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犬の脱水症状の見分け方とは?危険性や症状・対処法・対策等も解説!

2023年8月29日

犬の保険

犬の脱水症状の見分け方とは?危険性や症状・対処法・対策等も解説!サムネイル
犬は人間と異なり体中で汗をかくことはなく肉球や呼吸で体温を調節します。
あまり汗をかくことがないため「脱水症」を引き起こすとは少ないように感じるかもしれません。
しかし犬は脱水症は引き起こしやすく重篤な症状に陥る可能性もあります。

この記事では

・犬の脱水症について
・犬の脱水症の症状や原因について
・犬の脱水症状の見分け方
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬の脱水症になったときの対処法について」「犬の脱水症の予防法について」わかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。

・水分不足
・下痢や嘔吐
・病気
・投薬

などが原因で引き起こされます。

持病なども関係するため注意が必要です。

 

犬の脱水症について

犬の脱水症状は夏場だけでなくどんな季節にも起こります。

さらに体調不良でも発症することがあるため脱水症について詳しく知っておくことがおすすめです。

ここでは「犬の脱水症状」について解説します。

 

脱水が起こるメカニズム

脱水は「体に必要な水分量が不足していく」ことで引き起こされます。

メカニズムとしては

・水分の摂取が不足する
・体内から過剰に失われる
・本来必要とする水分量が保てない

状態となります。

 

単純に水分摂取不足だけでなく下痢や嘔吐などにより引き起こされることもあります。

特に子犬や老犬は症状が強く出やすいため注意しましょう。

 

犬が1日に必要とする水分量

犬が1日に必要とする水分量は

「体重(kg)×0.75乗×132(ml)」

となります。具体的な計算式は

①体重(kg)×体重(kg)×体重(kg)=A
②Aに二回√をしてあげる(電卓等の「√」ボタンを2回押す)=B
③B×132=一日に必要な水分量(ml)

ドライフードを食べている子は水分を気持ち多めに与えるようにしましょう。

あまり水を飲んでくれない子に関してはドライフードに水を加えてふやかし与えることもおすすめです。

 

ウェットフードを与えることでも水分補給は可能です。

食べやすく嗜好性も高いため犬も好んで食べてくれますがドライフードを食べなくなる可能性があるため注意しましょう。

さらにウェットフードは歯垢が付きやすいため歯磨きも行いましょう

 

脱水が起こりやすい季節は?

脱水は「一年中」起こりやすいため注意が必要です。

夏は暑さが厳しく熱中症を引き起こしやすく冬は寒さで水分摂取を怠りやすいです。

春や秋に関しても近年は暑さが厳しいため脱水を起こしやすくなります。

どんな季節でも散歩中やお出かけには水分を忘れないようにしましょう。

 

トリミング中も水分不足になりがちです。

トリミングサロンでは緊張し水分を取らないケースがあるため水分補給ができるように準備しておくことをおすすめします。

 

犬の脱水症の原因は?

犬の脱水は単純に水分不足だけでなく病気や食事などが原因となることがあります。

ここでは「犬の脱水症状の原因」について解説します。

 

嘔吐・下痢

犬の脱水の原因として「下痢・嘔吐」があげられます。

下痢や嘔吐は大量の水分を排泄してしまいます。

何度も繰り返してしまうとさらに水分が不足し脱水を起こします。

 

特に子犬や老犬は水分不足を起こしやすいため早めに動物病院を受診することが望ましいです。

犬が下痢をしてるけど食欲はある?原因や動物病院に行く基準も解説!

