× CLOSE

メニュー

\かんたん5秒/

ペット保険を比較する
  • HOME
  • 犬の保険
  • 犬が下痢を繰り返す時の原因は?症状や治療法、予防法についても解説

犬が下痢を繰り返す時の原因は?症状や治療法、予防法についても解説

2023年10月3日

犬の保険

犬が下痢を繰り返す時の原因は?症状や治療法、予防法についても解説サムネイル

犬が下痢を繰り返す時、原因はたくさん考えられますが、病気やウイルス感染の可能性もあるので早めに動物病院で検査をしてください。特に嘔吐を伴ったり水っぽい便をする時は緊急度が高めです。

犬が下痢になる原因は、さまざまなことが考えられます。
下痢の症状によって、すぐに病院で診てもらったほうがいいケースと少し様子を見ても大丈夫なケースがあります。

この記事では

・犬の下痢の原因
・犬の下痢の症状
・犬の下痢の治療方法
について解説します。
最後までお読みいただければ、「犬の下痢の原因」「犬の下痢の治療方法」がわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


犬の下痢とは

犬が下痢を繰り返す原因には、さまざまなことが考えられます。

健康な犬の便は、75~80%の水分が含まれていてバナナと同じような柔らかさです。

犬の下痢は、便の水分量が増えてしまった状態で、水分量が増すごとに「軟便」「泥状便」「水様便」に分けられます。

便は、犬の健康状態を知るためのバロメーターになるので日頃から観察するようにしましょう。

 

犬の下痢の原因とは?

犬は、さまざまな原因によって、下痢の症状を起こします。

犬の下痢の原因には、主に以下のようなことが考えられます。

・食べ物による刺激
・アレルギー反応
・誤飲誤食
・ストレス
・ウイルスや細菌感染
・寄生虫
・膵炎や胃腸炎などの病気 
食べ物による刺激
犬の下痢の原因で一番多いと言えるのが、食べ物によるものです。
今まで食べていたフードの変更や食べ過ぎなどで、胃腸に負担がかかり下痢になることがあります。
また、胃腸や身体を冷やし過ぎることも、犬の下痢の理由のひとつです。
冷たい水や食べ物などで、腸の動きが過敏になり、お腹に負担がかかります。
アレルギー反応
食べているフードにアレルギー成分が入っていることでアレルギー反応を起こして下痢になっていることも考えられます。
アレルギーは、初めて食べたもので起こる場合や、今まで食べていた食材に対して突然アレルギー反応を起こすこともあります。
誤飲誤食
犬にとって有毒なものや食べ物ではないものを誤飲誤食してしまって下痢になることがあります。
また、生肉や調理が適切にされていない肉、腐った食べ物などを食べた時にも下痢が起こります。
ストレス
環境の変化や、運動不足、長時間の留守番などによるストレスなどで下痢になることがあります。
犬は敏感で繊細な動物で、ちょっとしたことでもストレスに感じることがあります。
十分なコミュニケーションをとり、散歩などで運動不足を解消するように心がけましょう。
ウイルスや細菌感染
パルボウイルス、犬ジステンパー、コロナウイルスなどのウイルス感染が原因の場合、激しい下痢が起こります。
また、サルモネラ、大腸菌などの細菌感染も下痢の原因のひとつです。
寄生虫
回虫や条虫などの寄生虫が原因で下痢が引き起こされることがあります。
便に虫が検出される場合もあるので、病院での診察の際に便を持参するといいでしょう。
病気
下痢を繰り返す場合、胃炎、膵炎、腹膜炎など炎症性の疾患や、消化器の腫瘍や炎症性ポリープなどが原因で下痢が起こっている可能性があります。

犬の下痢の症状とは?動物病院にすぐに行くべき症状は?

犬が下痢を起こしている際に見られる症状はさまざまです。

愛犬が下痢を起こしている時、動物病院にすぐに行くべきかどうか迷うこともあるでしょう。

緊急性の高い症状には、以下のようなことが挙げられます。

・便が水っぽい
・下痢を頻繁に繰り返している
・下痢が3日以上続いている
・嘔吐がある
・便が黒い
・便に血が混ざっている
下痢をしている時に見られる症状によって、病院へ行くべきかどうか判断ができます。
緊急性の高い症状が見られる場合は、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。

元気で食欲がある場合

便が下痢状でも、回数が頻繁ではなく、元気で食欲がいつも通りある場合、1~2日様子を見ても大丈夫でしょう。

食べ過ぎやドッグフードの変更、普段と違うものを食べたことなどで下痢になっているかもしれません。

また、環境の変化や突然の来客などによるストレスも考えられます。

何か思い当たることがないか、原因を考えてみましょう。

1~2日様子を見ても変わらず、下痢が続くようなら、動物病院を受診してください。

 

