犬の口の横にできもの？腫瘍等の考えられる病気や対処法について解説

愛犬の口の横にできものを発見！原因・症状・対処法を紹介！

愛犬の口の横にできものを発見したときどうしたらいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

悪性腫瘍だったらと考えると怖くなってしまいます。

ここでは「犬の口の横にできたできもの原因・症状・対処法」について解説します。

【犬の口の横のできもの】原因とは？

犬の口の横にできるできものの原因として考えられる病気は「口唇炎」と「口唇裂」などがあげられます。

他には皮膚炎などの「皮膚トラブル」もあげられます。

【犬の口の横のできもの】症状とは？

犬の口の横にできものやおできができると

などの症状がみられます。

できものができることにより犬は違和感を覚えひっかきます。

ひっかくことによりできものや皮膚が傷つき出血や炎症が起こります。

出血や炎症は他の皮膚炎を引き起こすきっかけにもなります。

犬の口の横にできものができたときは早めに動物病院を受診することをおすすめします。

さらに赤いできものや白いできものがみられることもあります。

自分でどの病気か診断することは難しいため動物病院で検査をしてもらいましょう。

【犬の口の横のできもの】対処法とは？

犬の口の横にできものができたときは

良性腫瘍・悪性腫瘍の特徴

できものがあったときには「腫瘍ではないか」と考える方も多いでしょう。

腫瘍であっても良性と悪性があり予後も異なります。

しかし見た目で良性か悪性かを判断することはできません。

ここでは「良性腫瘍・悪性腫瘍の特徴」について解説していきます。

などが特徴的な腫瘍です。

いわゆる良性のポリープです。

犬の口周りにできる腫瘍には「乳頭腫」という病気があります。

乳頭腫は若齢期に発症するケースと老齢期に発症するケースがあり、若齢期の乳頭腫はウイルスが関与しています。

などの部位にみられます。

老齢期の乳頭腫はウイルスの関与はありません。

などの部位にみられます。

犬の口唇炎について詳しく紹介

犬の口唇炎という病気はあまり知名度も高くないため犬を飼育していても知らない方も多いでしょう。

では口唇炎はどのような病気なのでしょうか。

ここでは「犬の口唇炎」について詳しく解説します。

犬の口唇炎について

犬の口唇炎は犬の口にできものがみられる病気です。

何らかの原因により口周りが炎症を起こします。

皮膚が炎症を起こした状態になると痛みや痒みなどの症状がみられます。

痒みがみられた場合病状が悪化してしまう可能性もあるため早めに動物病院を受診しましょう。

などが考えられます。

いくつかの原因があげられますが原因に対して自分の体を守るために炎症を起こします。

炎症を起こしている場合やアレルギーの場合は症状として痒みがみられることがあります。

痒みは犬のストレスの原因にもなるため早めに対処しましょう。

などがみられるようになります。

症状はできものの部位や病状にもより異なります。

そのためすべての症状がみられることは少ないですが痒みや痛みなどの症状は犬にとってかなりのストレスとなります。

顔周りを気にしひっかくことにより皮膚が傷つき炎症を起こす可能性もあります。

口周りの炎症は犬にとって辛いものです。

口周りはこまめに清潔にしなにか異常がみられるときは早めに動物病院を受診しましょう。

歯磨きの方法は歯みがきシートや歯ブラシを使用し優しく歯茎をマッサージします。

初めて行う場合は嫌がることが多いです。

そのため飼い主さんが口に触ることにゆっくり慣れさせていきましょう。

どうしても自宅でできない場合は一度動物病院に相談してみることもおすすめです。

定期的なシャンプーでは皮膚を清潔に保つことができます。

皮膚を清潔に保つことだけでなく体の抜け毛やホコリなども除去することが可能です。

シャンプーは3週間～1ヶ月に1回程度が望ましいですが皮膚の状態により変えていきましょう。

ただこまめにシャンプーをすることで必要以上に皮膚が乾燥してしまうため注意が必要です。

ストレス解消法としては「適度な運動」がおすすめです。

運動時間の目安としては

です。

犬の年齢や体調などにもより運動時間は調節してあげましょう。

さらに天気などにより犬が体調を崩してしまうこともあるため注意が必要です。

アレルゲンの除去としては「アレルギー検査」がおすすめです。

アレルギー検査は動物病院でできる検査で動物が何に対してアレルゲンを持っているか調べることができます。

あらかじめ愛犬のアレルゲンを知っておくことでしっかり除去することが可能です。

ただアレルギー検査は費用がかかります。

かかりつけの動物病院で相談してみることをおすすめします。

定期的な健康診断は犬の病気の早期発見につなげることができます。

