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ミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気は?治療費も解説!

ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気のひとつに目の疾患があげられます。他にも椎間板ヘルニアになりやすく、腰に負担をかけないような環境を作ってあげることが重要です。
パワフルで人懐っこいミニチュア・ダックスフンドは、そのサイズ感と愛らしいフォルムで長きにわたり人気ランキングの上位に位置しています。
そんなミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気やケガとはいったいどんなものなのでしょうか。

この記事では

・ミニチュア・ダックスフンドの性格や特徴
・ミニチュア・ダックスフンドのかかりやすい病気やケガ
について解説します。
最後までお読みいただければ、「ミニチュア・ダックスフンドの通院が多い理由」「ミニチュア・ダックスフンドの年齢別でかかりやすい病気」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。

ミニチュア・ダックスフンドは長い胴体と筋肉質な脚が特徴です。

小柄ですが体力があり、元気いっぱいの犬種で知られています。

運動量が多いため1日2回、時間はそれぞれ30分程度を目安に散歩させましょう。

飼い主さんと遊ぶのも大好きなので、一緒に遊んであげるとコミュニケーションも取れて友好な関係を築くことができます。

 

特徴

見た目の特徴としてミニチュアダックスフンドは3種類の被毛のタイプに分けられます。

・スムース 毛が短く光沢があるのが特徴。他の2種類より抜け毛が多い。
・ロング 細くやわらかで緩いウェーブがかかった被毛。耳に長い飾り毛があるのが特徴。
・ワイヤー 被毛は固め。あごや眉毛、耳の毛が少し長めなのが特徴。

さらにミニチュア・ダックスフンドの色は大きく分けて

・単色(レッド、レディッシュイエロー、イエロー)
・2色(ブラック&タン、ブラック&イエロー)
・その他(ダップル、タイガーブリンドル、ブリンドル)

があげられます。

ダップルとは
斑やぶちが入った模様のこと
ブリンドルとは
黒色や茶色などのカラーが虎の縞模様のようにストライプに入る模様のこと

単色で人気があるクリームは遺伝的疾患を伴うことがあると言われており、クリーム色を持った個体を繁殖させることを敬遠したことから2017年にJKCのスタンダードから除外されました。

 

このようにミニチュア・ダックスフンドには多くのボディカラーがあり、中にはワイヤーだけの色というのも存在します。

・イノシシの色に似た「ワイルドボア」
・枯葉のような色の「ドライリーフまたはデッドリーフ」

の2色です。

ロングやスムースと比べてワイヤーは個体数が少ないうえワイアーヘアーにしか存在しない毛色とあってレア感があります。

この多彩なボディカラーもミニチュア・ダックスフンドの魅力の一つです。

 

ミニチュア・ダックスフンドの歴史

ダックスフンドの祖先に関しては4千年前のエジプトに遡るという説があります。

古代エジプトのトトメス3世の壁画に胴長短足の犬が描かれていたことから、この犬がダックスフンドの祖先犬ではないかと考えられています。

この説は想像の域を超えておらず現在のダックスフンドと関わる記録が出てくるのは12世紀頃です。

スイスのジェラという山岳地方にいたジェラ・ハウンドという猟犬がダックスフンドの祖先犬とも言われています。

このジュラ・ハウンドとドイツやオーストリアの山岳地方に土着していたドーベルマンやミニピンの祖先犬のような中型の犬「ピンシェル」を交配し、ダックスフンドの大本となる犬種が出来上がります。

のちにダックスフンドがドイツで狩猟犬として活躍したためドイツ原産国の犬種とされました。

ちなみに「ミニチュア・ダックスフンド」とは犬種名ではありません。

あくまでもダックスフンドのサイズのひとつを表した名称で、ミニチュア・ダックスフンドの犬種名は「ダックスフンド」となります。

 

ミニチュア・ダックスフンドの祖先は猟犬

ダックスフンドには

・スタンダード・ダックスフンド(胸囲が35㎝以上)
・ミニチュア・ダックスフンド(胸囲が30~35㎝)
・カニヘン・ダックスフンド(胸囲が30㎝以下)

