生後一ヶ月の子猫を迎える準備は?猫の基本や抱き方についても解説!
2024年4月24日
この記事では
・生後一ヶ月の子猫を迎える前にしておきたい準備
・生後一ヶ月の子猫のトレーニング
生後一ヶ月は成猫への準備がスタートする大切な時期
猫の生後一ヶ月は、子猫から成猫になるための大切な準備期間です。
猫は生後一ヶ月ほどたつと、乳歯がだいぶ生えそろってきています。
歯が生えてくれば噛むことができるので、離乳食から少しずつ子猫用のドライフードやウェットフードへと切り替えていきます。
また、自力で排泄ができるようになるので、トイレトレーニングを始めるのもこの時期からです。
とくに生後1〜3ヶ月頃の期間は、社会化をするのに適した時期となります。
抱っこ、ブラッシング、歯磨きなどに少しずつ慣らせておくといいでしょう。
子猫の頃から体に触られることに慣れていると、成猫になった後もケアがしやすく、飼い主さんとの信頼関係も構築しやすいというメリットがあります。
猫は、無理やり触られたり抱っこされることがとても苦手です。
大人になってから急に抱っこしようとしても、嫌がられることがほとんどでしょう。
そのため、子猫の頃から抱っこに慣らしておくことが大切なのです。
子猫がリラックスしている時や、飼い主さんに甘えてくるタイミングで、スキンシップをとるようにしましょう。
生後一ヶ月の子猫を迎える前に知っておきたい「猫の基本」
お迎えした子猫とうまくコミュニケーションを取るためには、「猫の基本」を知っておくことがとても大切です。
ここでは、猫の鳴き声による気持ちと猫の基本的な性格について解説します。
猫がゴロゴロ言っているときはリラックス状態
猫が喉を鳴らして「ゴロゴロ」や「グルグル」と音を出す時は、機嫌が良くリラックスしている時です。
この時に、優しく撫でたり抱っこしたりして、猫とコミュニケーションをとるようにしましょう。
その他にも、猫は鳴き声によって気持ちを表しています。
例えば、以下のような鳴き方があるので参考にしてください。
・高い声ではっきりと「ニャー」「ニャーン」と鳴く
・短く「ニャッ」「ウニャッ」と鳴く
・唸るように「ヴー」「ニャーオ」と鳴く
・何かを見つけて「クククッ」「ケケケッ」と鳴く
気分屋でマイペース
猫は「気分屋でマイペース」と聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
甘えてきたと思ったらすぐに離れてしまったり、元気に遊んでいたのに急に落ち着いてしまったり、気分がコロコロと変わります。
猫はもともと単独行動をしていたため、他者に合わせることはなく自分自身を優先するマイペースな動物なのです。
猫が自分から寄ってきたら「かまってほしいサイン」なので、撫でたり抱っこしたりしてあげましょう。
それ以外は無理にかまおうとせず、そっとしておいてあげるのが一番です。
猫はマイペースな動物なため、自分の気分が乗らない時に構われるとストレスを感じます。
程よい距離感をとることが、猫との良い関係を築けるポイントになります。
そばに寄ってくる以外にも、猫が見つめてきたり、尻尾をピンと伸ばして「ニャー」と鳴いたりしたら、かまってほしいサインです。
生後一ヶ月の子猫はこんな状態!
