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猫が血尿する原因とは?危険な尿の色や症状や回数、予防法も解説!

2023年9月22日

猫の保険

猫が血尿する原因とは?危険な尿の色や症状や回数、予防法も解説!サムネイル

猫の血尿の主な原因は膀胱炎や結石です。元気はあり、血尿が少量だっとしても自然治癒には期待せず動物病院に一度は行きましょう。他にも細菌感染や食事のバランスが原因となります。

猫の血尿を見たら驚いてしまいます。病院に連れていくべきか迷うところでしょう。
猫の血尿の原因の多くは緊急疾患のため、獣医師に診てもらうことをおすすめします。

この記事では

・猫の血尿の原因
・猫の血尿の要注意サイン
について解説します。
最後までお読みいただければ、「猫の血尿の予防方法」もわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


血尿とは

・血のようなおしっこ
・おしっこに血が混じる
状態を指します。
尿血の色は
  • 薄いピンク
  • ドロッとした血の塊(血餅)
などで、いつもの尿と色が違うためわかりやすいでしょう。
ただし猫砂の種類によっては気づきにくいため、自宅で尿チェックができるように
・色が薄い猫砂
・ペットシーツ
などがおすすめです。
中でもシステムトイレは尿が砂を通過して下のシートに吸収するため見た目で尿の変化に気づきやすく、非常に便利です。
猫の泌尿器疾患は繰り返すケースが多いため、日々のおしっこチェックは怠らないようにしましょう。
ちなみに猫に発情出血(生理)がないので、おしっこに赤い血が混じっている場合は病気の可能性が高くなります。

猫の血尿の原因は?考えられる病気

猫が血尿になる病気は主に3つあげられます。

・膀胱炎
・尿路結石
・膀胱結石

これらは子猫、老猫に関係なく、猫に多い疾患です。赤ちゃん猫でもかかります。

さらに3つすべて泌尿器系の病気なのが分かります。

猫は乾燥地帯出身なため、ほかのペットと比べて水をあまり飲まない動物です。そのため尿が濃縮しやすく、泌尿器疾患が多いといわれています。

 

膀胱炎

膀胱炎は膀胱に炎症が起きる病気です。

【症状】
・おしっこが出にくい
・おっしこの時に痛みを感じる
・血尿 など

膀胱炎を放置すると尿道炎を併発し、

  • 尿路閉塞
  • 急性腎不全
  • 尿毒症

など、猫の命にかかわる重篤な病気に進行する恐れがあります。

 

原因

猫が膀胱炎にかかる原因は主に

・細菌
・結石
があげられます。
細菌性の場合は、泌尿器に細菌が入り込んで繁殖し炎症を引き起こします。
細菌性膀胱炎は雌猫に多くみられます。
理由はオス猫と比べて尿道が太くて短く、陰部から細菌が侵入しやすいためです。
結石性の場合は
  • バランスが悪い食事
  • ストレス
などの食事や生活習慣が引き金となります。
尿のpHが酸性やアルカリ性に傾くと、尿の中の成分が結晶化してしまいます。できた結晶が猫の膀胱内を傷つけて炎症を引き起こし膀胱炎となります。
他にも
  • 太っている猫(動きたがらずトイレを我慢してしまう)
  • 冬場(給水量が少なくなる)

などは膀胱炎のリスクが高まるため注意が必要です。

 

尿路結石

尿路結石は

尿路(おしっこの通り道)に結石がたまってしまう病気

です。腎臓から尿が排泄されるまでの「尿路」のどこかにできた結石が詰まり、症状が現れます。

尿路結石の症状は

  • 血尿
  • 排尿障害
  • 排尿痛

などがあります。

結石が尿道まで流れて塞いでしまう「尿道閉鎖」を起こすと、「急性腎不全」や「尿毒症」を引き起こします。
進行も早く早急な処置を行わないと命に関わる危険な病気です。

 

原因

尿路結石の主な原因は

・飲水量の減少
・バランスが悪い食事
です。
結石はおしっこの中に含まれている成分から作られるため、おしっこが濃いと結石ができやすくなります。
猫はもともと多く水を飲まないうえ様々な要因で運動量が落ち、水を飲む量が少なくなくなるとさらに結石のリスクが上がります。