の3つのサイズがあります。

このように3つのサイズが出来たのはダックスフンドが猟犬であることに関係します。

「ダックス」はドイツ語で「アナグマ」、「フント」は「犬」という意味です。

ダックスフンドはその名の通り、アナグマの狩猟のために胴長で短足の体型に改良されました。

猟の仕方はアナグマの巣穴に向けて大きな声で獲物を威嚇、穴から出てきたところを捕らえるという方法です。

とがった鼻先はアナグマが生息している巣穴に合わせた形で、長い胴体、短い足もその巣穴の中に潜って行くためだったのです。

しかしアナグマよりも小さい動物を狩るためにはより小さい巣穴に入れるような体が必要となります。

そこで小型化されたダックスフンドが誕生しました。

それが「ミニチュア・ダックスフンド」と、ウサギという意味を持つ「カニヘン・ダックスフンド」です。

現在でもドイツではダックフンドは猟犬として活躍中です。

またそのサイズ感と性格から家庭犬としても高い人気を保持しています。

 

ミニチュア・ダックスフンドの性格

ミニチュア・ダックスフンドは被毛のタイプによって性格が違うと言われています。

被毛のタイプ性格
スムース初期のダックスを色濃く残しており、性格もダックスらしく好奇心旺盛で明るく活発。
ロングスパニエル系の血をひいていることから性格は穏やかで優しく温厚。
ワイヤ―テリア系の犬種をかけて品種改良されたことから性格もテリアらしく気が強い。ただし従順で可愛い一面もある。

その理由は現在の姿になるまでに交配された他犬種の血にあります。

祖先はスムースタイプのダックスフンドで、そこからワイヤーヘアのテリア種やスパニエルとの交配により、ロングヘアード、ワイヤーヘアードが登場しました。

交配されたときの犬種に性格が影響されたのです。

ただしミニチュア・ダックスフンドの基本的な性格としては人懐っこくて好奇心旺盛です。

また古来より猟犬として働いているせいか、体は小さくとも勇敢な一面を持っています。

自分よりも大きな獲物にも果敢に立ち向かうことができ、家庭犬でも番犬として優秀な姿を見せてくれます。

この猟犬としての性質から吠えやすいのもミニチュア・ダックスフンドに共通する性格の一つです。

そのため一般的にミニチュア・ダックスフンドはよく吠える犬種として知られています。

主に吠える理由としては

・飼い主さんに何かをしてほしいという「要求吠え」
・来客時などの「警戒吠え」

があげられます。

ミニチュア・ダックスフンドの声は体の大きさに限らず大きくよく通るため、家の中だけでなくご近所さんにも届いてしまいトラブルになってしまうこともあります。

このことから子犬の頃からの無駄吠えトレーニングが重要であることが分かります。

 

ミニチュア・ダックスフンドのかかりやすい病気やケガ

犬の病気には犬種を問わず発症例が多いものもありますが、遺伝性や後天性、ミニチュアダックスフンドが好発犬種(特定の疾患にかかりやすい犬種)とされているものもあります。

ここからはミニチュア・ダックスフンドがなりやすい病気をランキングで表しています。

年間平均治療費も解説していますので参考にしてください。

1位:皮膚病
2位:外耳炎
3位:椎間板ヘルニア
4位:腫瘍
5位:眼疾患

1位:膿皮症/細菌性皮膚炎

皮膚病の原因はアレルギー性のものやノミ・ダニなどの寄生虫、細菌の繁殖などさまざまです。

中でもミニチュア・ダックスフンドは膿皮症などの細菌性皮膚炎にかかりやすいと言われています。

膿皮症は強いかゆみを伴い、掻いて皮膚が傷つくことでさらに悪化してしまいます。

ブラッシングなどのコミュニケーションをとりつつ皮膚の異常を早めに発見できるようにしておきましょう。

そうすることで重症化を防ぐことができます。

膿皮症とは
毛穴とその周りの皮膚に起こる細菌感染症のこと
症状犬の顔面や足先、体に皮膚の赤みを伴う発疹や脱毛、フケ、かゆみなど
治療法・抗生物質
・薬用シャンプー
・ステロイド軟こうなど
年間平均治療費25,969円