 

利尿剤の使用

犬の脱水の原因として「利尿剤の使用」があげられます。

利尿剤を使用していると尿を余計に排出してしまいます。

水分をきちんと摂取していても排泄されてしまうため注意が必要です。

 

治療で利尿剤を服用している場合は普段より多めに水を補給できるようにしましょう。

かかりつけの獣医師さんに注意しなければいけない点などを聞いておくこともおすすめです。

 

食事・水分不足

犬の脱水の原因として「食事・水分不足」があげられます。

 

犬の食事はドライフードやウェットフードなどがあり水分含有量が異なります。

ドライフードよりウェットフードの方が水分含有量が多く脱水を起こしやすい時期は予防として与えることもおすすめです。

ドライフードでも与えるときに水分を足すことにより水分摂取をすることもできるためウェットフードでなくても問題ありません。

 

水はいつでも飲めるように清潔なものを用意しておきましょう。

普段の生活で水分をしっかり摂取できるようにしておくことがおすすめです。

 

病気

犬の脱水の原因として「病気」があげられます。

・消化器疾患
・腎臓病
・糖尿病

などの病気は脱水を引き起こしやすいです。

早めに治療を受けるだけでなく普段の生活で水分不足にならないように気をつけましょう。

犬の腎不全とは?症状・原因・治療法や治療費についても解説!

脱水症を起こしたときに見られる症状

脱水症が進行すると熱中症を引き起こすこともあるため犬の脱水症には早めに気がつくことが大切です。

ここでは「脱水症を起こしたときに見られる症状」について解説します。

 

皮膚に弾力がなくなる

犬の脱水症の症状として「皮膚に弾力がなくなる」ことがあげられます。体内の水分量が減ると皮膚の水分量も減るため弾力がなくなります。

皮膚をつまんだときに戻らなくなるため脱水の指標にしましょう。

 

食欲が落ちる

犬の脱水症の症状として「食欲が落ちる」ことがあげられます。脱水を起こすと体を動かすことが億劫になりがちです。

ご飯を食べる気力がなくなるため食欲が落ち体重も減少してしまいます。

 

嘔吐・下痢

犬の脱水症の症状として「嘔吐・下痢」があげられます。

嘔吐や下痢はかなりの水分量が不足するだけでなく摂取した栄養も外に排出してしまいます。

脱水症だけでなく体重減少も引き起こしやすくなります。

何度も吐く場合は様子を見るのではなく早めに動物病院を受診しましょう

 

犬の脱水症の見分け方は?

脱水症は早めに対処することが望ましいです。

そのため脱水症を見分ける方法について知っておきましょう。

ここでは「脱水症の見分け方」について解説します。

 

皮膚をつまんでみる

脱水症の見分け方は「皮膚をつまんでみる」ことがおすすめです。

背中側の首を軽くつまんで引っ張ります。2秒以内に元の状態に戻るのであれば正常です。

 

元に戻るまでに時間がかかるもしくは戻らない場合は脱水症を引き起こしている可能性が高いです。

水分補給をするだけではなく動物病院を受診も検討しましょう。

動物病院を受診したほうがいいか悩む場合はかかりつけの獣医師さんに相談してみましょう。

 

水を飲む量を確認する

脱水症の見分け方は「水を飲む量を確認する」ことがおすすめです。

 

脱水症では水を飲む量が増えます

普段から1日でどれくらい水を飲むのか確認しておくことがおすすめです。

 

犬の体重を確認

脱水症の見分け方は「犬の体重を確認する」ことがおすすめです。

脱水症を起こすと体重減少を引き起こす可能性が高いです。

犬の体重測定は自宅でも簡単に測定できるため脱水症を疑うときは測定してみることもおすすめです。

 

呼吸の状態の確認

脱水症の見分け方は「呼吸の状態の確認」がおすすめです。

脱水を起こすと

・荒くなる
・息苦しそうにする
・息切れ

という状態になります。

犬は正常であれば口を閉じた状態です。口を開けて呼吸をしている場合は注意して犬の状態を観察しましょう。

 

元気や食欲の状態

脱水症の見分け方は「元気や食欲の状態の確認」がおすすめです。

 

脱水症では元気や食欲がなくなります

ただ他の病気でも見られる症状なので注意が必要です。

 

尿の状態の確認

脱水症の見分け方は「尿に状態の確認」がおすすめです。

 