子猫は生後一ヶ月頃になると、足腰がしっかりしてきて、ヨチヨチ歩けるようになります。
視力や聴力もはっきりしてくるので、音が出るものや動くものに興味を示すようになるでしょう。
また、個体差はありますが、2〜3週目頃から少しずつ乳歯が生え始めます。
自分でグルーミングをしたり、兄弟猫と噛み合って遊んだりするようになるのもこの時期です。
爪の出し入れができるようになって、爪の伸びるスピードも速くなるので、4〜5日に1回は爪をチェックして、伸びていたら爪先をカットしてあげてください。
生後一ヶ月の子猫を迎える前にしておきたい準備
子猫が快適に暮らせるために、飼い主さんは何ができるでしょう。
ここからは、生後一ヶ月の子猫をお迎えする前にしておきたい準備について解説します。
必要なアイテムを揃える
子猫が家にやってくる前に、必要なアイテムを準備しておきましょう。
例えば必要なアイテムには、以下のようなものがあります。
・トイレ
・爪とぎ
・ケージ
・ベッド
食器
食器は、フード用と飲み水用を準備します。
ステンレスや陶器などの安定感のあるものがおすすめです。
子猫には、深めの器より浅めのものが食べやすいでしょう。
トイレ
トイレは、シートを取り替えるタイプやトイレ砂を入れるタイプなどさまざまな種類があります。
飼い主さんのお手入れのしやすさと猫の好みにあったものを選びましょう。
爪とぎ
爪とぎは猫の本能で行っていることなので、やめさせることはできません。
子猫の頃から爪とぎをする場所を決めておくと、家具がボロボロになるのを防ぎます。
さまざまな種類の爪とぎが市販されているので、いくつか試してみて猫の好みのものを与えましょう。
ケージ
子猫をお迎えして初めのうちは、まだ家の環境や飼い主さんにも慣れていない状態です。
まずは、ケージの中にトイレやベッドを設置して子猫が安心できる居場所をつくってあげましょう。
ベッド
子猫が落ち着いて眠れる、居心地の良いベッドを用意してあげてください。
恐がりな子には屋根付きタイプのベッドがおすすめです。
環境を整える
子猫が安全に過ごせるために、家の環境を整えておくことも大切です。
子猫が成長して歩けるようになれば、高い場所に登ったり狭い場所に隠れたり、家中を探索するようになります。
倒れて壊れてしまうようなものは、棚の中に収納するなどできるだけ片付けるようにしましょう。
子猫が電気コードをかじってしまうこともあるので、感電を防ぐためにカバーを付けておくなどの対策も必要です。
また、人間の食べ物には猫にとって有毒で胃腸の問題を引き起こすものがあります。
ユリ科の植物やモンステラ、ポトスなど一部の観葉植物も猫にとって有毒なものがあります。
猫にとって危険なものは、猫が届かない場所に置くように徹底しましょう。
水飲みを置く
離乳食が終わってミルクを卒業したら、主に水から水分補給を行うようにします。
猫はもともと砂漠で暮らしていたため、水を積極的に飲む習慣がありません。
水分が足りないと脱水症を起こしてしまうため、子猫のうちから水を飲むように習慣づけることが大切です。
子猫が1日に必要な水分量の目安は、体重や月齢によって変わります。
基本的には、【体重100g:13〜22ml】が目安と言われています。
とくに子猫は脱水症になりやすいので、水分不足になっていないか注意して見てあげましょう。
食事にウェットフードを取り入れると水分補給のサポートになります。
水飲み場はひとつではなく、家のさまざまな場所に設置して、いつでもすぐに水が飲めるようにしてあげましょう。
水は毎日新しいものに変え、容器はこまめに洗って清潔に保ってください。
場所ごとに容器の種類を変えてみて、愛猫のお気に入りの容器をチェックしてみるといいでしょう。
生後一ヶ月の子猫のトレイトレーニング
猫は決まった場所でトイレをする習慣があるので、トイレの場所さえ覚えてしまえばトイレトレーニングはそれほど難しくありません。
トイレの場所は、人通りが少なく猫が落ち着ける場所に設置してください。
猫がソワソワしたり床をクンクン嗅ぎだしたらトイレのサインなので、用意しておいたトイレへ連れて行ってあげましょう。
猫は、朝起きた直後や食後のタイミングでトイレに行くことが多いです。
最初は、猫自身の排泄物の匂いがついた砂やティッシュをトイレに置いておくと覚えやすくなります。
トイレで排泄ができたら、思いっきり褒めてあげましょう。
何回も繰り返していれば、いつの間にかできるようになります。