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2021

2位:外耳炎

外耳炎は犬がなりやすい耳の病気で、原因は細菌や寄生虫など様々です。

特にたれ耳であるミニチュア・ダックスフンドは耳が蒸れやすい構造になっています。

そのためミニチュアダックスの外耳炎の原因の多くは蒸れによって真菌や細菌が繁殖してしまうことです。

外耳炎は痛みやかゆみを伴い、炎症が奥に広がると内耳炎や中耳炎を引き起こすこともあります。

また外耳炎がおきる他の原因としては

・アトピー性皮膚炎
・脂漏性皮膚炎

などがあげられます。

症状・耳の赤み
・耳垢の量が増えて嫌なにおいがする
・耳や首を頻繁に掻く、頭をよく振る
治療法・耳の洗浄
・点耳薬
・抗生物質
一頭当たりの平均年間治療費39,782円(原因未定の外耳炎)
34,432円(細菌性外耳炎)

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019

治療方法は軽症であれば定期的な耳掃除と点耳薬で、通院も数回で済みます。

しかし外耳炎は一度にかかると再発を繰り返してしまう病気です。

そうなると長期的な通院が必要になってくるのでこまめに耳のケアを行いましょう。

 

3位:椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアには

・遺伝的要因
・後天的要因

があげられます。

狩猟のために胴を長く、足を短く改良されたミニチュアダックスフンドはその体系から腰に多くの負担がかかります。

加えて短足な体型を生み出すために椎間板ヘルニアを発症する原因とされる「軟骨異栄養症」という遺伝子が必要だったとされています。

遺伝的にも後天的にも、ミニチュア・ダックスフンドは椎間板ヘルニアになりやすい犬種です。

椎間板ヘルニアとは
クッション役の椎間板が何らかの原因であるべき場所からはみ出してしまった状態
症状・食欲不振、元気喪失
・足を引きずる、ふらつく
・脚の麻痺、排泄障害
治療法・鎮痛剤やステロイドなどの薬物療法
・外科療法
年間平均治療費129,643円

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2019

椎間板ヘルニアを診断するためにはレントゲンやCT、MRIなど高度な医療を受ける必要があります。

そのため多くは検査の段階で医療費が高額になることがあります。

加えて椎間板ヘルニアは歩行ができる初期症状の場合は内科的治療を行いますが、麻痺を伴う重症の場合、多くは外科的治療法になります。

外科的治療法になると一定期間の入院が必要となります。

そのため椎間板ヘルニアは入院費や前後の通院費用などを合わせるとかなりの治療費用がかかる傾向にあります。

 

【補足:椎間板ヘルニアの実際の治療費】

期間/回合計治療費
通院9日133,830円
入院7日114,200円
手術1回182,420円
合計金額430,450円

※PS保険での実際の保険金請求額を参考にした金額になります。

 

4位:腫瘍

腫瘍は一般的にガン(癌)と言われ、異常細胞が無限に増殖し体を蝕んでいく病気です。

腫瘍には「悪性」と「良性」の2種類あります。

「良性」の場合、進行度合いがゆっくりで他臓器などに転移することが少ないため、命をおびやかすことはほとんどありません。

一方「悪性」の場合、進行が早く他臓器に転移するため、診察時期が遅れてしまうと命を危険にさらすこともあります。

ミニチュア・ダックスフンドは腫瘍性の疾患にかかりやすく、特に

・皮膚腫瘍
・乳腺腫瘍

が多くあげられます。

症状・しこりやできもの
・食欲不振、疲労、免疫力の低下
・体重の減少
治療法・手術
・放射線治療
・抗がん剤治療、ステロイド剤や抗生剤などの内科的治療
年間平均治療費117,870円(乳腺腫瘍/乳腺腫瘤 の場合)

参考:アニコム損保「家庭どうぶつ白書2021

乳腺腫瘍は主にメスがかかりやすい疾患です。

ただし稀にオスでも発症することがあるので注意が必要です。

ちなみに良性腫瘍の場合は手術や投薬を行わないケースが多いのですが、患部が大きくなり過ぎて生活に支障が出るようであれば摘出手術をおこなうこともあります。

腫瘍は再発や転移の危険があるため、手術後でも定期的な検査で状況を把握しておくことが重要です。

 