脱水症では尿が濃いもしくは量が少ないなどの症状が見られます。

尿の状態も確認してみましょう。

 

犬の脱水症の原因として考えられる病気

犬の脱水症には病気が原因となることもあります。

ここでは「犬の脱水症の原因として考えられる病気」について解説します。

 

下痢や嘔吐を引き起こす病気

下痢や嘔吐を引き起こす病気として

・感染性腸疾患
・炎症性腸疾患
・消化管腫瘍
・中毒
・食物アレルギー
・膵炎
・腸閉塞

などがあげられます。

下痢や嘔吐は消化器疾患で見られる症状です。

 

これらの病気は脱水症を引き起こす原因にもなります。

「胃」「腸」「膵臓」などに異常が見られる可能性が高く放置すると進行し命に関わる状態になることもあります。

犬の膵炎の治療費はどれくらいかかる?原因や症状についても解説!

犬の腸閉塞の症状は?手術費用や初期症状についても解説!

糖尿病

糖尿病は「尿に糖が出る・血糖値が上昇する病気」です。

 

糖尿病では

・多飲多尿
・食欲増加
・体重減少

などの症状がみられます。

たくさん尿を排泄するため脱水症の原因にもなります。

 

病状が進行すると糖尿病性ケトアシドーシスを発症すこともあります。

さらに合併症を引き起こすリスクもあり早急に治療をすすめていくことが必要です。

 

治療では

・インスリン注射
・輸液
・食事療法

などが行われます。

自宅で治療を行うことも多く長期的な治療が必要となります。

 

熱中症

熱中症は「体内の水分や塩分が減少し体温調節ができずに臓器に負担をかける病気」です。

 

熱中症では

・よだれが大量に出る
・パンティング
・下痢、嘔吐
・ふらつき
・立てない、歩けない

などの症状がみられます。

水分が不足し脱水症を引き起こすこともあります。

 

さらに進行すると意識障害や痙攣も見られます。

治療を行っても亡くなってしまうことや後遺症がでることもありとても危険な病気です。

 

治療では

・体温を下げる
・対処療法

などが行われます。

体温を下げても意識が戻らないこともあり熱中症にならないように予防していくことが大切です。

 

熱中症は室内でもなることがあります

エアコンがきいてない部屋に何時間も閉じ込められることで熱中症になってしまいます。

進行すると死亡してしまうため注意しましょう。

 

腎臓病

腎臓病は「腎臓が機能しなくなることにより様々な障害が起こる病気」です。

 

腎臓病は慢性と急性に分けられます。

急性ではすぐに治療を受けなければ命に関わることもありますが治療がうまく行けば腎機能が回復することもあります。

慢性ではゆるゆると時間がかけて腎機能が低下していくため気がついたときには手遅れということもあります。

 

腎臓病では

急性腎臓病
・突然ぐったりする
・嘔吐
・意識の低下
・呼吸が荒い
・尿がでない など慢性腎臓病
・体重減少
・食欲低下
・水をたくさん飲む
・色の薄い尿をたくさんする
・活動的ではなくなる
・嘔吐
・口臭
・便秘  など

の症状がみられます。

治療では

・投薬
・点滴

などが行われます。

 

慢性腎臓病は進行してから出ないと症状が見られないため治療が遅れることがあります。

定期的に健康診断を受けることがおすすめです。

 

副腎皮質機能低下症(アジソン病)

副腎皮質機能低下症は「代謝や免疫系に関する副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が作られなくなってしまう病気」です。

腎臓皮質機能低下症では

・食欲不振
・多飲多尿
・ぐったりしている
・体の震え
・けいれん
・体重の急減
・筋力低下
・下痢・嘔吐
・腹痛
・血便
・脱水症状
・低体温
・徐脈(脈拍が遅くなる)
・無気力・運動失調

などの症状がみられます。

治療では

・点滴
・投薬

などが行われます。

治療は長期的になるため定期的な血液検査も必要になります。

自己判断で薬をやめてしまうことや増やすことなどは大変危険です。

何か気になることがあれば動物病院に相談しましょう。

【犬のアジソン病】薬代はどれくらいかかる?治療法や余命は?

脱水症になったときの対処法

犬が脱水症になったときは早急に対処することが望ましいです。

ここでは「脱水症状になったときの対処法」について解説します。

 

自宅でできる応急処置

自宅でできる応急処置として

・水分補給

があげられます。

犬の口の端から少しずつ水分を補給しましょう。

ただこれだけでは症状が改善しないことが多いためすぐに動物病院を受診しましょう。

意識のない状態では水を与えることで誤嚥を起こす危険性もあるため無理しないことが大切です。

 

病院に連れていくべき危険な状態とは?

・元気がなくぐったりしている
・体温の上昇または低下
・意識がない
・呼びかけても反応が薄い
・下痢や嘔吐を繰り返す
・排泄物に血がまじる
・尿が出ていない

などの状態ではすぐに動物病院を受診しましょう。

脱水症はただ水分が不足しているだけでなく臓器にも負担をかけます

命に関わる状態に陥っている可能性が高いためかかりつけの動物病院に連絡し指示を仰ぎましょう。

 

犬の脱水症の予防法は?

犬の脱水症は予防しておくことにより命に関わる状態を防ぐことができます。

そのためしっかり対策することが望ましいです。

ここでは「犬の脱水症の予防法」について解説します。

 

ウェットフードに切り替える

犬の脱水症の予防として「ウェットフードに切り替えること」がおすすめです。

ウェットフードは水分量が多く嗜好性が高いため少しずつでも与えましょう。

ドライフードのトッピングとして活用することもおすすめで夏バテにも最適です。

 

新鮮な水に交換する

犬の脱水症の予防として「新鮮な水に交換すること」がおすすめです。

水を1日中置いておくとホコリやゴミが入り汚れてしまいます。

汚れたままだと犬も嫌がり水を飲まなくなってしまいます。

そのためこまめに新鮮な水に取り替えることをおすすめします。

留守番の時間が長くこまめに水を変えることができない場合は自動洗浄機能がついた給水器に変更することも検討してみましょう。

 

水の容器や置く場所を変える

犬の脱水症の予防として「水の容器や置く場所を変えること」がおすすめです。

水の容器や置く場所が悪いとあまり水を飲まなくなってしまいます。

そのため水は犬の寝床に近く飲みやすい場所に変更しましょう。

さらに水の容器を変更してみることもおすすめです。

 

スポイトで飲ませる

犬の脱水症の予防として「スポイトで飲ませること」がおすすめです。

あまり水を飲んでくれない場合はスポイトを活用しましょう。

口の端から少しずつ口に含ませます。

一度に大量に入れることはせずゆっくり与えましょう

 

よくある質問

愛犬が脱水症になったときはどうすればいい?

応急処置として自宅で水分補給をすることもできますが、病状が改善できないことが多いです。愛犬が脱水症になったときは動物病院を受診しましょう。子犬や高齢の犬では病状が悪化しやすいため早めに治療を受けましょう。

犬の脱水症は様子を見るとどうなる?

脱水症は様子を見ると病状が悪化してしまうことがあります。軽度であれば様子をみても自然治癒で回復することもありますが、進行した状態では動物病院で治療を受けることが望ましいです

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

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また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

【犬も脱水症になる?見分け方について】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・犬の脱水症とは?
・犬の脱水症の症状や原因について
・犬の脱水症状の見分け方
について解説してきました。
犬の脱水症は夏だけでなく一年中発症することがある病気です。
そのため普段から脱水にならないように水分補給をこまめに行いましょう。
脱水症を引き起こすと体調を崩し入院が必要になるケースもあります。
脱水症にならないようにしっかり予防し必要に応じて動物病院を受診しましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。