尿路結石のもうひとつの原因は「食事」です。

主な結石の種類には

・ストラバイト結石
・シュウ酸カルシウム結石
の2つがあります。
結石の種類pH
ストラバイト結石尿がアルカリ性に傾くとできやすい
シュウ酸カルシウム結石尿が酸性に傾くとできやすい

健康な猫の尿のpHは中性です。偏った食事によりアルカリ性か酸性のどちらかに偏ることで、それぞれの結石が生成されます。

ストラバイト結石は食餌や薬で溶解するため、大きさによっては内科療法で治療を行います。一方シュウ酸カルシウム結石の場合は溶解しないため、外科手術が第一選択肢となります。

 

膀胱結石

膀胱結石は

膀胱に結石ができる病気

です。

尿路結石との違いは結石ができた場所だけで、

  • 結石の種類
  • 原因
  • 危険度

は同じとなります。

どちらの疾患も治らないわけではありません。早めの処置で重篤化させないことが大切です。

 

その他の病気

猫が血尿する原因は、これらの他にも

・下部尿路症候群
・溶血症
・尿毒症
・細菌性膀胱炎
・無菌性膀胱炎
・腎炎(糸球体腎炎)
・白血病ウイルス感染症
・慢性腎不全
・熱中症
・肝炎
・肝硬変
・中毒
・アミロイドーシス

があげられます。どれも放置すると命に関わる危険な病気ばかりです。

中には原因不明といったものもあり、ストレスなどの環境性のケースもあることが分かります。

血尿がみられたら早急に動物病院へ連れていきましょう。重篤化する前に治療を行うことが重要です。

腎不全の尿検査の際、血尿があると蛋白尿の偽陽性を示す場合があります。

 

【猫の血尿チェックリスト!】元気はある?このサインには要注意!

猫が血尿をした際には下記のサインに注意が必要です。

・元気や食欲がない
・嘔吐などを伴う
・トイレの頻度がいつもと異なる
・トイレ以外で漏らす
・おなかを痛がる
・トイレのあと性器をなめる など

食欲ある、元気もあるといった場合、一過性の血尿の場合もあります。

様子を見てもいいのは

  • ごくごく少量
  • 排尿の回数は変わらない
  • 1回の尿の量に変化がない

場合です。ただし、その後も血尿の状態や尿の回数、食欲の変化などは注意しておかなければいけません。

大量の鮮血でなくても血尿が続くのは緊急性を伴う疾患が原因のケースが多いため、自己診断せず動物病院で診てもらうことをおすすめします。

 

元気や食欲がない

元気や食欲は、動物の健康のバロメーターです。

血尿とともに

・ふらふらしている
・食事を食べない
などがみられたら危険信号です。すぐにでも動物病院に連れていきましょう。

 

嘔吐などを伴う

さらに嘔吐を伴う場合には

・尿道閉鎖による尿毒症
・腎不全

などの危険性が高まります。

下痢をしていれば中毒症状の疑いも考えられ、早急な処置が必要です。

 

トイレの頻度がいつもと異なる

トイレの頻度がいつもと違うようならば

・膀胱炎
・結石
などが考えられます。
トイレの回数が多い「頻尿」とは、1日に4回以上頻繁にトイレに行くことです。
頻尿の他に
  • トイレに行っても尿が出ない
  • 1回の量が少ない

ようだと注意が必要です。さらに24時間以上尿が出ないときには、命に関わる危険があります。

 

トイレ以外で漏らす

高齢の猫に多くみられますが、病気が原因でトイレまで我慢できずに漏らしてしまう場合もあります。

【考えられる病気】
・膀胱炎
・尿道閉塞

尿道閉鎖では尿道の閉塞によって圧が高まり、垂れ流してしまうケースが考えられます。

また、腎臓病だと飲む水の量が増えて間に合わないことがあります。

 