皮膚が赤くなっていたり、痒がっている場合

下痢と同時に皮膚の赤みや、体を痒がっているなどの様子が見られたら、動物病院に行って相談しましょう。

皮膚の赤みや痒みなどの症状が出ている場合、食物アレルギーの可能性があります。

病院で診察を受け、アレルゲンの特定や検査、必要に応じて炎症剤、アレルギー用の療法食を処方してもらいます。

 

下痢を頻繁に繰り返している場合

下痢を頻繁に繰り返している場合、早めに動物病院を受診しましょう。

下痢が続いている時は、ウイルス感染や寄生虫、または慢性腸炎などの可能性があります。

特に水っぽい下痢は、重度の消化器系の疾患が考えられます。

何かの病気が進行している場合、下痢の他に体重減少や食欲不振の症状があり、元気がない状態になります。

どんな病気でも、早期治療がとても大事なので、早めに病院で検査をしてもらってください。

 

嘔吐を伴う場合

下痢と嘔吐を伴い、元気がない場合は緊急度が高いので、早めに動物病院を受診してください。

処置が遅れると命に関わる可能性があります。

原因には、多くのことが考えられます。

・ウイルス感染
・寄生虫
・胃腸炎
・膵炎
・腸閉塞 など

感染症の場合、下痢と嘔吐以外に、発熱や震えが伴うことも多いです。

また、異物誤飲が原因で、下痢と嘔吐を何回も繰り返すことがあります。

異物誤飲によって腸閉塞を起こしている場合は、すぐに動物病院での緊急手術が必要です。

犬にとって有毒な食べ物を食べてしまった場合も、下痢と嘔吐を伴います。

嘔吐の他にも、発熱や腹痛、食事を食べないなど、他の症状が伴う時は、何か病気の可能性があります。

 

便が黒っぽい場合

便が黒っぽい色をしている場合は、早めに動物病院で診てもらってください。

黒い便は、タール便と呼び、時間が少し経ったことで血液が変色したものなので、大腸の奥の方からの出血になります。

胃や小腸から出血している可能性があり、胃腸炎や胃潰瘍などの病気が考えられます。

 

便に血がついている場合

下痢に伴う血便は、感染症や病気の恐れがあるため、早めに動物病院で診てもらいましょう。

犬パルボウイルス感染症の場合は、致死率が高く危険です。

また、便につく赤い血(鮮血)は、肛門から比較的に近い場所からの出血が原因の可能性が高いです。

大腸や直腸の腫瘍やポリープによる出血が考えられます。

 

ゼリー状の便が出ている場合

ゼリー状の便は、フードの変更やストレスなどによる一過性の場合が多く、1~2日様子を見ても大丈夫です。

ゼリー状のものが混ざっている便を、粘膜便と呼びます。

粘膜便は、腸から分泌される粘液や腸粘膜が剝がれ落ちたもので、健康でも見られることがあります。

ただし、3日以上続く場合は病気が原因の可能性があるので、動物病院で診察を受けてください。

 

下痢をしやすい犬種や季節

下痢をしやすい犬種は?

犬は比較的、下痢を起こしやすい動物で、犬種による下痢のなりやすさに特に差はありません。

ただ、性格が神経質だったり、ストレスに弱い犬は下痢になりやすい傾向があります。

生まれつき消化器官が弱かったり、アレルギー体質の犬も下痢を起こしやすいです。

また、体の成長が不安定な子犬や、免疫力が衰えてきる高齢犬は、下痢を起こしやすいと言えます。

 

下痢になりやすい季節は?

下痢は、季節の変わり目に起こす犬が多い傾向にあります。

季節の変わり目は、温度や湿度の変化などにより、犬への体の負担も大きくなります。

また下痢は、精神的な負担とも大きく関係しています。

怖がりの犬は、雷が多い時期にストレスによって下痢を起こしやすくなることがあります。

 

犬の下痢の時の散歩や食事など生活管理

犬が下痢を起こしている時は、下痢が収まるまで散歩はなるべく控えて安静に過ごしましょう。

食事に関しては、下痢をしている間は基本的に絶食をして様子を見ます。

下痢を起こしている時に、水分を取れないと脱水症状を起こしやすくなるため、水分は摂らせるようにしましょう。

ただし、嘔吐の症状がある時は、水は控えてまずは動物病院を受診してください。

軽度の下痢の場合、半日~1日は絶食で胃腸を休ませます。

下痢をしている時は、胃腸が敏感になっているため、休ませて回復させるのです。

絶食後は、水でふやかしたフードや療法食の胃腸サポート用フードなど、消化の良い食事を少しずつ与えて様子を見ましょう。

また、胃腸や身体の冷えにも注意してください。

水の温度は常温にして、ご飯を人肌程度に温めるのもいいでしょう。

 

犬の下痢の治療方法

犬の下痢には、さまざまな原因が考えられるため、まず便や身体の検査を行い原因を突き止めます。

検査の結果によって、原因に応じた治療を行います。

 

食事が原因の場合

食事が原因で下痢が起こっている場合、食事内容の調整を行います。

食物アレルギーの場合、療法食や必要に応じて皮膚の炎症に対する投薬治療があります。

治療費は、いくつかのアレルギー検査を行う必要があり、約4~7万円になります。

 

誤飲誤食の場合

誤飲誤食の治療は、異物のある場所や種類によって変わります。

胃に異物がある場合、薬を使って吐き出させたり(催吐処置)、内視鏡による異物摘出、開腹手術などが行われます。

異物が腸にある場合は、開腹手術で取り出します。

治療費は、異物の摘出方法によっても異なります。

催吐処置の場合は、麻酔の必要がないため、それほど高額にはならず、1万円前後の費用です。

内視鏡手術は、全身麻酔をする必要があり、3~5万円程かかります。

開腹手術の場合、入院の費用も含めて15~20万円程度になります。

 

ウイルス感染の場合

ウイルスに対する有効な薬は、現在のところありません。

細菌などの二次感染を抑えるための抗生物質や点滴によって治療を行います。

費用は、状態や感染症の種類などによっても異なりますが、血液検査や点滴、注射など含めて1~3万円程です。

入院が必要な場合は、4~6万円前後になります。

 

寄生虫の場合

薬を投与をして、寄生虫の駆除を行います。

治療費は、便の検査と駆虫剤で5千円前後です。

 

病気が原因の場合

病気に合わせた治療を行い、症状を抑えます。

腫瘍がある場合、抗がん剤治療や外科手術を行います。

治療費は、病気の種類や症状によっても異なります。

例えば膵炎の場合、軽症で入院や手術が必要でなければ、初回は診察料や薬代を含めて2~3万円程度です。

その後、通院となれば、1回3,000~8,000円前後になります。

入院が必要な場合、5~10万円ほどかかり、さらに重症で手術が必要であれば、10~15万円となります。

 

犬の下痢の予防方法

食事の管理

食事が体に合っていないと、下痢を起こす原因となります。

そのため、年齢や体質に適した食事管理がとても大切です。

フードを変える時は、突然切り替えるのではなく、今までのフードと新しいフードを混ぜて少しずつ新しいフードの比率を増やしていくようにしましょう。

 

ワクチンの接種

ウイルス感染症は、年1回のワクチン接種で防ぐことができます。

寄生虫には定期的な駆虫薬で予防しましょう。

 

誤飲誤食をさせない

誤飲誤食を防ぐため、ゴミ箱は愛犬が届かない場所に置いたり、飲み込んでしまう可能性があるものは近くに置かないなどの対策が必要です。

散歩の時は、拾い食いをしないように十分注意するようにしましょう。

 

よくある質問

犬の便がゆるい時の対処法はありますか?

下痢の中でも軽度で、便がゆるい状態の「軟便」の場合も、排泄の頻度が多かったり、何日も続いている場合は動物病院を受診してください。元気で食欲があるようでも、半日から1日は食事を抜いて胃腸を休ませて様子をみてください。

犬のお腹にやさしい食材はありますか?

食物繊維が多く含まれて消化によい野菜などがおすすめです。例えば、さつまいも、カボチャ、キャベツなどが挙げられます。いつもの食事のトッピングやおやつに食物繊維の豊富な食材をあげることで、お腹の調子を整え、腸内環境を改善させる働きが期待できます。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

ペット保険比較アドバイザーでは公式LINEでの「ペット保険の適正診断」「保険相談サービス」を開始いたしました。

従来の比較表だけではわかりづらいペット保険の補償内容の範囲や充実度を踏まえたうえで、保険の募集人資格 を持った、ペット保険のプロが提案させていただきます。

 

【犬が下痢を繰り返す時の原因は?症状や治療法、予防法などについても解説!】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

犬の下痢の原因
・犬の下痢の症状
・犬の下痢の治療方法
について解説してきました。
愛犬の健康状態を知るために、普段から排便の様子を観察することはとても重要です。
下痢が重度の場合、命に関わる恐れもあるので、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。