胞腫は肥満細胞が異常増殖したものです。このことから猫が太っていることと関係ないのが分かります。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【肥満細胞腫は猫に多い?手術費用や症状についても解説】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫の肥満細胞腫の症状
・猫の肥満細胞腫の治療方法や治療費
について解説してきました。
肥満細胞腫は猫がかかりやすい病気です。
手術費用は早めに治療を開始すれば抑えることが可能です。
日常的な皮膚のチェックと定期的な健康診断で早期発見を心がけましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。