5位:眼疾患

ミニチュア・ダックスフンドは目の病気にかかりやすいと言われています。

その中でも

・進行性網膜萎縮症
・白内障

の発症率が高い傾向にあります。

進行性網膜萎縮症とは
網膜細胞が萎縮する遺伝的な目の病気。初期は暗い場所で目が見えにくくなり、進行すると昼間も視力障害が発生、最終的には失明に至る。

進行性網膜萎縮症は残念ながら治療法は確立していないため、補助的治療として網膜の変化を抑えることを目的にビタミンEの投与が行われることがあります。

ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすいもう一つの疾患である白内障には「遺伝性(先天性)」のものと「後天性」のものがあり、加齢で発症することもある病気です。

白内障の場合
症状・視力の低下
・目の白濁
治療法・点眼、内服薬などの内科的治療
・外科的治療

遺伝性の白内障は若年齢で発症し、進行が早いことで知られています。

遺伝性・後天性共に初期症状では目の白濁を目視で確認することは難しく、つまずいたりぶつかることが多くなるなどの異変で気づきます。

白内障の治療方法は初期であれば点眼などの内科的治療になります。

症状が進行すると眼科専門医の外科的な治療が必要となるため、合併症や麻酔のリスクが高くなります。

ただし手術をしても視力回復の見込みがなかったり、老犬や持病があるなど手術が出来ない場合は、進行を遅らせる目的で内科治療を行います。

 

【補足:白内障・ブドウ膜炎(左目)の実際の治療費】

期間/回合計治療費
通院6日45.400円
入院5日114,600円
手術1回249,200円
合計金額409,200円

※PS保険での実際の保険金請求額を参考にした金額になります。

 

 

ミニチュア・ダックスフンドの治療内容の内訳

ミニチュア・ダックスの治療内容の内訳は

・通院 94.0%
・入院 3.2%
・手術 2.9%
※引用:FPC保険(2016年1月~2017年12月末までのFPCペット保険保険金請求データより抽出)

となります。

ほとんどの請求を通院で占めていることが確認できます。

その理由はかかりやすい病気の1位と2位である「皮膚病」「中耳炎」と関係しています。

皮膚病も中耳炎も治療の多くは通院で完治することができ、なおかつ通院回数も長期間にわたって必要な疾患です。

そのため「通院」での請求が多くなったと考えられます。

また、手術の請求には「椎間板ヘルニア」と「腫瘍」が比較的多く含まれています。

かかりやすい病気の3位と4位で取り上げられていることから注意すべき疾患であることが分かります。

特にミニチュア・ダックスフンドは遺伝的要因だけでなく、その体系から環境を要因として椎間板ヘルニアにかかりやすい犬種です。

階段やソファなど高いところに上がれないようにするなど、腰に負担がかからないような環境づくりを心がけましょう。

 

ミニチュア・ダックスフンドの年齢別請求回数ランキング

これまで解説してきたミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気は、年齢別だとランキングが変わってきます。

ここからはミニチュア・ダックスフンドの請求回数が多かった病気やケガのランキングをアダルト期と高齢期に分けてご紹介します。

愛犬の年齢と照らし合わせて参考にしてください。

 

アダルト期(6歳以下)

順位傷病名一診療あたりの平均治療費
1位皮膚病5,901円
2位外耳炎5,398円
3位椎間板ヘルニア21,430円

※引用:FPC保険(2016年1月~2017年12月末までのFPC保険保険金請求データより抽出)

シニア期(7歳以上)

順位傷病名一診療あたりの平均治療費
1位皮膚病5,741円
2位腫瘍21,068円
3位椎間板ヘルニア22,480円

※参考:FPC保険(2016年1月~2017年12月末までのFPC保険保険金請求データより抽出)

どちらの年齢でも皮膚病の請求回数が最も多かったといったデータが出ています。

加えて椎間板ヘルニアはどちらも3位でした。

椎間板ヘルニアは一般的に加齢とともにかかりやすい病気と言われています。

椎間板ヘルニアの好発犬種と言われているミニチュア・ダックスフンドは遺伝性のものも考えられるため、年齢問わず注意が必要です。

年齢別で違いが出たのは2位の疾患で、アダルト期では外耳炎、シニア期では腫瘍という結果になりました。

このデータから加齢に伴い腫瘍のリスクが上がると考えられます。

腫瘍は早期発見で治癒の可能性が高まることから、いつもと様子がおかしいと感じたらすぐに動物病院へ相談するようにしましょう。

 

ミニチュア・ダックスフンドにおすすめの保険は?

ここではミニチュア・ダックスフンドに合ったおすすめのペット保険、比較・選び方について解説します。

全てのペット保険で補償の対象外である去勢の費用等の項目は除き、あくまで保険会社・プランで差別化になるポイントに絞って解説します。

他サイトのようなランキング形式ではなく、あくまでミニチュア・ダックスフンド目線で解説していきます。

 

ミニチュア・ダックスフンドのペット保険加入の選び方のポイント

①ミニチュア・ダックスフンドのなりやすい病気が補償されるか確認
・椎間板ヘルニア
②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか
③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院は他社と比較しても手厚いか
④更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

 

①ミニチュア・ダックスフンドのなりやすい病気が補償されるか確認

ペット保険は保険会社によって補償する病気や、補償の対象外となる項目が異なります。

中にはミニチュア・ダックスフンドがなりやすい高額治療が必要な椎間板ヘルニアを補償の対象外としているペット保も存在します。例えば、SBIいきいき少短では「椎間板ヘルニア」を補償の対象外としています。

そのため、必ず保険約款や重要事項説明書で「保険金をお支払いできない病気や疾患・傷病」を確認することをおすすめします。

また公式HPでも「保険金のお支払いできない事例」の中に記載されていることがほとんどですので必ず確認しましょう。

 

ミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気の中で、補償の対象外か注意すべき病気

・椎間板ヘルニア

 

②加入後に発症した先天性、遺伝性疾患が補償されるか

ミニチュアダックスフンドがかかりやすい、「椎間板ヘルニア「白内障」は先天性、遺伝性の要素も大きい疾患です。

全てのペット保険で加入前に発症している先天性、遺伝性疾患は基本的には補償の対象外となってしまいますが、加入後に発症した先天性、遺伝性疾患を補償するかどうかは保険会社によって異なります。

こちらも併せて公式HP内の「保険金をお支払いできない事例」や保険約款・重要事項説明書を確認しましょう。

せっかく保険に加入するのであれば、ミニチュアダックスフンドのためにも「椎間板ヘルニア」や「白内障」にも備えができるようにしましょう。

 

③通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険の中でも通院補償の手厚さを重視するのがおすすめ

ミニチュア・ダックスフンドがなりやすい病気である「膿皮症/細菌性皮膚炎」「外耳炎」は長期もしくは複数回の治療が必要になる疾患です。また「椎間板ヘルニア」は外科手術を伴う高額治療が必要になります。

そのため、ミニチュアダックスフンドには「通院・手術・入院を補償するフルカバー型のペット保険」に加入することがおすすめです。

 

また、FPC保険によるとミニチュア・ダックスフンドの飼い主様の保険金請求の内、通院は94.0%を占めます。そのため、

ミニチュアダックスフンドにはフルカバー型の中でも通院補償が他社より手厚いペット保険に加入することをおすすめ
します。

一般的にペット保険では補償割合70%のフルカバー型が一番人気ですが、その条件の中で比較すると通院補償は年間20~22日まで、一日につき10,000~15,000円で設定されていることが多いです。

年間にすると最大25万~30万程度まで通院補償してくれます。

ちなみにフルカバー型のペット保険(補償割合70%)の中で年間の通院補償金額が高いのは楽天ペット保険の「年間最大33万円まで」です。

更新の際に「来年度からの傷病や部位補償の対象外」とする可能性がないか

ほとんどのペット保険が一年契約となっており、契約を毎年更新していくことで終身の補償となっています。

つまり、ペット保険に加入すると毎年契約更新の審査があります。

中には「前年度にかかった傷病や慢性疾患」等の、特に治る見込みが少ない、再発の可能性が高い慢性疾患を、更新の際に「来年度から補償の対象外とします。」と条件を付け加えてくる保険会社があります

もちろん中には「更新の際に条件を付け加えることはありません」といった記載をしているペット保険もあります。

 

加入を検討しているペット保険会社の「更新時の対応」についても必ず確認することをおすすめします。

しかも、「更新時の対応」については、どのペット保険であっても公式HPや保険約款の目立たないところにあったりするので結構見落とします。
公式HPの「よくある質問:更新について」「保険金をお支払いできない事例」等のページで記載されていることが多いので、必ず一度は確認することをおすすめします。

また、ペット保険比較アドバイザーではそういった情報も一つの記事内でまとめていますのでぜひ一度ご確認ください。

ミニチュア・ダックスフンドにおすすめのペット保険をご紹介!