口唇炎だけでなく肝臓や腎臓などの見えない病気にも気がつくことが可能です。

特にシニア期に入った犬は1年に1度定期検診を行うことをおすすめします。

犬の口唇裂について詳しく紹介

口唇炎と名前が似ている「口唇裂」ですがどのような病気なのでしょうか。

ここでは「犬の口唇裂」について詳しく解説します。

口唇裂について

口唇裂とは母犬のお腹からでてきたときにみられる可能性の高い先天性の病気です。

口唇裂は口唇（鼻から口唇にかけて）が裂けてしまっている状態になっています。

口の中の上顎という部分が裂けてしまう口蓋裂という病気も先天的に併発してしまうことも多くあります。

基本的に口蓋裂は裂けている口唇を手術によりとじる手術が行われます。

裂けている部分を切開し皮膚が融合しやすい状態にし縫い合わせます。

口唇裂の状態にもよりますが難易度が高い手術です。

基本的に全身麻酔を行うため麻酔をかけることができる年齢になってから行われます。

口蓋裂の手術ができるまではいま出ている症状に対して投薬治療が行われます。

呼吸器症状がみられているのであればそれに応じた治療をすすめていきます。

などに配慮しましょう。

妊娠中は気が張ることが多いためストレスを感じやすいです。

そのため体を動かす時間も必要ですが一人でリラックスできる時間も大切となります。

妊娠中だからといってかまいすぎないように注意しましょう。

ウイルス感染の予防のためには妊娠前にワクチン接種を行うことがおすすめです。

さらに犬が多く集まる場所を避けることも望ましいです。

食事内容の改善では妊娠がわかったときにはドッグフードの切り替えも必要となります。

成犬用のドッグフードでは栄養が足りないため妊娠・授乳用もしくは子犬用のドッグフードに変更します。

考えられる疾患について

口唇炎や口唇裂が原因の場合はそれらの病気に応じて治療をすすめていくことが望ましいです。

ではそれ以外に考えられる病気はあるのでしょうか。

ここでは「他に考えられる疾患」について解説します。

乳頭腫

犬の口の横にできものがみられたとき「乳頭腫」が原因のことがあります。

乳頭腫は良性な腫瘍なため体に悪影響を与える可能性は少ないです。

ただ中には悪性腫瘍へと移行したケースもみられるため早めに検査を受けることが望ましいです。

原因はウイルスに関係していることもありますが詳しい仕組みはまだ解明されていません。

皮膚に腫瘍が見られたときはまず腫瘍の種類を判断することが大切です。

そのため「穿刺吸引細胞診」「生検」「病理組織検査」などが行われます。

検査は検査センターで行うため診断されるまで1週間程度時間がかかります。

良性腫瘍の治療法は基本的に「外科手術」です。

外科手術を行い腫瘍を取り除きます。

良性腫瘍の種類や病状によっては経過観察で様子を見ることもあります。

治療方針についてはかかりつけの獣医師としっかり相談することが望ましいです。

口腔内腫瘍

犬の口の横にできものがみられたとき「口腔内腫瘍」が原因のことがあります。

口腔内腫瘍は口の中にみられる腫瘍のことで悪性腫瘍のケースが多いです。

口の中にあるため発見が遅れてしまうことが多く見つけたときには大きくなっているケースも少なくありません。

良性の口腔内腫瘍として

悪性の口腔内腫瘍として

愛犬の口の横にあるできものに対して自宅でできるケアを紹介

犬の口の横にできものができてしまうと色々と心配になります。

自宅ケアが可能であればしっかりケアしていきたいものですよね。

ここでは「自宅でできるケア」について解説します。

自宅でできるケアとして「できものを守る」ことがおすすめです。

できものができたとき犬が気にしてひっかくことがあります。

ひっかくことで皮膚が傷つき炎症を起こしてしまいます。

そのため

などを使用し犬がひっかくことのないようにしましょう。

できものを守ることで病状が悪化することも防ぐことができます。

口周りを清潔に保つ

自宅でできるケアとして「口周りを清潔に保つ」ことがおすすめです。

口周り食事や水で汚れたままになることもあります。

しかしそのまま放置するとできものができることや皮膚炎を引き起こすこともあります。

そのため口周りが汚れている場合は濡れたカーゼやウェットティッシュなどを利用して清潔にし乾かすようにしましょう。

濡れたままの状態も皮膚にはあまり良くないためしっかり乾かすことがおすすめです。

よくある質問

ピンクのできものがみられるときはどうしたらいい？

犬の口の横のできものはガンの可能性はある？

ペット保険は必要？

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100％です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ！