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手術のみのペット保険もある?入院や手術に特化した保険を解説!

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ペット保険の中には手術・入院特化した保険があります。通院補償が無い分、高額な手術や入院時に手厚い補償を受けることができます。保険料も安く、高齢期になっても続けやすいのが特徴です。
近年ペットを飼育する方が増加しペット保険の需要も高くなってきました。そのため、ペット保険には補償内容が異なる保険が増えました。
通院回数が多いものや、入院・手術に特化したプランがあるため、ペットの体調や保険内容に合わせて選ぶことができます。
今回は手術に特化したペット保険について詳しく解説します。

この記事では

・手術・入院特化のペット保険について
・手術・入院特化のペット保険がおすすめな方について
・ペット保険の選び方について
について解説します。
最後までお読みいただければ、「手術・入院に特化した保険」「手術・入院特化のペット保険がぴったりな方」についてわかるようになっていますので、ぜひ最後までお読みください。


 

入院や手術のみに特化したペット保険について詳しく紹介!

ペット保険では

「通院・手術・入院を補償する」フルカバー型
「手術・入院」に特化したプラン

が一般的です。

多くのペット保険はフルカバー型が多く、動物病院にたくさん通う方におすすめです。

はじめてペットを飼育する方やもともと体が弱いペット、体調を崩しやすいペット、子犬・子猫などの幼齢期などはフルカバー型に入っておくと安心できます。

 

手術・入院に特化したプランは、大きな手術や入院する可能性もある高齢期に特におすすめです。

このプランは補償内容が特化で手厚く、保険料が安い傾向があります。若い頃から加入することができ、高齢になっても続けやすいのも特徴の一つです。

入院や手術のみに特化しているため、保険料もフルカバー型より抑えることができます。さらに、高額負担になりやすい手術・入院をしっかり補償してくれるのも安心です。

フルカバー型を契約しているけれど「全く動物病院を受診しない」「健康なのに保険料だけ払ってもったいない」「解約しようか迷っている」という方は手術・入院に特化したプランを検討することがおすすめです。

さらに、フルカバー型はシニア期になればなるほど保険料が高くなりますが、補償内容が限定される特化型プランはかなりお安くすませることができます。

また、珍しいですが「通院に特化」「手術に特化」したプランもあり、現在日本ペット少額短期保険(いぬとねこの保険)のみで取り扱っています。ペットの年齢や体調、保険料などをみながら、ペット保険を検討することがおすすめです。

通院に特化したペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にして下さい。

▼保険の適性診断をしてみる!(無料)▼

いぬとねこの保険
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書もご確認ください

手術・入院に特化したペット保険のメリット・デメリット

ペット保険にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。

例えばフルカバー型の保険は通院・入院・手術に対応するというメリットがあります。

しかし、保険料の高さや入院・通院・手術の補償限度回数が決まっていることなどのデメリットもあります。

ここでは、手術・入院に特化したペット保険はどんなメリット・デメリットがあるのか詳しく紹介します。

 

手術・入院に特化したペット保険のメリット

・保険料は安くなる
・フルカバー型よりも手術補償が手厚い
・高齢時の保険料の値上がり幅が少ない

手術や入院に特化するため保険料は安くなります。

フルカバー型よりも手術補償が手厚いため、一回の手術で費用が高額になってもしっかりカバーしてくれます。

手術内容により変わりますが、病気により手術が必要になった場合10万円を超えてしまうことも少なくありません

さらに入院となるとより高額な費用がかかることがあります。

ペットの手術では、手術のみですんでもかなりの金額になることがあるのを頭に入れておきましょう。

 

さらに、高齢時の保険料の値上がり幅が少ないのもメリットの一つです。

フルカバー型のペット保険では、年齢を重ねるごとに保険料はあがり、0歳の時には3,000円程度でも15歳をすぎると、倍以上の金額になります。

特化型であれば、10歳で3,600円程度となり、高齢時になっても保険料を安くすることができます。

 

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手術や入院に特化したペット保険のデメリット

・その他費用が負担になる可能性がある
・通院が補償されないので、気軽には動物病院に行きにくくなる※ペット保険では通院の適用が多い
・窓口精算ができないケースがある

 

その他費用が負担になる可能性がある

手術や入院に特化するため、他の費用が負担になる可能性もあります。

ペットが少し体調を崩したようで心配だから動物病院を受診するという時に手術・入院特化型のペット保険では補償されません。

そのため通院時の負担が大きくなります。せっかくペット保険に加入していても、手術や入院をする必要がない治療では、加入していてもあまり保険の必要性を感じない場合もあります。

特にはじめてペットを迎え入れて心配なことが多いという方には、手術・入院特化型ペット保険は不向きかもしれません

動物病院に頻繁に行く可能性が高いのでフルカバー型がおすすめです。

 

窓口精算ができないケースがある

ペット保険にもよりますが、手術・入院特化型ペット保険は窓口精算が可能ではない場合が多いです。

そのため動物病院で一度は治療費を全額支払う必要があります。後に保険金請求書類をペット保険会社に郵送してから、保険金の受取となります。

保険会社にもよりますが直接保険料が支払われるまで少し時間がかかります。

少し手間もかかるため、煩わしいと感じる場合は、窓口精算が可能なペット保険を選ぶことがおすすめです。

窓口精算については下記の記事でも詳しく解説していますので、気になる方はぜひお読みください。

補足:フルカバー型・通院特化型のペット保険について

フルカバー型では、

「通院・入院・手術の限度回数がなく補償限度金額内で一年やりくりするペット保険」
「通院・入院・手術の限度回数や一日当たりの限度金額が決まっているペット保険」

があります。

どちらもフルカバー型ではありますが、ペット保険にはタイプが異なるものがあるため、選ぶ時に調べてから加入することがおすすめです。

特に通院・入院・手術の限度回数や上限金額がないペット保険は、高額な手術や長期の入院にも強いです。

手術・入院だけでなく通院もカバーできる保険を探している方におすすめの保険となります。

 

高額な手術や入院に対して備えたい場合は限度額のないペット保険、一回の治療費は安いけれど通院に何度も行く可能性がある場合は回数制限のあるペット保険がおすすめです。

ペット保険を選ぶ時には、何に対して備えておきたいのか考えて決めましょう。

詳しくは下記の記事でも詳しくまとめています。ぜひ参考にしてください。

フルカバー型のペット保険は、保険会社により、請求方法も異なります。

動物病院で精算してくれる窓口精算、オンライン請求、郵送請求があります。手術や入院特化のペット保険・プランと異なり窓口精算ができるのこともメリットの一つです。

オンライン請求や郵送請求は、一度動物病院で全額支払いし、後ほど請求する形になります。

窓口精算の場合は、動物病院で請求してくれるため、ペット保険を選ぶ時には請求の手間などで探してみるといいかもしれません。

さらに、ペット保険には、基本的に一年更新になります。前年度のペット保険の使用回数などにより、更新後に一部傷病がペット保険補償外となるケースがあります

長期的にペット保険を使用する場合は、その点を踏まえて検討しましょう。

 

手術や入院に特化したペット保険はどんな方におすすめ?

手術や入院に特化したペット保険は、保険料を抑えて高額な治療費だけに備えたい方におすすめな保険です。

保険料を抑えることで、ペットの衣服や消耗品、食事などに回すこともできるため、ペットの生活のクオリティを上げることにも繋がります。

フルカバー型のペット保険の保険料が高く負担に感じる方には特におすすめです。

ペット保険は加入していても、病気などがなければ使用することはありません。

そのため「一度も使用せずに一年が終わってしまった」という方もおり、使用しないから解約しようと考える方も少なくありません。

費用はできるだけ抑え、高額治療に備えたいという方手術・入院特化型のペット保険の加入を検討することをおすすめします。

ペットの中でも、猫は犬よりも通院回数が多い傾向があります。猫は動物病院に入院し治療を受けることよりも、通院で治療を受けるほうがストレスがあまりかからないことが多いためです。

もちろん犬も入院するとストレスになりますが、猫の中でも神経質な子は入院により食事も食べなくなることがあります。

そのため、猫は入院するよりも通院で治療を受ける方が多いようです。

手術・入院特化型は犬を飼育している飼い主さんにおすすめです。

いぬとねこの保険
※補償内容や保険料について必ず重要事項説明書もご確認ください

ペット保険を掛け持ちして補償を厚くすることも可能

手術・入院特化型に加入しても、通院が補償にならないのはやっぱり心配だという方は、ペット保険を掛け持ちすることもおすすめです。

ペット保険を掛け持ちすることで、足りない部分をしっかり補うことができます。ただ、保険料は掛け持ちする分高くなり、補償割合が100%以上になることはありません

ただ、ペット保険会社によっては掛け持ちをすることができないペット保険もあります。

ペット保険の掛け持ちをする時には、掛け持ちした時の「保険金額」「補償割合」「掛け持ち可能なペット保険か」などをしっかり調べましょう。

ペット保険のかけ持ちについては下記の記事でもまとめていますのでぜひ参考にしてください。

ペットの手術にはどれくらいの費用がかかるの?

動物病院では、血液検査やレントゲン検査などの検査をするだけでもかなりの金額がかかります。

手術となると、手術費用だけでなく手術中の処置や検査などの費用がかかり、総額10万円を超えてしまうこともあります。

ヘルニアを治すための手術で100万円以上かかる動物病院もあるほどです。

ここでは、ペットの手術にはどれくらいの費用がかかるのかご紹介します。

【手術の請求理由と診療費】犬の場合

保険金請求が多い傷病ランキング(手術)
順位傷病名(参考)診療費
1位腫瘍90400円
2位歯周病97300円
3位骨折308700円
4位異物誤飲77760円
5位膝蓋骨脱臼254000円

引用:ペットの保険金が請求が多い傷病のランキング2020

手術の請求理由と診療費をアイペットで算出しているデータをみると、保険金請求が多い傷病ランキングには「腫瘍」「歯周病」「骨折」「異物誤飲」などが上位にランクインしています。
腫瘍は、発症部位やグレードなどにより手術の難易度や金額も異なります。悪性腫瘍の場合、転移が見つかり再度手術をしなければいけないというケースもあります。
歯周病は成犬の約七割が患っているという病気で、進行した場合は抜歯処置などを行うため、費用が高額になります。
骨折は、骨折した部位により難易度や金額が異なります。プレートなどを入れた場合、抜き取る処置も行うため、手術が二回になることもあります。
異物誤飲は特に子犬に多く再発率も高い傷病です。
腫瘍、歯周病はどちらかというと高齢期に多くみられる疾患です。さらに、骨折や異物誤飲は幼犬や成犬に多くみられることが多い傾向があります。
若いからといって手術をする機会が全くない、というわけではありません。子犬の頃から手術や入院に備えることが望ましいです。

【手術の請求理由と診療費】猫の場合

保険金請求が多い傷病ランキング(手術)

順位傷病名(参考)診療費
1位異物誤飲220800円
2位腫瘍90400円
3位歯周病97300円
4位尿石症127800円
5位骨折308700円

引用:ペットの保険金が請求が多い傷病のランキング2020

猫の場合は、保険請求が多い傷病には「異物誤飲」「腫瘍」「歯周病」「尿石症などが上位にランクインしています。

異物誤飲は、子猫に多くみられますが成猫でもみられることがあります。

難易度は飲み込んでしまった異物の種類により異なり、金額も異なります。再発率も高いため、手術を何度もしなければいけないケースもあります。

腫瘍は犬と同じで、発症部位やグレードにより難易度・金額が異なります。転移などにより場合再度手術が必要になることもあります。

歯周病は、進行具合により、抜歯の必要性や他の処置の有無が決まるため、手術金額が変わります。

尿石症は猫に多い疾患です。膀胱や尿管、腎臓などに結石が詰まってしまうと手術が必要となります。尿石症は再発率が高いので注意が必要です。

異物誤飲、尿石症は年齢が若くても発症することがあります。腫瘍、歯周病は高齢期によくみられる傷病です。

猫もいつ病気になるかわかりません。手術が必要になった時にも対応できるようにしておくことが大切です。

 

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手術をした時の治療費の合計はどれくらい?

手術をする時には、動物病院で入院することがほとんどです。

そのため、手術費用以外にも入院中の治療費がかかります。手術内容や退院までの入院期間、ペットの大きさなどにより治療費の合計は変わります。

3日程度の入院であれば、プラス3万円前後はかかることがあります。入院中の処置があまりなく、病状も改善されていっている場合はここまではかかりません。

しかし、ペットの病状があまり良くなく、ICUなどの施設で入院する場合これ以上かかることもあります。

動物病院では、飼い主さんの治療方針により、積極的な治療を行うか、いま出ている症状に対して治療を行うか、生活の質を上げるための治療を行うか、など相談することができます。治療費はこの方針によりだいぶ変わります。

基本的に治療費は動物病院が独自に設定している金額です。

そのため、動物病院によってかなり変動があります。人気の高い動物病院や都心で開院している場合では治療に関する金額は高めに設定されています。

ただ、治療に関しては、飼い主さんの方針を優先して処置を行いますので、治療費に関して、気になることがある場合は、動物病院で相談しましょう。

 

手術や入院に特化したペット保険が補償の適用となる傷病とは?

ペット保険はすべての傷病が対象となるわけではありません。そのため、保険に入っているからといって安心はできません。ここでは、手術や入院に特化したペット保険が補償となる傷病についてご紹介します。

 

補償の適用となる傷病

・補償開始後に発症した傷病

ペット保険は、基本的に補償開始後に発症した傷病に対して対象となります。

ペット保険に申込みをしても、補償開始となる日にちはこちらで指定することができません。ペット保険の補償開始期間は、支払い方法や申込み方法などにより異なります。

申込みをしてから補償開始となるまでの期間は、ペット保険会社により異なるため、保険加入する時に確認しましょう。

 

補償の適用外となる傷病

・補償期間前の傷病
・手術と連動していない入院※入院のみでも使用できるペット保険もある
・ワクチンなどで予防できる病気
・健康体に行う処置(避妊手術・去勢手術)
・妊娠や出産など

ペット保険は基本的に保険加入前からの傷病は対象となりません。そのため、先天性の心疾患・臍ヘルニア・膝蓋骨脱臼など産まれた時からみられる傷病は適用外となります。

ただ保険に加入してから発症した場合対象となるケースもあるため一概には言えません。

 

手術入院特化のペット保険は手術をしてそのまま入院している時に対応となりますが、入院のみの時でも使用できるペット保険もあります。

手術関係なく入院管理が必要になる病気も数多くあるため、ペット保険に加入する時には調べておくことがおすすめです。

他にも、ワクチンなどで予防できる病気健康体に行う処置(避妊手術・去勢手術)妊娠や出産対象外となります。

保険会社によっては「事前に予防していたけど発症したケース」を補償の対象としているペット保険も多いです。

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入院や手術のみに特化したペット保険を選ぶポイント

入院や手術のみに特化した保険の需要も高くなってきているため、いろんな保険会社で取り扱われています。ペット保険は、保険会社により保険料、補償内容も異なります。

ここでは、入院や手術のみに特化したペット保険を選ぶポイントをご紹介します。

 

比較ポイント①一日当たりの上限金額と年間の上限回数

ペット保険を選ぶ時には、一日当たりの上限金額と年間の上限回数を確認しましょう。病気の種類にもよりますが、一度の手術で10万円を超えてしまうこともあります。

そのため、一日当たりの上限金額が決まっている場合、その金額以上は自己負担となります。さらに、年間の上限回数が決まっている場合も、同様に上限回数以上の手術は自己負担となります。

それらの点を踏まえて、ペット保険を選ぶことがおすすめです。

 

ペット保険は上限までたくさん使ったほうがお得のように感じるかもしれませんが、上限近くまで保険を使用することで、次の更新ができなくなる可能性があります。

保険契約ができても、手術回数の多い病気は保険適用外になる可能性もあることは念頭に置いておきましょう。

 

比較ポイント②「かかりやすい病気」が補償されるか

一般的にペット保険では「予防目的の検査や健康診断」等は補償の対象外であり、他にも補償の対象外である項目がいくつかあります。

まずペット保険を選ぶ時には、かかりやすい病気が補償されているかどうか確かめましょう。

ペット保険に入ってから、かかりやすい病気が対象外だと知ってしまうと、保険料が無駄になってしまいます。

そのため、ペット保険を探す時に、補償内容について調べておくことがおすすめです。

 

特に小型犬やダックスフンドなどの胴長犬種は、「椎間板ヘルニア」「パテラ(膝蓋骨脱臼)」などが補償対象になっているか、確かめましょう。

椎間板ヘルニアやパテラ(膝蓋骨脱臼)は手術をするとかなりの金額になります。ペット保険に入っているのであれば、しっかり補償してもらうためにも事前のリサーチは忘れないようにしましょう。

 

ただ注意が必要なのが、補償期間前からパテラ(膝蓋骨脱臼)だったケースです。パテラ(膝蓋骨脱臼)は先天性のものである場合、保険の対象ににならないケースが多くあります。

 

犬の手術が必要になる可能性のあるかかりやすい傷病は、「歯周病」「子宮蓄膿症」「異物誤飲」「乳腺腫瘍」などです。

入院が多くなる傷病としては、「椎間板ヘルニア」「膵炎」「胃腸炎」などが多くみられます。特に歯周病は犬の約7割がなっていると言われるほど多い傷病です。

他にも、飼い主さんの過失による傷病は対象外というペット保険もあるため、異物誤飲に関しても確認しておくことをおすすめします。

猫の手術が必要になる可能性のあるかかりやすい傷病は「歯周病」「異物誤飲」「膀胱結石」「外傷」「子宮蓄膿症」などです。

入院理由としては「腎不全」「尿道閉塞」「糖尿病」「胃腸炎」などが多くみられます。

特に腎不全は猫に多い傷病ですが、先天性腎不全の場合は補償されません。愛猫の健康状態を把握しておきましょう。

 

比較ポイント③免責金額

免責金額とは、補償の対象となる診療費に対して、必ず自己負担となる最低金額のことです。

免責金額は保険会社により設定されており、すべてのペット保険で設定されているわけではありません。

例えば保険の補償割合70%、免責金額5,000円となっている場合、20,000円の診療費がかかったとします。その際の保険金の計算は下記のとおりです。

・免責金額が設定されている場合
(20000円ー5000円)×補償割合70%=10500円(受け取れる保険金)

・免責金額が設定されていない場合
20000円×補償割合70%=14000円(受け取れる保険金)

つまり免責金額が設定されている場合は受け取れる保険金に差が生じます。保険金請求回数が多くなるほど経済的負担が重くなります。

免責金額が設定されているペット保険は、診療費があまりかからなかった時に、保険料を請求できないことがあります。

しかし、免責金額を設定することにより保険料を抑えることもでき、メリットとデメリットがあります。

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入院・手術特化型ペット保険の保険会社ごとの比較!

入院・手術特化型のペット保険はいくつかありますが、たくさんの保険会社の中から一つのペット保険を選ぶのは大変ですよね。

ここでは、入院・手術特化型ペット保険の保険会社ごとの比較をしてみました。ペット保険を選ぶ時の参考にしてみてはいかがでしょうか。

※トイプードル0歳で算出

An社「手術・入院特化プラン」

 

I社(手術・入院特化プラン)

 

Ra社(手術・入院特化プラン)

 

Pr社(手術・入院特化プラン)

 

a社(ペットの保険)
保険料(月額)1,180円

(年払 12,850円)

1,140円

(年払 13,260円)

1,120円

(年払 12,360円)

1,720円

(年払 18,920円)

990円

(年払 10,760円)

補償割合70%補償90%補償90%補償100%補償50%補償
入院一日当たりの上限金額14,000円まで25,000円15,000円無制限(年間最大補償額50万円まで)
年間の上限日数20日手術を含む連続した入院も10日まで補償25日30日無制限(年間最大補償額50万円まで)
手術一日当たりの上限金額500,000円500,000円500,000円150,000円(がん手術200,000円)無制限(年間最大補償額50万円まで)
年間の上限金額2回手術を含む連続した入院も10日まで補償3回2回無制限(年間最大補償額50万円まで)
免責金額なし補償の対象となる額が30,000円未満の場合は保険金の支払いなしなし
年間最大補償額128万円100万円
212.5万円94万円50万円

 

同じ年齢でも保険会社により保険料、補償割合、年間の上限回数などは異なります。そのため、一つの保険会社から判断するのではなく、いくつかの保険会社を調べてみることが大切です。

どの保険会社も月払いより、年間でまとめて支払ったほうが総合的に安くすむため、一年続けて加入するのであれば、年払いがおすすめです。

ただ、途中解約する場合には月払いでの解約より手続きが多くなるため、考えて契約しましょう。

 

手術のみ補償する特化型とフルカバー型のペット保険を比較!

ペット保険の中には、手術のみ補償する特化型の保険もあります。手術のみに特化するため、保険料がさらに安く、高額な手術に対してしっかり対応してくれます。

フルカバー型のペット保険と比較すると、手術のみに特化したペット保険では保険料をかなり抑えることができます。

さらに、高額な手術に対してしっかり対応してくれるため、フルカバー型のペット保険に比べると、手術面ではしっかりカバーができます。

 

しかし、通院や入院などは補償の対象外となります。基本的に手術を行う時には、入院することがほとんどです。

入院中の処置などは対応にならないため、手術代はカバーできても、入院費用で高額になる可能性があります。

手術を行っても、短期間で退院できるのであれば、手術のみのペット保険でも費用は抑えられますが、長期の入院の場合には不向きです。

手術のみに特化したペット保険は、保険料をできるだけ安く、高額な手術をしっかり補償したい方におすすめな保険です。

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よくある質問

ペット保険では去勢や避妊手術も補償されますか

どのペット保険でも妊娠や出産、避妊に関する費用は補償の対象外です。さらに、去勢手術も対象外となります。基本的にペット保険は、予防や健康体に行う手術などは補償されません。他にも、ワクチン接種や狂犬病予防接種、フィラリア症駆虫薬なども対象ではありません。ただし、子宮蓄膿症などの病気により、避妊手術を行う場合は、補償されるケースがあります。加入しているペット保険に確認することがおすすめです。

手術・入院特化のペット保険に入る必要はある?

ペット保険に加入することは必須ではありません。しかし、ペット保険に入っておくことはかなりおすすめです。動物病院の診療費は5,000円~10,000円程度かかることが多くあります。手術や入院となると、数万円かかることも少なくありません。手術内容によっては10万円を超えてしまうこともあるため、ペット保険は加入しておくと安心です。ただ、費用を抑えた方は手術・入院特化のペット保険がおすすめです。

ペット保険比較表や記事を活用するのがおすすめ!

ペット保険比較アドバイザーでは、ペットに合った保険の選び方やペットの健康に関するお役立ち記事を公開しております。

記事と合わせて比較表も活用することで、ペットと飼い主様に合った保険を選ぶことができます。

また、保険会社のデメリット等も理解できるので、後悔しないペット保険選びができます。

ペット保険への加入を検討されている方はぜひご活用ください。

 

 

補足:先天性疾患が発症する前に!遅くとも7.8歳までには加入しよう

ペット保険は、加入する前に発症している先天性疾患や既に発症している病気や疾患は補償の対象外となります。

そのため、病気になってから保険に加入しようとしても、肝心のその病気の治療費は補償の対象外になってしまいます。

また、加入後に発見できた病気であっても先天性疾患を補償の対象外としているペット保険や、慢性疾患にかかると更新できない保険もあります。

また一般的にペット保険では8~12歳で新規加入年齢を設定していることがほとんどです。早いところでは7歳で新規加入を締め切るペット保険もあります。

「健康なうちに加入しないと意味がない」「また年齢制限に引っかからないから保険の選択肢が広がる」という意味で遅くとも7~8歳までにはペット保険の加入、少なくとも検討をすることをおすすめします。

補足ですが、アニコムやプリズムコールではシニア向けのペット保険商品もあります。

高齢・シニア向けのペット保険については下記の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。

 

【手術・入院特化型ペット保険】まとめ

今回、ペット保険比較アドバイザーでは

・手術・入院に手厚い、手術・入院特化型ペット保険について
・保険料を抑え高額な手術・入院費に備えたい方におすすめ
・特化型の中でも選び方のポイントについて
について解説してきました。
ペット保険は保険料が高いため、続けて契約することをやめてしまう方も多くいます。
手術や入院に特化したペット保険は、フルカバー型のペット保険に比べると保険料が安く手術や入院に関する補償が手厚くなります。
ただ、通院は補償されないため、保険料を抑えつつ高額な手術や入院費に備えたいと考えている方におすすめです。
特化型ペット保険にも、いくつか種類があります。選ぶ時には、一日の上限金額・上限回数、かかりやすい病気が対象になっているかどうかも調べておきましょう。
ペット保険比較アドバイザーではその他保険に関する記事も掲載しておりますので、ぜひご活用ください。