最後に、今回ペット保険比較アドバイザーではミニチュア・ダックスフンドにおすすめのペット保険をご紹介します。

おすすめの理由としては上記で説明したミニチュア・ダックスフンドのペット保険の選び方、ポイントや条件をすべて満たしているからです。

また、アニコムに関しては、「腸内フローラ測定」を年一で行えるため、ミニチュア・ダックスフンドに多いアレルギー性の皮膚疾患の予防までできる予防型保険です。測定結果によっては血液検査も無料で受けることができます

一部PS保険は手術の補償金額が1回あたり最大10万円だったり不安な点はありますが、先天性疾患や更新時の対応が他社より優れています。

ただし、細かい補償内容や金額についてはもちろん違いがありますので必ず重要事項説明書や保険約款、パンフレットや公式HPを確認してください。

あくまで参考ですが、保険料重視であればPS保険、補償内容重視であればアニコム(ふぁみりぃ)に加入することをおすすめします。

 

メリットデメリット
・複数回通院にも強い
・手術は一回当たり最大14万円まで補償(補償割合70%プラン)
保険料が高い

※健康割増引制度により保険の利用状況によって割増引の適応【可】

保険料が安い・1つの病気に対しての限度額・回数があり
(更新時にリセットされない)
・手術は一回当たり最大10万円まで
アニコム損保(ふぁみりぃ7歳11ヶ月まで:しにあ8歳~)
2年目以降のご契約継続について
弊社の商品の保険期間は1年間ですが、ご契約には「継続契約特約」を適用して引受をさせていただいておりますので、解約等のお申し出がない限り満期後は、原則ご契約は自動的に継続となり、終身ご継続いただけます。
※ご注意
・ご契約者または弊社より別段の意思表示があった場合には、ご契約は継続となりません。
・自動的にご契約が継続とならない場合や、商品改定により保険料、補償内容などが変更となる場合があります。
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書保険約款もご確認くださいそれぞれが複数のプランを販売しているのでペット保険のプランは50以上あります。
PS保険
PS保険のロゴ

罹患した病気やケガにより保険の更新をお断りしたり、更新時の補償対象外にしたり、保険料を増額にすることはございません。(※保険料の改定などがあった場合、保険料は変わります。)
ケガ、病気の原因が生じた時が保険期間内であれば、皮膚病や外耳炎等の軽度の病気から、ガンや心臓病等の重大な病気まで補償の対象となります。

引用:PS保険
引用:よくあるご質問

※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書・保険約款もご確認ください

補償内容やそれぞれのデメリット等がより気になる場合は下記の記事を参考にしてください。

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

よくある質問

愛犬の耳の根元にいつの間にかかさぶたが出来ていました。病院に連れて行くべきでしょうか?

できれば病院に連れて行ってあげてください。
耳の根元のかさぶたはただの怪我ではなく、外耳炎やマラセチアなど耳の疾患で痒みがあり、掻いてできた可能性があります。
耳の疾患の場合放っておくと悪化することがありますので、診察を受けることをおすすめします。

ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気は何ですか?

ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気として「皮膚病」「外耳炎」「椎間板ヘルニア」などがあげられます。
どれも早期発見、早期治療が重要な疾患ですので、いつもと様子が違うと感じたら動物病院へ相談しましょう。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に入ることをおススメします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

【ミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気を解説!特徴と症状とは?】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・ミニチュア・ダックスフンドの性格や特徴
・ミニチュア・ダックスフンドのかかりやすい病気やケガ
について解説してきました。
ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気の一つである椎間板ヘルニアは治療費が高額になる可能性が高い疾患です。
そのため腰に負担がかからないよう生活環境に配慮して予防しておきましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。