おなかを痛がる

猫がお腹を痛がる時には様々な原因がありますが、その中でも血尿が混じるのは

・膀胱炎
・結石

などが考えられます。おしっこにキラキラした砂のようなものが混じっていれば結石が原因でしょう。

お腹を痛がるのであれば尿路を塞いでいる可能性があります。自然治癒は考えられず早急な処置が必要なため、早めに動物病院へ連れていきましょう。

 

トイレのあと性器をなめる など

猫が性器を舐めるのは

膀胱炎などにかかり気にしている
証拠です。
ただし舐めすぎてしまうとザラザラした猫の舌で性器を傷つけてしまい、尿道の出口が閉じてしまう場合があるため注意が必要です。

 

受診時の注意・獣医さんに伝えたいポイント

獣医師に伝えたいポイントは

・トイレの回数の変化
・尿の色の変化
・排尿時の様子(鳴き声を上げるか)
・水を飲む量
・元気・食欲
・嘔吐・下痢
・口呼吸の有無

などです。

液体のまま血尿が採取できれば検尿できますが猫砂と混じっているケースも多いため、尿の色を知らせるためにも写真を撮っておきましょう。

また排便の頻度は非常に重要な情報です。

  • 1日に何回トイレに行ったか
  • 1回の量

などメモで残しておきましょう。

排尿時の様子がおかしいと感じるようであれば、その様子を動画に残して獣医師に見てもらうと診断の手助けになります。

画像や動画、メモなどで伝え忘れがないようにしましょう。

 

猫の血尿を予防するには?普段からできる対策

猫の血尿を予防するために飼い主さんが普段からできることは

・トイレチェック
・水分補給
・キャットフードの改善
・清潔ケア

などです。日常的にできることなので実行しましょう。

 

トイレチェック

愛猫の尿は

  • 回数

など常日頃からチェックしておきましょう。

量や色、回数は通常時を覚えておくと異常に気付きやすいでしょう。

 

水分補給の工夫

水分補給も重要です。愛猫が水分を取るように配慮しましょう。

【猫に水分を取らせる方法】
・水置き場を増やす
・循環式給水器を使う

夏はクーラーで涼しいため飲水量の低下を招き、膀胱炎になりやすいと言われています。

愛猫に合った水を飲む工夫を凝らしましょう。

ウエットフードを食べることで尿が薄くなり膀胱炎の再発率が減ったという報告もあり、ウェットフードを活用するのも水分を取らせる方法のひとつです。

キャットフードの改善

結石ができやすい原因がキャットフードなどの食事です。

成分表で

リンやマグネシウム、カルシウムなどのミネラルが少ないキャットフードを選ぶ

のもひとつの方法です。

また動物病院で結石の疑いがある場合には療法食が処方されるケースがあります。

それらの療法食は結石の生成を抑えるように作られており、猫の結石の状態に合わせて選ばなければいけません。

医師の処方が重要なのでかかりつけの獣医師に相談しましょう。

心身のストレスに考慮した成分が含まれている療法食もあり、幅広く取り揃えられています。

 

よくある質問

猫に血尿がみられ、薄いピンクで1回きりでした。病気の可能性はありますか?

血尿が続かず、尿の量や回数などいつもと変化がないようなら一過性のものだと考えられます。
ただしその後の尿の変化には十分注意してください。
異常がみられたら動物病院で診てもらいましょう。

猫の膀胱炎は自然治癒しますか?

膀胱炎にはストレスが密接に関係する「突発性膀胱炎」というものがあります。
突発性だと無治療で症状が治まることが多くみられます。一方で再発しやすく治らないのも特徴です。
トイレの数や大きさ、給水器の量、家族との関係性など、ストレスがかかる原因を改善することが重要です。

ペット保険は必要?

ペットには公的な保険制度がありません。そのため治療費の自己負担額は100%です。

もしもの時に、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。

また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。

 

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

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記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

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【猫が血尿する原因】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・猫の血尿の原因
・猫の血尿の要注意サイン
について解説してきました。
猫の血尿は尿の健康バロメーターです。
普段の尿の色や量、回数などを覚えておいて、異常に気付けるようにしておきましょう。
ペット保険比較アドバイザーではペット保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。