猫はとても綺麗好きなので、排泄をしたらできるだけ早く片付けて、常に清潔な状態を保つことも大切です。
生後一ヶ月の子猫の離乳食
猫は、生後3週頃から少しずつ乳歯が生えてくるので、口の中に手を入れて歯があるのを確認できたら離乳食の準備をしましょう。
離乳食には子猫用のドライフードをお湯でふやかしたものや、子猫用のウェットフードを与えます。
子猫用の総合栄養食は、子猫に必要な栄養がしっかりとれて、離乳食後もそのまま与え続けられるのでおすすめです。
ミルクから離乳食への切り替えは、まだ胃腸が固形物に慣れていないため、少しずつ行うようにしましょう。
まずは離乳食を子猫の口元につけて舐めさせ、味を覚えさせることから始めます。
手で離乳食を運ぶのを繰り返していると、自然と子猫自身がお皿から食べるようになります。
離乳食を食べた後は、ミルクを与えてお腹を膨らませてください。
子猫の体調や排泄物をよく観察しながら、少しずつ離乳食の量を増やし、ミルクの量を減らしていくという方法で切り替えていきます。
生後一ヶ月ほどの子猫はまだ消化器官が発達していないので、一度にたくさんの量を食べられません。
離乳初期の食事の回数は、1日4〜6回に分けて3〜6時間おきに与えましょう。
自分で上手に食べられるようになって、体重が順調に増えていればミルクは卒業です。
生後2ヶ月頃になると乳歯が生えそろうので離乳食も卒業し、ドライフードを食べられるようになります。
生後一ヶ月の子猫のうちから抱っこに慣れさせておこう
子猫の頃から抱っこされることに慣れておくことで、抱っこが好きな猫になりやすいです。
ゴロゴロと喉を鳴らして甘えてくる時や「ニャー」と鳴いてすり寄ってくるタイミングで抱っこしましょう。
猫が甘えたい気分ではない時に無理やり抱っこを繰り返していると、抱っこが嫌いになってしまいます。
子猫の抱っこの仕方は、両手で脇に手を差し込むようにして抱き上げたら、方手を脇の下に入れ上半身を支えます。
同時にもう一方の手をお尻をそえるようにして支えてください。
自分の体に猫の体を密着させて、しっかり安定させるのがポイントです。
地面から遠くなると怖いと感じるので、最初は膝の上に置いたり、座った姿勢で抱っこをしたりして少しずつ慣らしていきます。
抱っこしている間は、猫が好きなところをなでてあげて、気持ちいいと思ってもらうようにしましょう。
猫がもし嫌がったらすぐに離すようにしてください。無理に抱っこしないことが何よりも大切です。
生後一ヶ月の子猫のうちから入れるペット保険は?
生後一ヶ月の子猫は、まだ体力が安定していなく、体調を崩しやすい時期でもあります。
そのため動物病院にかかることも多く、子猫の時にこそペット保険に入っていると安心です。
ペット保険には、加入できる年齢の範囲があるので、何歳から何歳まで入れるのかをチェックしておく必要があります。
基本的には、生後1〜2ヶ月から8歳程度までというのが一般的です。
生後一ヶ月の子猫が入れるペット保険は、以下の保険会社があります。
・アニコム損保(0歳〜7歳11ヶ月)
・楽天ペット保険(0歳〜10歳11ヶ月)
・SBIプリズム少短(0歳〜7歳11ヶ月)
・PS保険(生後30日〜8歳11ヶ月)
・FPC(生後30日〜8歳11ヶ月)
よくある質問
キャットタワーはいつから必要ですか?
ミルクはいつまであげればいいですか?
ペット保険は必要?
ペットには公的医療保険制度がありません。そのため診療費の自己負担額は100%です。
もしものときに、お金を気にせずペットの治療に専念できるよう健康なうちにペット保険に加入することをおすすめします。
また、病気になった後では加入を断られる可能性があります。
ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!
ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。
記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。
また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。
ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。
【生後一ヶ月の子猫をお迎えする準備は?猫の基本や抱き方について解説!】まとめ
今回、ペット保険比較アドバイザーでは
・生後一ヶ月の子猫を迎える前にしておきたい準備
・生後一ヶ月の子猫のトレーニング